将棋棋士とコンピュータの対局 2016-07-11 14:43:43 | エッセイ コンピュータがプロの将棋棋士に勝ったと話題になっている。 だが、それは本当だろうか。コンピュータに過去の棋譜を画像としてどんどん読み込ませて、膨大なデータとしているらしい。 棋士が戦っている相手はデータ=人間と言うことになる。将棋の勝ち負けはあまり意味がないのではないか。 もしコンピュータが負けたら、それはバグかデータ不足である。 バグは修正すれば、データは加えれば、無制限にコンピュータは強くなる。 そして誰も勝てなくなる(その頃にはプログラマーも興味を失っているだろうが)。 そんなことは羽生さんは百も承知のはずである。それでも、羽生さんがコンピュータと対局するのは、コンピュータというモンスターを自分の目で確かめたいからだと思う。
電話 2016-07-11 10:01:30 | エッセイ ☎ 拙著「『枕草子』読み語り」を送らせていただいた4人の方から電話をいただいた。 三人はネットの交流だけで顔も知らないし、声も聞いたことがない。 あと一人は、随分長い間ご無沙汰していたかっての上司だった。 電話の声は、普段メールになれた私には新鮮だった。 電話はメールに比べて人間くさい。 その人の表情まで想像できる。 三人の方とは声で初対面と言ってもよい感じがした。とても楽しかった。 また、上司との会話は懐かしさに溢れたものだった。 実は私は電話恐怖症の気がある。だから、家にいても妻がいると滅多に電話に出ない。 連絡が必要な時は、メールを好んで使った。相手も急いで受話器を取る必要がない。文章も推敲できる。 だが、今回久しぶりに電話で話すと、とても新鮮で楽しかった。 電話をかけてみよう。ただ、かける相手がいないのは残念。