保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

節分に今年も‘幸多かれ’と食べる???

2009-02-03 23:58:08 | 船頭
今日は「節分」です。

家の窓から「豆」をまき、悪事退散!を叫ぶ。

まあ、それもいいですがやっぱり美味しいものですね。

最近の「節分」といえば「恵方巻き」です。

今年の吉方位を向き、私語を慎み、巻き寿司に包丁を入れず
丸かじりすれば‘鬼さん’は退散するそうです。

こちらが美味しい思いをして魔除けになるなら、こんな
いい話に乗らない手はない。たとえ「〇〇屋」の陰謀でも。

それに鬼さんも豆を当てられて痛い思いをせずに済む訳だし、
お互いにとっても好都合といったかどうか?は知りません
が「恵方巻き」はすっかり日本全国に浸透したみたいです。

そして我が家もしっかり便乗しています。
我が家の「恵方巻き」は京懐石・門製です。

新鮮な海の幸満載の海鮮まきには、マグロにいくら、
えびにカズノコまで入っています。

美味しい巻き寿司に舌鼓をうち、我が家も今年
一年、幸せに暮らせますように…祈り…祈り…

あっ、あまりにも巻き寿司が美味しいかったので、
ぺちゃくちゃと喋ってしまった!
しかも包丁も入れたし・・・
やっぱり「豆」をまくしかなさそうです・・・

NHK「プロフェッショナル」に「森の救世主」が出演。

2009-02-02 13:43:46 | 船頭
明日放送される「NHKプロフェショッナル仕事の流儀」
に日吉町森林組合の湯浅勲さんが紹介されます。

湯浅さんは京都市の北西に位置する京都府南丹市日吉町という
桂川(保津川上流)が流れる人口6千人の小さな町で
地元森林組合の理事をされている方で、かって荒れ放題で
あった広大な人工林の再生に成功したのを皮切りに、
崩壊が進む全国の森林再生にいのちを賭ける
「森の救世主」です。

今、森林崩壊が進み深刻な事態にある日本の林業。

不可能に近いと林業関係者があきらめていた「森林の再生」を
約7割という大規模なかたちで成功させた湯浅さんの手法は、
同じ悩みを抱える全国の森林関係者に大きな希望を与えました。

今、湯浅さんの下には 全国の森林関係者がその成功の秘訣や
手法を学ぼうと連日、視察に訪れると聞きます。

番組ではサラリーマンを退職し、20年前に生まれ故郷の
日吉町に帰り森林組合に就職してからの地元森林再生への
苦悩と闘い、また熱い思いと関わりを通して気づいたこと
などを描きながら、全国の森林再生に奮闘する湯浅さんの
姿を追うとのことです。

湯浅さんとは3年前、地元京都新聞が企画した座談会
「桂川とともに」でご一緒した縁で知遇を得、その後
「日吉ダム・天若湖アートプロジェクト2007」で
企画した「桂川いかだ復元イベント」の際には筏に
使用するスギ丸太を提供して下さいました。

その座談会には、私も関係する「NPOプロジェクト保津川」の
代表・坂本信夫京都学園大教授や桂川に生息する
希少淡水魚「アユモドキ」の保全に活躍する
「NPO亀岡人と自然のネットワーク」の増田浩氏
も出席され「桂川の豊かな自然を地域の未来へ」
生かす取り組み方について話し合いました。

この時、話し合われた流れが今、大きな渦となり、
桂川や流域の山々を中心に地元丹波地域のまちつくり
に影響をあたえる活動に発展したことは
誠に喜ばしい限りです。

是非、明日の「プロフェショナル~仕事の流儀~」
ご覧下さい。

☆「プロフェショナル~仕事の流儀~」
「森に生き、森に教わる」森林再生 湯浅勲。
放送日時:NHK総合 3日(火)22:00~22:45

保津川遊船の第39回定期総会が開催。

2009-02-01 21:41:57 | 船頭
本日1日(日)、保津川遊船企業組合の定期総会が開かれました。
 
今年で第39回を数える定期総会は、会社法人でいうところの
株主総会にあたり、年に一度、事業主である船頭組合員全員が
出席して事業運営等について話し合われるものです。

組合事務所である乗船所待合室を使用し午前9時から
開かれた総会には、亀岡市長や地元選出の京都府会議員ら
来賓の方々をお招きし、盛大に執り行われます。
総会で提出審議される項目は前年度の事業報告並びに
決算報告等9議案。

各議案について組合理事者から一通りの報告・説明が
なされた後、理事者側への質疑応答へと移ります。

組合員から出された質問や提案については、
各担当の理事者が返答する形で会議は進行します。

各エネルギー費高騰やサブプライム問題に端を派した
「世界同時不況」など昨年度後半は不安定な経済情勢
の中でしたが、何とか前年度比で103%増という
順調な営業実績を残すことができました。
また、政府の観光政策強化の影響なのか、
海外旅行者も112%増という伸びを示すなど
何とか「日本一の川下り」の面目を保つことができました。

これもひとえに保津川下りに魅力を感じ、お越し頂いた
お客様方並びに旅行会社等の皆様のお蔭と心より
感謝する次第であります。

しかしながら今後、激しさを増す厳しい世界的な経済不況
に加え、少子化による修学旅行者の減少など観光業を
取り巻く環境もけして楽観視は許されず、手放しで
喜んでばかりはいられない状況だと強い危機感を
感じてもいます。

この不況下にあって観光産業のがんばりが地域はもちろん
のこと国の経済まで押し上げる原動力となるよう、我々も
自覚を持ち、更なる技術とサービスの向上を図り、
魅力ある観光施設を目指していく所存です。

皆様の変わらぬご愛顧をよろしくお願い申し上げます。