今日は夫が出張で、いつもよりも遅く家を出るということを今朝になって知り、さらに息子は遅い出発なので、なんとなく2人にペースをとられ、またもドタバタと家を出ることになった。
何とか予定通りの電車に乗り、JRの途中駅で席も確保して、いつもどおりの時間に病院最寄駅へ到着。念のため、息子がまた居眠りしていないかどうか電話確認してから病院に入った。
今日は診察前の検査等がないので、自動再来受付機の後は、そのまま腫瘍内科受付へ。自動血圧測定器の結果は104-66、脈は101。高めなのは到着してまだ間もなかったからだろうか。30分ほどして「中待合へどうぞ」の番号が点いた。さらに30分ほど待って診察室へ入った。
いつものように先週1週間のご報告。相変わらず翌朝は早朝覚醒、夕方から気持ち悪さと怠さがアップしたこと、金曜日にはマグラックスが効きすぎたのか珍しく腹痛の後、お腹をこわしたこと。食欲が全くなく夕食が食べられなかったこと。土曜日も朝起きられなかったが、気持ち悪さは大分おさまり、怠さは日曜日まで残ったこと。相変わらず瞼周りの爛れが酷く、ステロイド軟膏を手放せないこと。
最後に、足の痺れが辛いことを話した後、先生から「さて、もう一つ選択肢があります。」と、予期しなかった話があり、思ってもみなかった展開になった。
ハーセプチンとホルモン剤で粘るか、ということだった。
今の病院に転院後、フェマーラを数か月飲んだ後、ハーセプチンを開始、その後ほどなくしてタキソテールを開始したので、アロマシン、ヒスロンHを飲んではいるが、いずれもそれほど長期間ではなく、今のナベルビンに移行している。つまりホルモン剤を暫くやっていないので、試してみる価値はあるのでは、ということだ。再発防止のためにタモキシフェン(ノルバデックス)を術後3年近く飲んで、結局、再発したのだが、今の腫瘍もホルモン受容性があるのだから、ナベルビンを止めてホルモン剤の上乗せをしてみよう、と。いずれにせよ、8月にアンスラサイクリン系を始めるまでの2ヶ月間の期間限定策である。
ナベルビンを止めてみて、ハーセプチンとどちらが効いていたのか観察するということだが、HER2強陽性の場合、ハーセプチンが肝であり、ハーセプチンを止めると急に悪くなることがあるため、ハーセプチンを残しながらナベルビンを止めてみるわけだ。確かに賭けではあるが、そんなに高いリスクかといえば、ナベルビンが押さえていれば今回のような話にはならなかったし、マーカーが反映しているのは骨の方で、肺の腫瘍はホルモン感受性が高いかもしれない。
この2ヶ月間の使い方として、ホルモン剤を試すという新しいチャンスに賭けるかどうかということだ、と説明を受け、それならば、と安易な方に流れてしまう。そして先生から「僕も副作用のきつい治療は出来ればしたくない」という一言で気持ちが固まってしまった。
今日はゾメタだけ、ナベルビンは中止、ということになった。ハーセプチンはアンスラサイクリン系開始2週間前は続けることが出来る。
いろいろ質問を持ってきたことについても回答が得られた。
○アンスラサイクリン系の初回投与も入院なし、通院でOK。
○今回のように投与回数に限りがあるものについては、終わったら即他の抗がん剤移行はなく、経過観察で行く(前回タキソテールの時もそうだった。)。
○アンスラサイクリン系の投与はゾメタと同時でOK。つまりその間4か月は3週間に1度の通院でOK(ただし初回だけは副作用の観察があるので、翌週、翌々週の通院はあり)。
○6クール無事に終了したら、2週間開けてハーセプチンを復活させる。
ということだ。
そして、今回処方されたのはホルモン剤のフェアストン(トレミフェン)を高容量。朝1回40mgを3錠だという。タモキシフェンと同じ性質だということで、ホットフラッシュ等はあるかもしれないが、いずれにせよ抗がん剤に比べればどう考えても副作用はマイルドな筈だ。
今のままの病状なら8月にアンスラサイクリン系開始は間違いないが、そもそもナベルビンがうんと奏功していればそういう話にはならなかったわけだ。
