

『法華経を生きる』以外は最近の著作である。
旺盛な創作である。
『救急病院』は様々な医療ケースと医療スタッフの関わりをオムニバスに描いている。
中心にあるテーマは『死』である。
風景や季節の描写を省き、比喩も極端に少ない文体は小気味がよくリズミカルである。

容貌も省略している。
心理描写も殆どない。比喩もあったけ。


何が石原さんを創作に駆り立てているのだろう。
作家の性(さが)みたいなもんだろうか。
書いたものが出版されるのはやはりネームバリューだろう。

私も小説を書き始めたが、すぐに辻褄が合わなくなってしまう。
だが、認知症の予防になると思って書いている。
