ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2010.12.10 忘年会とケーキの季節

2010-12-10 22:01:45 | 日記
 今朝は雲ひとつない澄み切った青い空の快晴だったが、さすがに冷え込んだ。とうとう学内の銀杏の葉もすっかり落ちてしまい、冬の風情になった。
 それでも、これから数ヶ月経つと間違いなく春の訪れに気づいて小さな青い芽を出すのだから、生命力って本当に素晴らしいと思う。いっせいに黄緑の点々が木々にとまりだすとそれは見事だ。

 体調だが、昨日から用心のためロキソニンを飲んでいるせいか、今日はそれほど火照りが酷くない。ステロイド効果もあり今のところ元気だが、吐き気止めのせいかお腹がもたれてちょっと食欲不振な感じ。無理して食べ過ぎないように、ということだろう。

 さて、巷では忘年会の季節。
 職場でもそんなご案内が舞い込むようになった。が、とにかく私はかつてにも増して煙草の煙や臭いがとても辛い。咳き込むといかにも感じが悪いし、何より自分は苦しい。かといって宴席で禁煙をお願いします、と言うほど野暮なつもりもないので、ならば・・・、とすっかり欠席を通している。
 さらに言えば、8時間勤務した後、さらに2時間なり3時間なり仕事とイコールのメンバーで気がつけば結局仕事の話をする・・・、というのは、正直なところ気力、体力が持たなくなっているのも事実だ。

 もともとお酒も飲めない無粋者だが、宴会の雰囲気が嫌い、というわけではない。けれど、夜の宴会に最後に出たのは一体いつだったろう。再発以来、あらゆるところで不義理を重ねているのは間違いない。禁煙席でランチの忘年会・・というならいくらでもお付き合いしたいのだが・・・。

 果たして夫は一体これから何回忘年会に出るのだろうな・・・、と横眼で見ながら、の日々である。禁煙中の身で、煙草の煙に晒されるのはいかにも辛いのだろうな、と案じつつ。とにかく夫の言葉を信じれば2ヶ月半は吸っていない、ということなのだけれど。吸いたいとは思わないけれど禁断症状(とにかく眠くてたまらないそうだ。今もリビングで寝ている。)はある、というのが私には理解しがたい状態だ。どうしても口寂しいようで間違いなくおやつの量が増えているから、お腹周りが日々立派になっているのは事実だ。最近、煙草代が浮いているのかどうかやけに気前が良い。「あなたの血糖値を少しでも増やさなくてはと思って・・・」とは本人の談だが、毎日のようにケーキのお土産持参である。一緒の時期に禁煙を始めた職場の同僚の方は5キロ太ったとのこと。一体夫はどれだけ増えているのだろう。聞いても答えないので、ノーコメント、としておこう。

 一昨日も、前から気になっていたというケーキを買ってきてくれた。なんとロウソク付きにしてもらって。「お誕生日でもなんでもないのに・・・」と言うと、息子の試験終了と私が帰ってきて3人揃った(確かに都心に一泊したけれど・・・)ことのお祝いだ、とのこと。
 届いたばかりのバラの花が食卓を美しく飾っていたし、「せっかくだから、じゃあ」と息子が誕生会の主役のようにロウソクを吹き消した写真まで撮ってしまった。

 お茶の後、「昨日の塾の学習報告シートを出すように」と言うと、黙って差し出してきた。なんと先日受験した数検の二次試験の合格証書をわざわざ下に重ねて一緒に。合格したなら黙っていることないのに、と思う。おめでたい儀式を形だけやったと思っていたら、本当におめでたいことがあったのだから・・・。
 「おめでとう。よく頑張ったね。」
コメント
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