観ている途中です。戦争犯罪者というものが存在するのか。戦争は犯罪なのか。アメリカの原爆投下は犯罪ではないのか。落とした人間、それを命令した人間は裁かれないのか。被告の弁護人ブレイクニー（アメリカ人）が追及する。その裁判記録は抹消される。だが、フィルムは語っている。迫力満点のドキュメンタリー。277分。4時間を超える。こんな映画が創れたのだ。裁判を通して、日本が通ってきた、通らずをえなかった軌跡が語られる。東条英機の頭を後ろからポンと叩いた被告人がいた。それに東条英機は思わず笑ってしまう。にじみ出る人間性。小林正樹監督が全てをかけたメッセージがダイレクトに届く。今こそ、必見のドキュメンタリー。音楽も素晴らしい。一人でも多くの人に観てもらいたい。一人でも多くの人に感想を聞きたい。