創作日記&作品集

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青春18きっぷの旅 有馬温泉③ 突然、警官が…

2007-03-29 18:38:54 | 旅行
鶴橋で落とし物をしたと改札で言えば、駅長室へ行くように言われた。駅長室で、僕「青春18きっぷを落としました。こんなやつ」。指できっぷの形をまねる。駅員「ああ、細長いやつですね」。彼も指できっぷの形をまねる。
僕「9時20分八木発、一番後ろの車両です」。
駅員「終点で車掌が全車両点検するんですがね。届いていないですね。上本町で折り返しの急行になって10時48分に八木に着きます。その時にもう一度みてもらいましょう」。
電話をかけて、駅長室に戻ったら、突然警官が3人飛び込んできた。。続いてまた3人。特急内で迷惑行為があった。被害者の女性は届けないと言った。駅側は、二度とやらないという誓約書を書かせた。難波まで駅員が同行した。その途上でまたやった。どうやら未遂に終わったらしいけど。それで警察の登場となった。やれ、やれ。奥の方に犯人がいるのかしら。警官の間から、駅員が僕に言った。「ないですね。コンピューターに入力しますので、また、問い合わせて下さい。僕「ありがとうございました」。野次馬根性で続きを聞きたかったが、外へ出た。多分、青春18きっぷは拾われたのだろう。一回しか使っていない、青春18きっぷ。でも、拾ったきっぷで行く旅はつまらないと思う。桜宮の駅でおじいちゃんが倒れた。駅員が駆けつける。車窓の風景は一瞬にして消える。大阪駅で、店員と客がもめている。色々なことが起こっているんだなあ。とにかく有馬温泉へ行こう。定年になって最初の望みは温泉と回っていない寿司。(この項終わり)