何はともあれ、突然の嬉しい展開になにやら拍子抜け。次回はハーセプチンがあるため2週間後、レントゲンチェックと採血もあり。診察室での体温は6度9分。先週聞きそびれた白血球は2700だったという。
考えてみれば、白血球数も2000台が通常だ。この2ヶ月で骨髄も一休みの回復期間になるならそれも有難いことだ。いろいろ聞きたかったことを全て消化して、化学療法室へ移動した。
15分ほどして窓際の椅子に案内され、針刺し名人の看護師Oさんにすんなり針刺をして頂いた。ベッドに横になりながら診察室での状況をお話する。「今日もナベルビンを投与して頂くつもりでやってきたので、戸惑いがないと言えば嘘になりますが・・・」と言うと、「先生が良いと思って提案されたわけですから、大丈夫!」と言ってくださった。
それから10分ほどして点滴開始。いきなりゾメタと生理食塩水の2本になってしまった。こんなことは何年ぶりだろう。わずか1時間弱で終了。持ってきた本も1冊しか読めなかった。看護師のHさんにも「こんなに早く終わってしまって、どうしよう、という感じです。」と話す。抜針もHさん。「ホルモン剤を飲むと決めたら、効くかな、ではなくて効く!と信じましょう。」とのこと。少し衝撃があったが、早く終わったことでなんのその。
会計に移動。お昼前に会計番号をもらうとは、これまた何年ぶりだろうという感じだ。それほど待たずに薬局へ移動した。薬局では10人ほど待っていたが、こちらもそれほど待たず。薬剤師さんに治療方針等を話して新しい薬を2週間分頂く。今日の病院と薬局滞在時間は3時間半強。
外に出ると、いつもとは打って変わって、街もランチタイム真っ最中の時間だった。読みかけの本もゆっくりと読みながら優雅にランチをして、買い物をしながら帰宅した。
さて、息子の乗った飛行機は無事定刻に離陸した模様だ。何度かメールをしたが、私の打ち間違いを指摘した揚げ足取りの短いメールが1本帰ってきただけだった。便りの無いのは元気な証拠、ということか。
何とか予定通りの電車に乗り、JRの途中駅で席も確保して、いつもどおりの時間に病院最寄駅へ到着。念のため、息子がまた居眠りしていないかどうか電話確認してから病院に入った。
今日は診察前の検査等がないので、自動再来受付機の後は、そのまま腫瘍内科受付へ。自動血圧測定器の結果は104-66、脈は101。高めなのは到着してまだ間もなかったからだろうか。30分ほどして「中待合へどうぞ」の番号が点いた。さらに30分ほど待って診察室へ入った。
いつものように先週1週間のご報告。相変わらず翌朝は早朝覚醒、夕方から気持ち悪さと怠さがアップしたこと、金曜日にはマグラックスが効きすぎたのか珍しく腹痛の後、お腹をこわしたこと。食欲が全くなく夕食が食べられなかったこと。土曜日も朝起きられなかったが、気持ち悪さは大分おさまり、怠さは日曜日まで残ったこと。相変わらず瞼周りの爛れが酷く、ステロイド軟膏を手放せないこと。
最後に、足の痺れが辛いことを話した後、先生から「さて、もう一つ選択肢があります。」と、予期しなかった話があり、思ってもみなかった展開になった。
ハーセプチンとホルモン剤で粘るか、ということだった。
今の病院に転院後、フェマーラを数か月飲んだ後、ハーセプチンを開始、その後ほどなくしてタキソテールを開始したので、アロマシン、ヒスロンHを飲んではいるが、いずれもそれほど長期間ではなく、今のナベルビンに移行している。つまりホルモン剤を暫くやっていないので、試してみる価値はあるのでは、ということだ。再発防止のためにタモキシフェン(ノルバデックス)を術後3年近く飲んで、結局、再発したのだが、今の腫瘍もホルモン受容性があるのだから、ナベルビンを止めてホルモン剤の上乗せをしてみよう、と。いずれにせよ、8月にアンスラサイクリン系を始めるまでの2ヶ月間の期間限定策である。
