創作日記&作品集

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『あひる』・今村夏子著

2017-03-25 14:57:52 | 読書
『こちらあみ子』と同じでとても読みやすい。
1時間ほどで2回読めました。
『こちらあみ子』と同じで、「こちら」と「あちら」の話として読みました。
「こちら」には家族。
「あちら」にはのりたま(あひる)がきっかけでやって来るようになった子供たち。
最後の方を要約します。
アンダーラインは私なりのキーワードです。
同じ誕生日の男の子と女の子の誕生日会をすることになった。
両親は、嬉嬉としてその準備をするが、予定していた子供は誰もやってこなかった。
その日の真夜中に男の子がやってくる。
「ぼくこの家忘れ物しちゃいました」
両親は名前を思い出せない。
「うちによく来てる子よね」
「で、忘れ物ってなんだい。こんな時間に」
カギを忘れちゃって」
カギは出てこなかった。
男の子は、誕生日会用に準備したカレーやケーキをたらふく食べて帰って行く。
彼は何者
そして三代目ののりたまは死ぬ。
こうして抜粋してみると、色々なものが隠れているのに気づきます。