創作日記&作品集

作品集は左のブックマークから入って下さい。日記には小説、俳句、映画、舞台、読書、など…。そして、枕草子。

劔岳 点の記・木村大作監督

2010-02-20 15:53:06 | 映画・舞台
素晴らしいの一言。自然の映像が美しい。CGになれた目には新鮮だ。香川照之が演じる寡黙な山男が特にいい。風景とよく解け合っている。久しぶりに素晴らしい映画を観た。映画館で観るべきだった。新田 次郎原作。名前は知っているが本は読んでいない。

ミッション・トゥ・マーズ

2010-02-10 19:52:00 | 映画・舞台
DISCASで借りました。私には面白かったし美しかった。2001年宇宙の旅、未知との遭遇、そして、ミッション・トゥ・マーズ。宇宙SFのベスト3だと思います。未見の方は是非。最初の10分ほどは退屈だけれど、それを過ぎれば引き込まれます。

「石内尋常高等小学校 花は散れども」新藤兼人監督

2009-07-01 15:10:57 | 映画・舞台
九十五才の監督の最新作です。大正末期の熱血先生と生徒の交流。淡い恋心、運動会、修学旅行などが美しい風景とともに描かれる。そして一気に話は三十年後に飛ぶ。定年を迎えた熱血先生のお祝いが開かれる。そこで語られる教え子の戦争体験が痛々しく生々しい。ほとんどが戦争を知らない人々になってしまった現代、この悲惨さを忘れてはいけない。後半は監督の自伝的なストーリーだと思う。九十五才でも映画を撮り続ける新藤兼人監督に心から敬意を表します。映画は多くの人の協力があって出来るもの。このような秀作を撮り得た日本に誇りを感じます。

映画「赤目四十八瀧心中未遂」

2008-11-21 10:19:34 | 映画・舞台

なぜか次の展開が気になる作品。2時間30分の長さも気にならなかった。主人公の生島と綾(綾の兄も)が描けていて、周りは変わった人達という感じだ(奇抜な行為だけで人物の背景が描けていない)。黒澤明の「七人の侍」、「とですかでん」は実に登場人物の背景がよく描けていた。原作は読んでいないが車谷さんの世界観はよくでていると思う。赤目四十八瀧も美しい。近鉄八木駅で別れる。三七年間ここから仕事場に通った駅だ。とにかく、ここ数年の邦画でトップクラスの作品である事は間違いない。

崖の上のポニョ

2008-09-14 20:05:44 | 映画・舞台
夏休みも終わったウィークディに観てきました。妻「崖の上のポニョ60才以上二人」。私「アホ、シニアと言わんかい」。妻「そんなん急に出てこうへんやん」。前にも書いたが、この映画館は60才以上を証明するものがいらない。この心遣いがとても嬉しい。生ビールを買ってGO。鞄の中には糖質0のビールを一本。映画館の中は5人。感想は、宮崎監督の世界観が、強く出た作品だと思った。子供に分かるかなあ。昨日、孫が来た。 「崖の上のポニョ」 の絵本を買って待っていた。ダブルブッキング。孫たちの感想に驚いた。目を輝かせて、「崖の上のポニョ」を語るのだ。5才の姉と4才の弟。難解だと思う「フジモト」もきっちりと理解している。おじいちゃんは啞然。これは子供に分かる映画なのだ。何とか賞を取れなかったの当たり前。メッセージはきっちりと子供に届いていますよ宮崎監督。次作を孫と一緒に楽しみにしています。次は一緒に観たいなあ。

映画「ショート・カッツ」とレイモンド・カーヴァー

2008-07-02 15:18:50 | 映画・舞台
映画「ショート・カッツ」を観た。三時間余の大作である。レイモンド・カーヴァーの9つの短編と1つの詩を元にしているが、小説や詩とは全く別の作品である。小説のピースを組み合わせて、全く違った絵を作ったように。この部分はあの小説と思い出しながら観た。映画を観た人はレイモンド・カーヴァーの小説を是非読んでもらいたい。レイモンド・カーヴァーが亡くなってもう20年になるんだなあ。小説(夜になると鮭は・ささやかだけど、役にたつこと・僕が電話をかけている場所)は村上春樹氏の訳で、詩(水の出会うところは)黒田絵美子氏の訳で読んだ。早速本棚から引っ張り出してきたが、うっすらとほこりがたまっている。ごめんね。また、読み返すよ。

「土俵祭」丸根賛太郎監督

2008-05-16 15:35:17 | 映画・舞台
片岡知恵蔵主役。撮影に宮川一夫。黒澤明が脚本を書いている。1944年、戦時下の映画です。私はまだ生まれていない。単純なストーリーが心地よい。朝青龍に見せてあげたい。子供の頃、映画館で片岡知恵蔵の七つの顔を持つ男を観たなあ。パトカーが駆けつけるクライマックスで観客から拍手が起こるんですよ。体ごと映画を楽しんでいたあの頃が懐かしい。TSUTAYA DISCAS で借りました。

TOKKO(特攻)リサ・モリモト監督作品

2008-04-25 10:32:53 | 映画・舞台
TOKKO(特攻)を観た。日系二世アメリカ人のリサ・モリモト監督の長編ドキュメンタリーである。とても悲しい物語だ。私達に出来ることは、一人として特攻を出さないこと。是非、若い世代に観てもらいたい。

ミッドナイトステージ館 遊園地再生事業団「ニュータウン入口」

2008-01-30 10:47:57 | 映画・舞台
BS2 2008/01/25 00:05 / end 02:30
インタビューで作者は「作品の終わりを考えたことがない」と言っていた。例えば「ニュータウン入口」という始まりがある。そこに登場人物を配置して、シークエンスを創っていくということだろうか?私には、「ニュータウン入口」が始まりでもあり、終わりでもあるという気がする。それが感想だ。