ナベルビンを止めてみて、ハーセプチンとどちらが効いていたのか観察するということだが、HER2強陽性の場合、ハーセプチンが肝であり、ハーセプチンを止めると急に悪くなることがあるため、ハーセプチンを残しながらナベルビンを止めてみるわけだ。確かに賭けではあるが、そんなに高いリスクかといえば、ナベルビンが押さえていれば今回のような話にはならなかったし、マーカーが反映しているのは骨の方で、肺の腫瘍はホルモン感受性が高いかもしれない。
この2ヶ月間の使い方として、ホルモン剤を試すという新しいチャンスに賭けるかどうかということだ、と説明を受け、それならば、と安易な方に流れてしまう。そして先生から「僕も副作用のきつい治療は出来ればしたくない」という一言で気持ちが固まってしまった。
今日はゾメタだけ、ナベルビンは中止、ということになった。ハーセプチンはアンスラサイクリン系開始2週間前は続けることが出来る。
いろいろ質問を持ってきたことについても回答が得られた。
○アンスラサイクリン系の初回投与も入院なし、通院でOK。
○今回のように投与回数に限りがあるものについては、終わったら即他の抗がん剤移行はなく、経過観察で行く(前回タキソテールの時もそうだった。)。
○アンスラサイクリン系の投与はゾメタと同時でOK。つまりその間4か月は3週間に1度の通院でOK(ただし初回だけは副作用の観察があるので、翌週、翌々週の通院はあり)。
○6クール無事に終了したら、2週間開けてハーセプチンを復活させる。
ということだ。
そして、今回処方されたのはホルモン剤のフェアストン(トレミフェン)を高容量。朝1回40mgを3錠だという。タモキシフェンと同じ性質だということで、ホットフラッシュ等はあるかもしれないが、いずれにせよ抗がん剤に比べればどう考えても副作用はマイルドな筈だ。
今のままの病状なら8月にアンスラサイクリン系開始は間違いないが、そもそもナベルビンがうんと奏功していればそういう話にはならなかったわけだ。
何はともあれ、突然の嬉しい展開になにやら拍子抜け。次回はハーセプチンがあるため2週間後、レントゲンチェックと採血もあり。診察室での体温は6度9分。先週聞きそびれた白血球は2700だったという。
考えてみれば、白血球数も2000台が通常だ。この2ヶ月で骨髄も一休みの回復期間になるならそれも有難いことだ。いろいろ聞きたかったことを全て消化して、化学療法室へ移動した。
15分ほどして窓際の椅子に案内され、針刺し名人の看護師Oさんにすんなり針刺をして頂いた。ベッドに横になりながら診察室での状況をお話する。「今日もナベルビンを投与して頂くつもりでやってきたので、戸惑いがないと言えば嘘になりますが・・・」と言うと、「先生が良いと思って提案されたわけですから、大丈夫!」と言ってくださった。
それから10分ほどして点滴開始。いきなりゾメタと生理食塩水の2本になってしまった。こんなことは何年ぶりだろう。わずか1時間弱で終了。持ってきた本も1冊しか読めなかった。看護師のHさんにも「こんなに早く終わってしまって、どうしよう、という感じです。」と話す。抜針もHさん。「ホルモン剤を飲むと決めたら、効くかな、ではなくて効く!と信じましょう。」とのこと。少し衝撃があったが、早く終わったことでなんのその。
会計に移動。お昼前に会計番号をもらうとは、これまた何年ぶりだろうという感じだ。それほど待たずに薬局へ移動した。薬局では10人ほど待っていたが、こちらもそれほど待たず。薬剤師さんに治療方針等を話して新しい薬を2週間分頂く。今日の病院と薬局滞在時間は3時間半強。
外に出ると、いつもとは打って変わって、街もランチタイム真っ最中の時間だった。読みかけの本もゆっくりと読みながら優雅にランチをして、買い物をしながら帰宅した。
さて、息子の乗った飛行機は無事定刻に離陸した模様だ。何度かメールをしたが、私の打ち間違いを指摘した揚げ足取りの短いメールが1本帰ってきただけだった。便りの無いのは元気な証拠、ということか。