ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2024.11.28 エスワン1クール2日目のこと 胃カメラ結果、探し物が見つかり安堵して断捨離読書会出席

2024-11-28 23:16:40 | 日記

 昨夜はブログアップの後、初発の手術を受けた病院に緩和ケア病棟があることから、IDカードを探したのだが、IDカードホルダーが見つからない。使ったばかりのお薬手帳と病院関係のIDカード診察券一式が入っている。もうかれこれ15年近く使っている代物だ。
 慌てて探したけれど、どうにも見つからない。帰宅後、今日のクリニックのIDカードをお財布に入れて、お薬手帳のカバーを新しいものに替えたのは間違いないから、どこかに落としてきたわけでもない。いつも置く場所は決めているのに、今日に限ってそこに入っていない。それから夫も巻き込んで家探ししたけれど、とうとう出てこなかった。がっくり。

 入浴してベッドに入れたのは1時を廻り、それからもなかなか止まらない咳で寝付けない。コデインが効いてきて咳が少し収まるも、今度は自分の喘鳴の音が煩くて寝られない。2時半迄しっかり覚えている。

 今日は、先月受けた胃カメラの結果説明が朝一番で入っているので、寝坊していられない。緊張しているのかいつも通りのアラームが鳴る1時間前に咳で目が覚めた。その後はもう眠れなかった。
 ノロノロ起きて朝食の支度をしようというタイミングで夫が起きてきて代わってくれたので、洗濯機を廻す。
 朝食を摂り、食後、2回目のエスワンを飲む。便秘もやむなし、と観念して昨日の昼からは食後3度3度にコデインも飲んでいる。それでも全く咳が止まっているかといえばそんなことはなく、若干鎮まるかなといった程度。

 身支度をして家を出る。予約の5分前にクリニックに到着する。受付を済ませ、待合で待つこと5分ほど、すぐに呼んで頂けた。担当のY医師から「記録表を渡されり、「悪いものは出ませんでしたが、これから画像を視ながらご説明します」との話がある。
 診断名で「表層性胃炎、胃びらん、胃底腺ポリープ」とあった。一昨年は最初の表層性胃炎はなかったが、ごく軽いものなので心配はないとのこと。2つは去年と同じだ。お礼を言って、「ではまた2年後に・・・」と言った後、はて、2年後、また受けることが出来ているのかどうか、そもそも生きているのかどうか、と苦笑いしてしまった。

 お支払いはなく、IDカードを返して頂いてクリニックを後にし、その足で郵便局に振込に向かった。その帰りに夫とドラッグストアで合流し、赤青ヨーグルト等を買い出しして帰宅した。
 いいお天気だ。気温もまずまずの暖かさ。青空に銀杏やナンキンハゼの紅葉が美しく映える。例年11月初めには葉が散ってしまうのに、今年は暖かかったせいかまだ十分楽しめる。風が強く吹かなければ、であるが。
 
 帰宅後、ちょっと疲れてしまい、ホルダーの捜索を続ける元気が出ない。眠くてたまらない。3時間睡眠だから当然だ。ちょっとだけウトウトしようと思ったら、ソファで1時間以上たっぷり眠ってしまった。

 起きたらお昼をとうに過ぎていた。夫がインスタントのお吸い物で簡単お雑煮を作ってくれたので有難く頂く。ベランダ干ししたのが早かったのとお天気が良かったので、洗濯物も良く乾いていた。畳んで仕舞う。

 気を取り直して捜索再開である。断捨離をしたことで、モノを捜索するということがめっきり減り、良かった良かった、と思っていたのに、こういう不毛な時間の勿体ないことといったら、ない。上っ面だけ探してもダメなので、もう一度後ろの棚を一つ一つ全部出して確認する。
 これだけ探してないのでは、と夫に至っては、若しや自分が捨ててしまったかとゴミ箱まであさってくれたが見つからず。本当に神隠し、雲隠れである。まぁ、入っているのは、新しいまだ何の情報も貼り付けられていないお薬手帳と、病院やクリニックの診察券類だから、銀行のカードやクレジットカードというよりはよほどタチの良いものではあったが、何分気持ち悪い。

