保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

船頭の通勤みち

2005-02-24 21:00:59 | シリーズ・保津川を下ろう!
前回に紹介した昔の船着場「下浜」の裏山沿いには
昔から保津の船頭衆が住む集落があります。

昔の船頭はこの裏山を下って、仕事場の着船場に
通っていたそうです。

この裏山には今も船頭達が通っていた細い路が
残っております。

地形が急な傾斜地になっていることから、曲がりくねった
階段状の坂道が続きます。
その中間地点に差し掛かると、路横に古い小さな祠が見えてきます。

この祠を保津の人達は「水神さま」と呼んでおります。

代々保津の船頭は、この路を通って出勤、家路にと
毎日往復する際、必ず「水神」さまに手を合わせて
いたそうです。

出勤の時は一日の運航の「安全」を祈願し、
帰り道には「安全運航できたことへの「感謝」の
気持ちで御参りしていたのです。

門構えも鳥居も何もない小さな祠しかない「水神」さまですが
保津の船頭の守り神として、強い精神的な支えなっていたのでしょう?

その路を歩いてみると、当時の船頭衆が棹を肩に
担げながら通勤する姿、その途中で「水神」さまに
手を合わし御参りする姿が目に浮かんできます。

代々先人の船頭さんの支えとなり、守られてきた「水神」さまには
はっちんの所属する第三支部が毎年、愛宕講の日(1月23日)の朝から
お供え物を持って御参りする慣わしになっており、当時の船頭の
思いを偲んでおります。

*写真の小さな祠が「水神」さまです。その横にある
 小さな路が昔の船頭が仕事に通う時、使っていた
 路です。現在は行き交う人の姿も稀となっている
 ようで、寂しい限りです。
 


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2 コメント

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さすがは原田さん! (はっちん)
2005-02-25 18:00:38
ん~ポラリスさんのコメントを読んで唸ってしまいました。「さすがは原田龍二!」本当に素晴らしい男です!だからはっちんや接した人全てが原田さんには強く引かれ、応援したくなるのですね。今の芸能界で原田さんクラスの名がある俳優さんで、この様な行動をとられる方がいるでしょうか?こんなに律儀で人の気持ちを汲み取れる俳優さんはおそらくいないのではないでしょうか。「ファンの方は自分の信じる味方」と言われるだけあって、心配りも見事です。有言実行の男こそ信用できる人間だとはっちんは思います。人との繋がりが最も大事な芸能界にあって原田さんは必ず日本を代表する役者さんになられると確信します。我々もこれからの原田さんの活躍を大いに期待しています。
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遅くなりましたが・・・ (ポラリス)
2005-02-25 13:18:08
はっちんさんの『中江藤樹』のDVDの感想を今日拝見したもので…大慌てで投稿しております。DVDをお勧めしたのも是非はっちんさんの感想がお聞きしたかったのでPCを開いて感激しました。さすがはっちんさん!『そうでしょ!そうなのよ!』とうなずきながら共感していました。あれほどの人格者を今まで知らなかった私は無知ですね。はっちんさんや龍二様のようにもっと本を読まなければ…と反省いたしました。時代劇の龍二様って、この人は時代を間違えて生まれてこられたのではないか…と思うほど、容姿も中身も古き良き時代の男!って感じなんですよね。昨日その思いをさらに強く感じた出来事が起こりました!実は、龍二様から筆ペンで書かれたらしい達筆な直筆のお手紙が届いたのです。はっちんさん覚えてますか?ポラリスがダメもとでバレンタインに送った自家製のお米のことを…なんとそのお礼状でした。なんて律儀な方…決してササニシキ等の高価な物でもないのに、むしろ迷惑だったかもしれないと少し心配していたので、手紙を読んで思わず泣いちゃいました。そんな龍二様だからこそ、人の心を打つ芝居ができるのだと改めて感じました。龍二様のファンで良かった♪感謝!

PS.風邪が流行っています。実はここ何日間ポラリスもダウンしておりました。はっちんさんもくれぐれもお体を大切に…毎回龍二様のことばかりの投稿ですいません。
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