ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2010.3.10 確定申告無事終了

2010-03-10 19:47:48 | 日記
 3月15日までが確定申告の期限。昨日も通院休暇を取り休みが残り少ない私は、休暇は大いに余っている(?!)ものの今日の午前中しか行けない、という夫に今年もお願いしてしまった。
 無事に終了し、納めるべきものは納めた旨(バスで税務署の最寄り駅の途中まで行ってから昨日私が渡した納付金を自宅に忘れたことに気づき、雪道を戻ったというのだから、さすが忘れ物大王(!)の息子の父である。ついでに滑りそうになったとかで、帰宅してから腰が痛いとしかめっ面の大騒ぎ。)の連絡があり、ほっとした。

 5年前の発病以降、覚悟はしていたけれど半端でない医療費がかかるので、真面目に資料を整理し、医療費控除の申告をすることにした。昨年は休職の関係で所得もかなりダウンしたし、タキソテールの上乗せなどもあり、それなりの医療費がかかっていたので、戻りは前回より大分多くなった。昨年は相殺されて結果差し引きゼロになってしまった夫の納税分を差し引いても、である。ありがたいことである。

 それにしても1家族でもあの膨大な領収書類、毎年ちょっとずつ様式が変わるし1年に1度のことなので記憶を呼び戻しながら入力するだけで時間がかかる。今はパソコンで言われたとおりに入力していけば、あっという間に計算までしてくれるから良いけれど、かつては手書きでやっていたのだから、一体いかばかりの苦労があったものやら、と申告後の事務担当者の作業をちょっと想像するだけで、実にクラクラする。

 それでもとにかくこの作業が終われば今年度も残すところ半月。なんとかかんとか年度末まで働けたことに感謝の日々である。
 大学では先日の前期試験の合格発表があった。もうすぐ、名実ともに春である。

 さて、先日「ハート・ロッカー(The Hurt Locker)」という映画を観た。女性の監督の作品で今年度のアカデミー賞を総なめにしたという。内容はイラク戦争の爆発物処理班の話なので、全編を通じて実に重たい内容だったけれど、やはり最初の「戦争は麻薬である」というメッセージがラストにぐっと意味を帯びてくることには考えさせられた。
 もちろん不発弾の処理は誰かがやらなければいけないのだけれど、そもそもそれを必要とさせる行為=戦争=の必然性こそ問われなければならないのではないか。いったい誰が息子や娘を戦場に送り出したいというのか。親になってから本当に痛感するようになった。

 戦争はやはり絶対に無為である、と強く思う。

コメント
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