 果たして、普段仕舞っている手提げの隣に置いてある手提げに入っている、クリアファイルに紛れ込んでいた。昨日も見た筈だったのに・・・。いずれにせよ見つかって安堵したが、肝心の初発の病院のIDカードはそこには入っていなかった。
 断捨離でもう使わないと処分したのかどうか。それでもとんでもなく古い受診予約票が挟まっていてIDナンバーが判ったから、必要ならカードも再発行してもらえるだろう。

 怪我の功名、棚卸のおかげで書類の断捨離も少しばかり出来たが、がっくり疲れてしまった。自分の記憶力に本当に自信がなくなってきた。

 夫は息子夫婦と夕食を摂るために夕方前に出かけて行った。私は咳込みが酷いので、家でゴロゴロしていることにしてパス。当初は仕事帰りの息子から出張土産を受け取りに行くという話だったのだが、せっかくだから夕食を一緒にしてきたら、と言ったら、お嫁ちゃんも来たいということになった次第。

 3人で無事食事が始まった写真をLINEで確認し、私はダラダラと撮り溜めたドラマを視ながらレンチンパスタとカップスープ、フルーツゼリーの夕食を摂った。食後は3回目のエスワン。

 食後は母にMeet通話。相変わらずちょっと話すと咳き込むので、母に喋らせて私は聞き役。昨日のWさんサロンへの往復がVIP対応で嬉しかったし、安心出来たようで、今日も嬉しそうにその話をしていた。今日はデイサービスに行き、既に夕食も済ませ、私は大丈夫、とのことだった。

 その後、断捨離読書会。「俯瞰力」の10回目。14名の参加者のうちトレーナーさんが3人と講習生が1人。今夜は草津からの講演会帰りホヤホヤのMトレーナーが司会進行をされた。 
 トレーナー自己紹介の後、3人の方が立候補して指定された範囲を読んでくださった。今日も間断なくゴホゴホの私は聞き役に徹する。その後、いつものようにブレイクアウトルームに別れて今日読んだ内容の感想のシェアを行った。

 今日はルーム4に。講習生のMさんともう一人のMさんと3人。お二人は顔なじみのご様子で、Mさんが何点か気づいたことを述べられた。ヨガのヤマ、ニヤマ等の話題も出てきて、大事な部分だ。15分+カウントダウン30秒だったが、私の探し物の話からドラマの話まで話題は広がり、あっという間だった。
 その後メインルームに戻り、Iトレーナーのルームで出た話題のシェアをしてタイムアップ。また来週、である。

 お風呂を洗ったり、お花の水を替えたりしていると夫が帰宅した。お嫁ちゃんから「少しでも元気が出ますように、とビタミンカラーにしてみました」とメッセージが添えられた花束が夫に託されていた。
 早速花瓶に活けて写真を撮り、お礼とともに家族LINEに送った。2人とも仲良く、元気そうで何よりだ。

 ということで、今日は早起きしてクリニックから郵便局、ドラッグストアと朝のうちに3つの用事を済ませ、お昼寝の後、昨夜からの探し物を漸く見つけ、夜は一人時間を過ごしつつ断捨離読書会という一日になった。
 エスワンのせいか、昼前は何となくお腹がモタモタするような気持ち悪さがあったが、食欲はあり、問題なし。コデインを増やしたけれど、お通じも普通にある。これは逆にコデインを飲んでいなかったら下痢になったのかもしれない。まだ3回(6錠)飲んだだけで目立った不調はないけれど、これで奏功して咳と息苦しさが収まってくれれば有難いことだ。

 明日は体調と相談しながらヨガスタジオに行ければいいな、と思っている。

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2024.11.27 腫瘍内科診察後、ポートフラッシュ、薬剤説明 夕食後エスワンスタート 最期まで私らしく?

2024-11-27 23:15:40 | 治療日記
 
 昨夜はブログアップ後、早々に消灯したが、さすがに早過ぎたのか寝付く迄に1時間以上かかった。しかも夫と息子が家族LINEで延々お喋りしているので、その通知音が気になること。もう、2人でやってください・・・。

 就寝したのが早かったので、コデインを飲んだ時間も普段より2時間ほど早かった。夜中3時半にお手洗いに目が覚めた段階ですっかり薬が切れた感じで、咳込みが止まらなくなった。結局、涙目のまま2時間ほど眠れず、ちょっとトロリとしたかと思ったらスマホアラームが鳴ってしまった。それでも4時間ちょっとは眠れたのか。
 夫は休務日なので、おはようLINEを打つのは出かける前にして、ニュースを見ながら身支度を済ませ、階下のレストランへ降りた。今日もちょっとずつ色々和洋折衷のおかずを頂き、ポタージュスープ、黒酢ドリンク、珈琲と水分もちょっとずつ色々。新聞を頂いて部屋に戻った。

