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枕草子解読上・中・下からダウンロードしてお読み下さい。
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―枕草子を現代語訳しながらいろいろ考えたことです―
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二段の「ころ」に「七日。雪(ゆき)間(ま)の若菜摘み」とあります。七日=七草の節供。
「雪(ゆき)間(ま)」にはいろいろの解釈があります。①雪のやんだ間。②(春になって)雪の消えたところ。③積雪の中。旧暦一月七日は今の二月中頃にあたります。どれも不自然ではありません。だから現代語訳も三つあります。こういう例が「枕草子」には沢山あります。訳者の大きな悩みです。解決法は原文を精読することに尽きると思います。私は、雪(ゆき)間(ま)=①+②+③だと思っています。でも、話の中心は雪の白と若菜の青の鮮明な対比です。冬と春の対比とも言えます。