普段滅多に観ないテレビドラマですが、昨日、ビデオにとっておいて今、観ました。このシリーズは初めて観たのですが、○○サスペンスとかとはひと味もふた味も違う。「麻薬」というキーワードもしっかり効いている。善悪で割り切れないところが人間としての不可思議な所なんだろう。葉月里緒奈の存在感が素晴らしい。「写楽」「パラサイトイブ」、「スパイ・ゾルゲ」と観ているがあまり印象がなかった。今回は希薄な表情から、すーと抜け出るようなところがいい。平凡な女性がはっとする存在感を浮かび上がらせる。それは悲しみであり、すがりたい愛であり、女という性の孤独であると思います。