 昨日検査は終わっているし、ホテルまでドアツードアで数分。朝ドラを視て、荷物整理を済ませ、ゆるゆると出発だ。チェックアウトして手荷物を預け、病院へ向かう。アスファルトの道路はびっしょり濡れているが、日が差している。昨夕は雨傘だった晴雨兼用傘は、今朝は日傘になった。今日は20℃を超え、10月並みの暖かさになるとの予報。帰りはコートが邪魔になるかもしれない。
 
 予約時間の10分ほど前に病院に到着した。受付のIDカード機には若干列が出来ていたが、それほど待たずに腫瘍内科受付へ移動出来た。待合椅子はまあまあの混み具合で、ソファ席に陣取った。
 態勢を整えてから血圧測定。109-70、脈拍が91。血圧測定を終えたら、読書再開だ。今日のお供は昨日の続き「ここに物語が」。頁を開いて短いエッセイを読むだけでふっと気持ちが静かになっていく。

 今日はトップバッターではなかった。予約時間から10分ほど経って電子掲示板の中廊下へどうぞ、に自分の番号が出た。待ちながらも咳が断続的に出てしまう。エコバッグに入れたコート等荷物をまとめてえっちらおっちら中廊下に移動する。冬になると荷物がどうしても増える。しかも今日は傘も持っている。
 20分ほど待って先生が扉を開けて出ていらして「〇〇様、お待たせしました。」と呼ばれる。

 「おはようございます。よろしくお願いします。」とご挨拶をして入室する。
 「体調はいかがでしたか。咳が大分苦しそうですが・・・」と訊かれ、「はい。咳や息苦しさが前回より増しています。掃除をしていて咳込みと息苦しさのダブルパンチで座り込んでしまったこともありました。朝方はまだしも夕方から夜にかけて酷くなります。ちょっと咳払いをしたり喋ったり、食事をしたりすると咳き込みのきっかけになるようです」と説明しながら、何度も咳込む。

 少し落ち着いたかと思って話し出すとまた咳き込む。とうとう止まらなくなり、涙目で酷く咳込み、口がきけなくなる。先生が見かねて背中をさすってくださる。嗚呼、先生にそんなことをさせるとは、かたじけない・・・。
 何とか落ち着いてきたところで、「ストレス軽減と体力温存のため、便秘は薬で調整するとしてコデインを我慢しないで飲んでください」と言われ「はい。」と応ずる。
 左の眼の前がチカチカすること、膀胱炎、頻尿のその後についても確認して頂く。咳と息切れ以外は食欲もあり、元気であるとお応えする。

 CTの結果、フェスゴとタモキシフェンの治療では病状進行を止めるには不十分なのが否めないということで今回から思い切ってエスワンに治療変更することについてもう一度確認がある。
 PCには昨日と前回、前々回のレントゲンの画像が3枚並んでいる。「レントゲン画像上では急に増悪しているというわけではない。CTで視た範囲内の増悪。ただ肺の真ん中に腫瘍があるので、刺激が出やすく咳が出ていると考えている」とのこと。

 新しい薬に変更することで、身長体重の確認。前回の47キロから4キロ減の43キロだが、体表面積的には薬の量は変わらない模様。前回、相談センターでソーシャルワーカーのMさんに、そして昨日は看護師のOさんにしっかり面談をして頂いたこともご報告する。既に先生にも情報が入っていた。
 通院出来る体力があるうちに、その後も安心して暮らせる環境づくりを整えておいた方が良いとのことで、訪問診療等の話が出る。そのためには前提として抗がん剤治療はしないことになる。新しく始めるエスワンが効いてくれることを望むが、もし効果が望めないようであればあまり長く引っ張らず、抗がん剤治療にしがみつかない、ということについては十分理解している。

 介護保険認定申請には時間がかかるので、実際に体調が待ったなしになる前に申請だけはしておいた方が良い、もう手続きを始めてOKとのこと。主治医意見書について対応して頂けるそうだ。

