草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

物を書くのは手すさびでしかない

2024年07月19日 | 健康
 何もしたくない日がある。それでも物を書くのをやめないのは、それしかすることがないからだ。手すさび以外の何物でもない。能力があるなしなどどうでもよくて、それが僕の生きることの全てなのである。何もしないでいられる身分であれば、かえって心が折れてしまっているはずだ。
 毎朝起きるのが辛いのは、交通事故の後遺症である。重い左足がなおさら棒のように感じる。あまり痛いときは痛み止めを飲むが、ロキソニンよりはカロナールが効くような気がする。
 それでもパソコンの前に腰を下ろすと、痛みすら忘れてひたすらキーボードを叩く。それで何もかもが吹っ切れるのだ。他人から見てつまらない文章であっても、それはどうでもいいことだ。書かずにおれない自分を素直に表現したいだけであり、それが意味もない駄文といわれても、僕が傷つくことなどない。
 古希を過ぎており、あと何年できるかは分からない。しかし、僕という人間は書くことで悪戦苦闘し、その上で自分なりの立ち位置を確認している。残された命が燃焼し尽くすまで、日々書き続けるしかないのである。
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