一回読んでも何が書いてあるかようわからんかった。
二回目は意外とすらすら読めた。
これ男には絶対わからへん小説やと思う。
特に卵(らん)は何にもわからへん。
ひと月に一回の生理も想像でけへん。
せやけど、それが妊娠→出産と続くとなると、うーんと考え込んでしまう。
乳もようあんな重たいもんくっつけて大変やなあと思う程度や。
男と女はちがうと思い知らされた。
せやけど年とって卵も精子もなくなったら同じか……。
いや、ちゃうなあ。
人間って何なんや。
なんぼ年いっても分からへん。
今日七十一才の誕生日。