 採血結果も夫々説明してくださり、プリントアウトも頂く。概ね問題はないようだが、マーカーCA15-3は前回より2割増だった。

 エスワンは、一般には28日内服14日休薬だが、3週間に1度の通院ペースを崩さないために14日内服して7日休薬のペースでいきたいとのこと。次回も前日採血・レントゲンが入り、翌日診察で年内最後になる。
 診察の後、中廊下でポートフラッシュ、薬剤師による説明があるので待っているように、とのことで診察終了。
 体温は6度6分、SpO2は95%、脈は81。薬の処方は今まで通りミヤBM、タリージェ、コデインにエスワン2週間分。ホルモン剤タモキシフェンは抗がん剤エスワンを始めるため、終了。それ以外、特に不足がないのでこの4種類のみ。お礼を言って診察室を出た。今日も30分近く診察室にいたことになる。

 中廊下で門前薬局のLINEに処方箋を送り、呼ばれるのを待つ。外来の別の処置室で看護師Tさん(初めましての方だ)にポートフラッシュをして頂く。針刺しは殆ど痛まずラッキーだった。
 再び廊下で待っていると、薬剤師のAさんが見えてまた別室へ向かう。TS-1のハンドブックをくださって、注意事項を説明してくださった。今日の夕食後から内服スタートである。ちょうど門前薬局からは薬の準備が出来ました、とLINEが入った。

 腫瘍内科の会計を通してから総合会計へ移動。1,000円強をカード払い。
 外に出ると、ポカポカだ。コートの前を開けていても全く問題なし。門前薬局に寄ると、そこそこ混んでいたが、ほどなくして担当のIさんから呼んで頂く。「咳込みが酷くて今日は診察室でも止まらなくなり・・・」等と報告。
 新しいエスワンの薬を一緒にチェックして6,000円弱のコード決済を済ませた。ジェネリックだからこんなに安いのかと驚く。これなら高額療養費にも該当しない。今日の病院と薬局滞在時間は2時間半ほど。

 ホテルに戻って預けた荷物を受け取り、ロビーで荷物をまとめる。
 まだ昼前なのでそのままJRの駅に。ちょうど快速電車が来たので、席を確保して文庫の続きを読んだ。
 迷った末、乗換駅でなく最寄り駅まで行って昼食を摂り、映画を観て帰ることにした。駅前でパパっとおうどんを啜り、観たのは「海の沈黙」。

 “巨匠・倉本聰が長年構想し、「どうしても書いておきたかった」と語る渾身の物語がついに映画化。人々の前から姿を消した天才画家が秘めてきた想い、美と芸術への執念、そして忘れられない過去が明らかになる時、至高の美と愛の全貌がキャンバスに描きだされる。撮影は多くの倉本作品の舞台になっている北海道でも行われ、小樽でのロケ撮影を敢行。運河の美しい風景が重厚な物語を彩る。人間にとって「美」とは何か?私たちは人生の終わりに何を見つけるのか?観客の心を揺さぶり続けてきた作家・倉本聰がついにたどり着いた集大成的作品が幕を開ける。“という触れ込み。
 今自分がしている咳と天才画家(肺がんステージⅣ以上で手の施しようがないとの設定)の咳がやけに似ているのに苦笑した。

 映画終了後、夫と合流してカフェでスイーツとお茶で一服してから帰宅した。荷物を持ってもらい生協のお届けも夫が取り込んでおいてくれたので有難かった。
もろもろ片付けているとあっという間に時間が経ってしまう。
 母にMeet通話をかけるもうまく出てくれないので、今日は携帯電話に切り替えた。母がWさんサロンに行くためにバスに乗るのを従姉が見届けてくれて(写真が送られてきた)、バス停ではWさんが待っていてくださり、帰りもバス停まで送ってくださり、とVIP対応。
 「いらした時より元気にお帰りになり、無事に到着した連絡も頂きました」とWさんからLINEが入った。めでたしめでたし、である。本人も「久しぶりに行ってとても気持ち良かった、帰りはスーパーでお寿司を買って来て食べた」とご機嫌だった。
 クリニックから帰って来た夫と、生協から届いたおうどんやお蕎麦、お寿司の簡単な夕食を摂る。そして食後は初めてエスワン25㎎2錠を飲んだ。

