草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

谷垣総裁は敵味方を峻別しリアリストであった原敬に学ぶべきだ!

2012年08月04日 | 政局

 今の日本の政治は最悪ではないか。圧倒的多数の国民に見放された民主党政権が、自己保身に血眼になっており、全てが先送りされている。だらしないのは、野党第一党の自民党である。消費税増税法案に手を貸す羽目になり、にっちもさっちもいかなくなっているからだ。真っ向勝負をしていれば、もっと早い段階で解散・総選挙に追い込めたのに、総裁である谷垣禎一の責任は重大だ。権力に与りたい自民党の長老らの意見など、無視すればいいのである。まずは国民の声を聞くべきなのである。「民主党は嘘吐きの始まり」という言葉は、日本国民誰もが知っている。そんな政党といくら合意をしても、相手が約束を守るはずがない。法案の採決をめぐって裏切られたのだから、全てご破算にすべきだろう。岡義武の『近代日本の政治家』によれば、原敬について、徳富蘇峰は「君は理想家でなく現実家であった。君には過去もなく将来もなく只現在のみであった。世界の公人中、恐らく君の如く今日主義に徹底したものはあるまい。君には過去の煩悶もなく、将来の取越苦労もなかった。唯当面の問題をさらさら解決して行けば、それで沢山であった。而してそれが亦非常に鮮やかな手腕にて解決された」と語った。さらに、原の行動を規定した原理原則は、敵味方をハッキリと区別することであったという。あまりにも谷垣はお人好しで、三党合意に未練があるのではないか。政治家として問題なのは、国民のために何ができるかだ。民主党政権を倒すために「只現在のみ」に集中すべきだろう。リアリストでなければ、政治は動かないわけだから。


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