ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2010.12.6 仕事モードへ

2010-12-06 21:13:06 | 日記
 昨日の夕方、夕食の支度をしてからほぼ46時間ぶりに夫と外に出た。駅前まで買い物とお茶休憩。やはり年末に近づいているのか、凄い人出。スーパーの喧騒にぐったりしてしまった。わずか1時間半ほどの外出だったけれど、また帰宅後、横になってしまう始末。なんとも情けないことだ。

 今日は午後からどうしても休めない年に1度の担当イベントあったので、気合いで出勤。それでも今朝は目覚ましがなった途端に起きることが出来たので、大分体調は戻ってきている、峠は越えた、と思う。

 出勤すると昨日電話でお話したSさんから「体調いかがですか。明日の治療頑張ります。」のメール。「なんとか出勤しました、明日の治療気をつけていらしてくださいね。」と返信した。朝からパワーをもらって仕事モードへ切り替え。

 これまでは水曜日の投与の後、金曜日の午後具合が悪くなってもなんとか土曜日中には復活して日曜日はそれなりに動けた。そして日曜日の夜には“明日から仕事”モードになっていた。が、今回は長かった。金曜日午後から昨日いっぱい、バッチリ調子が悪く、寝ても寝てもしゃっきりせず、食欲もなく、味も今いちわからなかった。
 これからずっとこのペースが続く、ということはないだろうけれど、次の水曜日の治療日までずっと具合が悪いのでは辛いなあ・・・、と思う。なんとか元気に動ける日があってこそ気持ちを仕切り直して頑張れる治療だ。具合が悪いまま次のクール・・・では、気持ちがなかなか前向きにならないし、奮い立たない。

 息子は金曜日の悪天候による休校で定期試験1日繰り下げの結果、今日が定期テスト2日目。土日の彼の様子をぼんやり見ていたけれど、すっかり緊張感がどこかへ飛んで行ってしまい、緩みきっている。中学3年間の12回の定期テストのうち11回目、入試前最後の試験というのに、本当に大物なのか鈍感なのかわからない。

 今週は水曜日に都心で早朝会議なので、明日はいつもの宿に前泊予定だ。木曜日に治療日を変更してあるので、体力回復までには少し猶予がある。ただ、一日繰り下げた関係で、具合の悪さが次週月曜日まで持ち込まれたら、これまた困ってしまうのだが。先回りして考えすぎても仕方ない。大丈夫、大丈夫、と過ごしていこう。

 昨日は疲れない軽いもの、ということで林真理子さんのエッセイ「オーラの条件」(文春文庫)を読んだ。
 週刊文春に連載されていたエッセイ集。ちょうど2004年の年末から2005年の前半に掲載された頃のもので、やけに当時のことを良く覚えている。ちょうど初発の手術で入院していたから、当時のホリエモン事件等普段は見ないテレビをずっと見ていたからかしら・・・、とも思ったけれど、本棚に入れようと思ったらなんと、既に新刊文庫で購入していたものが鎮座ましましていた。
 僅か2年も経たないうちに読んだ本を忘れているのだから、なんとも情けないことだ。

 何とか無事1日勤務できたが、やはりかなり疲れた。背中も肩もゴリゴリと凝っている。帰宅後、夕食の支度でずっと立っていたら貧血気味になって、夫が帰ってきたときはまたも横になっていた。相変わらず胸部の圧痛、鈍痛はあり、なんとなく喉が詰まった感じがあるが、それでもようやく味覚も食欲も戻ってきた。

 明日はもう少し元気になっていればいいけれど。大事をとって試験中の息子は自己責任ということで、今夜も早寝、といこう。
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