 前回から今回の診察迄の間に、患者サポートセンターソーシャルワーカーのMさんにも看護師のOさんにも、そして門前薬局薬剤師のIさんからも口を揃えて「いかにも○○さんらしい・・・」と言われた。
 “私らしい”というのは、どうも予めきちんと準備をして外堀を埋め、物事を迎え撃つということらしい。本当にそうなのかどうか自分ではわからない。ただ、出来る準備を怠って土壇場になってジタバタするのが好きではないことは確かだ。

 ただ、今回はどうもひと事のような気がしているというか、上手く言えないが、自分の事として準備しているというよりも、何となく母のために、とか夫のために、とか思いながら淡々と準備をしているような感じさえある。
 あえてそんな振りをして無意識に現実から目を背けようとしているのかもしれない。夫には、客観的というかそれが俯瞰的ということなのではないか、と言われた。もしそうなら、現在断捨離読書会で勉強中の俯瞰力が全く身についていないというわけでもないか。いずれにせよ、出来る準備は早めに、ということが貧乏性な私らしい、ということなのかもしれない。
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2024.11.26 治療前日 採血とレントゲン、患者サポートセンター面談後、前泊

2024-11-26 22:01:17 | 治療日記
 昨夜はブログアップ後、何となく疲れていたのでドラマの録画も視ず、ゆっくりと湯船に浸かった。夫に付き合って遅い時間に和菓子をお腹に入れたので、なんとなくもたれている(さすがの夫も食べ過ぎたようだった。当然だと思う。)。相変わらず咳は間断なく出る。少し鎮まる迄ベッドで体勢を整えて眠る。

 夜中に何度か咳き込むが、しつこく寝て、お手洗いにも起きずに済んだ。スマホアラームが鳴る前に自然に目が覚める。アラームを消して、すんなり起きられた。お手洗いを済ませ、リビングへ行く。夫はもう朝食を始めていた。
 ダイニングテーブルで新聞に目を通す。
 夫を送り出して、BS朝ドラを視ながら朝食を摂る。今日は夜から雨になるという予報。明日の朝も雨。最低限の荷物しか持って出ないけれど、雨傘が増えるのは結構負担だ。荷物を持ってちょっと早歩きをするとあっという間に息が上がってゼイゼイする。

 メールやネットニュースをチェックして、毬藻の水替えをし、土曜日の瞑想ヨーガハイブリッドクラスの組み立てを考える。
 一段落したところで録画したドラマを視る。

 昼はレンチンリゾットとカップスープ、プリンで簡単に済ませる。今日は採血・レントゲンが終了後、ソーシャルワーカーのMさんとの面談が予約されているため、いつもより小一時間早い電車に乗る。

 今日の車内のお供は梨木果歩さんの「ここに物語が」(新潮文庫)。
 帯には「子どもたちに、大人に、いまとこれからを生きる者に一。本と物語をめぐる文章を集めた贅沢な一冊、梨木果歩が読んでほしいと願う物語たちが、ここにある」とある。梨木果歩さんの作品を読むのは久しぶりだ。「二十歳の原点」、「アンのゆりかご」など、帯に踊る昔読んだことのある懐かしい作品名を見つけて、手に取った。
 梨木さんの文章が好き、と改めて思いながら、大切に味わいながら読み進んだ。

 今日も、前回と同じホテルを予約した。8階のダブルルームにチェックインして、いつものように荷物を置き、身軽になってから、病院に向かう。

 病院に到着し、受付のIDカード機を通し、採血・生理検査受付へ移動する。混雑した朝の時間帯とは別世界のように(前日検査にして頂いてからもうすっかり忘れてしまった。)、待合椅子は誰もいない。受付票のバーコードをスキャンしてピンクの採血受付票を取り、そのまま採血室へ入る。
 今月2回目の通院だから、今日はマーカー測定ありの5本フル採血だ。「1、2の3」の掛け声が可愛らしい臨床検査技師のOさんが担当してくれてラッキーだったけれど、今日は刺す時、抜く時、ちょっぴり痛んだ。
 
 お礼を言って採血室を後にし、エスカレーターで2階に上がり、レントゲン検査受付。こちらもバーコードをスキャン。レントゲン撮影の日は予め無地のニットにブラトップを着て、検査着への着替えは不要にしてある。スカーフだけ外して前方から、横からと2枚撮影し、ここでも殆ど待つことなく無事終了。
 腫瘍内科受付で受付票を戻し、隣接した患者サポートセンターで受付番号を取る。5人待ちだが、今日は前回のように飛び込みではなく、Mさんと予約があるので、安心だ。
 すると5分ほどして、番号を呼ばれ、クラークの女性がいらして今日の相談内容を確認される。そこから殆ど待たずにMさんがいらして、今日は自分が時間が取れなくなり、看護師のOさんが対応してくださるとのこと。Oさんは、この病院に通い始めた時に化学療法室にいらした初代針刺し名人だ。いつだったか中待合で偶然お目にかかり、感動の再会をしていたら、主治医から笑われたのを思い出した。バンビちゃんのように変わらず可愛らしいOさんに面談室へ案内された。

 前回、突然面談をして頂いてから3週間。あの後、自分でも若干情報収集をしたので、それを踏まえてお目にかかる。1時間たっぷりお話しできて、とてもありがたかった。
 前の主治医に「〇〇さんに何かあったら、私が責任を持って調整します」と言ってくださっていたと聞き、感激する。「全く新しい方と今後のことを話すより、紆余曲折を知ってくださっているOさんで良かった。」一素直にそうお伝えしたら、Oさんを泣かせてしまった。今やっておくことや出来ることを整理して、プリントアウトしてくださった近隣の施設等の資料を頂戴した。
 おまけに息子の結婚報告もし、調子に乗って写真までお見せしてしまった。保育園児だったお嬢さんは20歳の大学生になり、ママと同じ看護の道を歩み出したという。素晴らしい。子どもはちゃんと母の背中を見ているのだと思う。
 お礼を言って会計へ移動し、自動支払機で今日の検査代4,000円弱をカード払い。

 終了後は、ちょっと疲れてしまい、院内カフェでカフェラテとスイートポテトを頂き、人心地着く。カフェでの休息時間を含め、病院滞在時間は2時間弱。

 外に出ると予報通り雨がポツポツ降り始めた。ホテルに戻ってカツラを外したら食事のためにまた外に出る元気はないな、と途中のコンビニで夕食を調達して、部屋に戻った。
 
 夕食を済ませ、定時に母にMeet通話。ヘルパーさんがいらっしゃってくださる日。毎日、なんだかんだ言いつつ顔を見るか声を聴いているのでそれほど長話する必要もない。咳き込んでしまい、お互い生存確認が終わったら明日の予定を聞いて、早々に通話を切った。

 今日は語呂合わせで「いい風呂の日」だそう。既に入浴を済ませたので、今日は早めにベッドに入りたい。

 明日はフェスゴの治療もなく、新しく始めるエスワンの処方のみになるのだろう。6週間ぶりにポートフラッシュは必要だが、化学療法室でなく外来処置室でOKと聞いている。咳が酷くなっていること、息切れや息苦しさも増していることなど、この3週間、残念ながら症状が悪化しているのを実感している。
 今日のサポートセンターのOさんとの面談報告も含めて、今後のことを相談しておきたい。
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2024.11.25 家事の後はパーソナルヨガレッスンで身体を整える

2024-11-25 22:51:39 | ヨガ

 昨夜もブログアップ後、ドラマの録画を1本視てからさっと入浴。今日が出勤の夫のために何とか日付が変わる前にベッドに退散した。瞑想CDをBGMにしながら体勢を整え、咳が収まるのを待つ。結局寝付けたのは1時過ぎだったか。
 
 平日仕様のスマホアラームが鳴り、消して二度寝してしまい、はっと気づいたらあと15分で夫が出かける時間に。トホホ。全くもって情けない。慌ててカーディガンだけ羽織り、パジャマ姿で夫の見送りである。
 今日もいいお天気だ。身支度をしてBS朝ドラを視ながら洗濯機を廻して朝食を摂る。洗濯物が洗い上がったところで、ベランダに干す。それだけで一仕事した感じで、早くも息切れである。新聞を読んだ後、メールチェックをしてネットでニュースを読む。
 朝の元気のあるうちに、お米を研いで、サラダを作り、煮物を1品作る。そしてまた息切れ。

 明日の通院前泊の用意等をしてリビングで休んでいるとピンポンが鳴る。今月1回目のお花のお届けだ。お正月の花の注文もして、代金を渡す。
 今日はピンク、赤紫、紫とグラデーションになっているカーネーションが合わせて4本、紫と黄色が美しいコンビネーションのアイリス、カスミソウ、ハランが1本ずつ。花言葉はそれぞれ「純粋な愛情」、「優しい心」、「無邪気」、「強い心」。早速ガラスの花瓶に投げ入れて、玄関に飾った。
 ついでに、それ以外の花瓶の花の水切りをして場所を移動したり、傷んだ花を処分したりする。ソファでちょっと休息、と思ったら暫しウトウトしてしまった。

 お昼になり、いつもより早めだけれどレンチンドリアとゼリーのランチを摂る。今日は午後から7週間ぶり、M先生のパーソナルヨガセッションの日だ。
 昼休み明けの時間目掛けて管理事務所に向かう。外はポカポカしている。窓口で書類を記入し、支払いを済ませ、セッション開始30分前。いつもの部屋でスタンバイする。
 前回は暖房を入れず自動空調にしたのだったが、今日は暖かいとはいえ、さすがにそうもいかず、24℃に設定。マットを敷き、着替えを終え、咳込まないように、ゆっくりと少しずつ身体を解しながら先生をお待ちする。
 前回から7週間の間にドツレクがあり、OB・OG合唱があり、息子の結婚式があった。やり遂げましたね、と言って頂くが、今月になってから体調が優れないことなど、既に昨日メッセージで少々やり取りさせて頂いたが、ご報告事項が多い。
 今週末はいよいよこの部屋でトライアル瞑想ヨーガハイブリッドクラスを開催する予定であることも。話のタネに息子の結婚式のエンディンムービーもご覧頂いた。M先生も人前結婚式だったそう。

 今日は、咳込みを避けて左右の脇伸ばしを中心に、ゆったりしたメニューを組んで頂いた。ブロックや先生が持参されたゴムベルト等も使って股関節廻り、肩回りにアプローチしつつ、腿裏や内腿等の筋肉を伸ばしたり少しずつ鍛えたり。
 今月からホットヨガに復帰したものの、高温のスタジオにいるだけでなかなかしんどいことも伝えたところ、暖かいスタジオでストレッチをしているせいか、筋肉は衰えていないし、心配したほど固まってもいないと言って頂く。良かった。

 壁に手を置きながら片足立ちのバランスポーズも少しだけトライ。最後はシャヴァーサナと瞑想でセッション終了。何度か咳き込むことはあったが、酷くならずにほっとした。そうこうしているうちにあっという間に1時間が過ぎてしまった。
 次回12月の日程も仮予約が済んでいる。今日はM先生は次のセッションがあるとのことで、急いでお帰りになった。私はマイペースで片付けを済ませ、管理事務所で鍵をお返しして、そのまま帰宅。

 帰宅して、諸々片付けてから、洗濯物を取り込んで、また息切れ。お茶を淹れてチョコレートを摘まんで水分と糖分補給を済ませる。
 その後、録画した映画「ヴィレッジ(2023)」を観ながら取り込んだ洗濯物を畳んで、収納を済ませた。
 “美しい集落に暮らす主人公は、村の伝統として受け継がれてきた神秘的な薪能に魅せられ、能教室に通うほどになっていた。村にゴミの最終処分場が建設されることになり、その建設をめぐるある事件によって、彼の人生は大きく狂っていく。母親が抱えた借金返済のため処理施設で働くことになった彼は、仲間内からいじめの標的となり、孤独に耐えながら希望のない毎日を送る。そんな主人公の日常が、幼なじみの女性が東京から戻ったことをきっかけに大きく動き出す。”というストーリー。途中一筋の光が差したかと思いきや、ラストシーンも救いがなくて、暗かった。

 夫の帰りを待って、味噌汁やメインを用意して食卓を整え、夕食を摂る。夕方になるとどうも咳込むタイミングが増える。
 食後は母にMeet通話。相変わらず咳込みながらだが、母は朝一番で消防設備点検を終えてもらい(5分で電池交換だけだったそう)、1時間遅れのデイサービスのお迎えが割と早めに来てくれて、夕方戻ってきて、夕食も片付けも済んだ、あとはお風呂に入って寝るだけ、明日はまたヘルパーさんがいらしてくださる日、という一連の母の話を聞く。
 新調した補聴器も、出かけた時は片方だけ付けたが家では両方付けてテレビの音も良く聞こえる、とのこと。私は通院前日検査で明日は前泊と報告をして、通話を切った。

 夫が、駅前に新しく出店したというスイーツ屋さんで4つも和菓子を買って来た。2日に分けて頂くのかと思ったら、ドーンと全部出てきた。私は3種類を一口ずつ味見させてもらったが、残りは全て夫のお腹に納まった。凄い。“今日も元気だ何でも美味い”の夫、天晴。何よりだ。
 
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2024.11.24 本日も寝坊の末・・・

2024-11-24 22:58:03 | 日記
 昨夜は夕食以降ずっと咳込みが止まらず、様子を見ながらドラマの最終回の録画を視たが、結局ずっと苦しむことになった。そして入浴したが、あまりに咳込みが酷く、何度も何度も胃の内容物が逆流しそうになり、涙も鼻水も流れてろくに湯船にも浸かれず、辛かった。
 ベッドに入っても、横になって暫し息を止める姿勢で咳の出方を観察したけれど、結果は、なかなか寝付けない。
 夜中も咳き込んで何度か眠りを妨げられ、5時頃お手洗いで目が覚める。何とか寝直して、日曜仕様のアラームが鳴るまで少しとろりとした。なかなか起きられず、気づくと30分、40分と時計の針が進んでいて今朝も大寝坊。

 ノロノロ起きてリビングに移動。待ってくれていた夫と遅い朝食を摂る。今朝はジャガイモのスープが出来ていた。昨日大洗濯を済ませたので、今日は洗濯はお休み。
 メールチェックやネットニュースチェック等をしてから夕飯の支度。この秋初めてのおでんを仕込む。ご飯は炊かずにうどんにすることにして、サラダだけ作る。

 今日も午後からR先生のストレッチングヨガ45分クラスに参加した。参加者は今日も20数名だったか。定位置を確保出来たけれど、お隣がいたので少しずれて手がぶつからないようにする。
 開始前の10分間、温かい岩盤の上で深く呼吸しながら仰向けに寝っ転がる。咳がコホコホ出るが、昼の間はそれほど長引いて酷いことにならないので、静かに過ごす。

 冒頭、ゆっくり呼吸しながら座位ポーズ。肩や首回りを気持ち良く伸ばしてからは正座になって手首にアプローチ。四つん這いのキャットアンドカウからランジ、立ちポーズに入る前にカラスのポーズで足首にアプローチ。タダーサナからウオーリアⅠ、両手を肩の高さ真横に伸ばし手首を立たせる動き。
 最後は仰向けに寝転がってツイストしてシャヴァーサナへ。45分でも十分に汗をかき、今日も満足度の高いレッスンでスッキリした。来月は60分クラスに戻ることになる。

 シャワーでさっぱりしてスタジオを後にした。先週土曜日から今日まで9日連続で通ったことになる。初の快挙か。明日は休館日だ。
 真っすぐ帰宅すると、夫が掃除をしておいたよ、とのこと。有難いことだ。明日は夫が出勤なので、夫からここは一人時間に自分でマイペースでやってね、と言われた棚の拭き掃除だけしたい。

 お昼を食べずじまいだったので、お茶菓子をあれこれ出してきてティータイム。ほどなくしてジムに行く(今月7回目)夫を送り出した。
 おでんは時間をかけてコトコト煮込んだので、とりあえずやることもなく、リビングで咳が出ないような姿勢をとりつつ、休息。今日も遅く起きた挙句、45分のクラスに出たらすっかり1日の体力を使った感じ。咳での体力消耗が激しいようだ。

 夫が帰ってくる時間を見計らって食卓を整える。
 母にMeet通話をしたら、昨日購入した補聴器の調子が良くて、今度は充電式だから扱いも簡単で有難いとのこと。明日はサ高住の消防設備点検があるので、デイサービスを休むつもりだったが、すぐに終わるというので、一番最初に点検してもらってお迎えを1時間遅らせることでお休みせずに済んだそうな。
 水曜日には、従姉が顔を出してくれて、Wさんサロンに行くバスに乗るのを見届けてくれるらしい。かたじけないことである。

 気づけば霜月11月も余すところ1週間を割った。例年のことながら、師走の声を聞けばいきなり忙しなくなるのだろう。まぁ忘年会がある身ではないので、お気楽といえばお気楽だ。
 明日は久しぶりにM先生のプライベートヨガレッスンの日。咳が酷くなりませんように、と願いつつ先生をお迎えしたい。
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