ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2014.6.18 採血レントゲン後、診察とポートフラッシュ、マーカー若干上昇するもタイケルブ続行!

2014-06-18 18:05:32 | 治療日記
 今日は5週間ぶりの通院日。
 昨夜はちゃっかり前泊をして、朝はいつもより遅めに起床。夫からモーニングコールも不要と言われたので、のんびり足湯を愉しみ、カフェで優雅に朝食を摂り、チェックアウトを済ませ、病院へ向かう。
 前泊の威力で、チェックアウト後、到着までの所要時間、僅か10分。通常の到着時間より小一時間早い。

 自動再来受付機前は若干列を作っていた。まずは採血受付へ直行。なんと採血の受付も自動の機械が導入されていた。「今月からですか」と訊くと先月末からだそうだ。そうか、5週間も空くとこうした各種の進化にもなかなか立ち会えないものだなあ、と思う。
 待合椅子はそれほど混雑していないかに見えたが、電光掲示板には待ち時間20分と出ていた。まだ全ての採血カウンターが開いていない模様だ。今日は女性の看護師さん。テープかぶれのことはこちらから言わずとも紙テープを準備されていた。針を刺す時も抜く時もそこそこの痛みだったので、幸先の良いスタートだ。今日も腫瘍マーカー等全て測定の日なので3本の採取。
 止血部分を押さえながら、エスカレーターで2階に上がってレントゲン受付へといういつもの流れ。先月はかなり待ち時間があったことを思い出したが、今日はすんなり。受付後、レントゲン室前の廊下に座ると殆ど待つことなく呼ばれる。無事終了後、再び1階に降りて腫瘍内科受付へ移動。
 腫瘍内科受付では殆ど待たずに、スムーズに保険証チェック等を済ませる。まだ早いので待合椅子はそれほど混んでいない。ここまで順調で、到着から40分少々。

 採血結果が出るまで最短でも1時間はかかるので、態勢を立て直して読書をしながら待つ。今日のお伴は佐藤優さんの「外務省に告ぐ」(新潮文庫)。相変わらず超ド級の(解説:原田マハさんの弁)知力と筆力に圧倒されながら読み進む。自動血圧測定機で計測した結果は111-61、脈は76。いつもどおりだ。
  “中待合へどうぞ”のランプが点くまでに予想通り1時間弱。中待合に入ってからもひたすら読書を続ける。これまで顔なじみだった看護師さんたちの姿はない。15分ほどして先生が診察室からお顔を出された。

 5週間ぶりだと、細かいことをいちいち報告する感じではない。「お元気でしたか?」と問われ、「概ね順調です。」と答えた後、天候が不順だと胸部の鈍痛・圧痛が出て、ロキソニンを何度か飲んだこと、今月初めに口内炎が出たこと、副作用の下痢も悪化せずに快便が続いていること、足指の爪囲炎は大分良くなり、とりあえず皮膚科受診は終了して、現在、夜一回入浴後にバラマイシン軟膏を塗っていることをご報告し、診て頂く。
 「顔の湿疹はどうですか?」と問われ、「もう、ほとんど気にならないくらいです。」と応ずる。診察室での検温は6度6分。
 PCには先月と今月の2枚の肺のレントゲン画像が既に並んでいる。採血の結果、白血球が4,100。抗がん剤を休むと白血球も戻りますね、と言われる。腫瘍マーカーCA15-3は先月に比べてコンマ台の上昇なので、不変とみなしてよいとのこと。依然として正常範囲内に収まっている。それ以外の数値も全く問題なし、とのこと。
 また、レントゲン画像は右の腫瘍茎の影も左の丸い影も不変ということで、安定期に入りましたね、というご判断。この量で不変がキープ出来ている(効いている)というのだから本当に何よりである。ということで、また来月まで同じ4割減量で続行出来ることになった。
 既にカドサイラ(T-DM1)を開始された患者さんが3名おられるとのこと。副作用は楽そうで、3週間経っても脱毛もないらしい。おひとりの方は直前までタイケルブを飲んでおられたそうだが、1週間で明らかに良くなったことを実感しているという。「今の薬が効かなくなっても期待できそうですね!」と言うと、「もちろん今の薬が効いてくれる方がよいですが、カドサイラは事前にハーセプチンやタイケルブを経験している人の方が効きが良いそうです。」とのこと。またもいいお知らせである!

 次回も5週間後に診察前採血、レントゲンと診察後のポートフラッシュの予約が入った。
 今回もタイケルブ1日2錠、下痢対策に毎食前の小建中湯・毎食後のラックビー各々5週間分、痛み止めのロキソニンを処方して頂いた。
 「今日もこの後、ポートフラッシュしてもらうので、廊下でお待ちください。」と言われ、ご挨拶して診察室を出る。 

 中廊下でポートフラッシュに呼んで頂くまで待つ。
 15分程待つと、化学療法室にいらした初めましてのAさんから化学療法室のベッドに案内される。化学療法室にご無沙汰出来ることは何よりだけれど、あっという間にどんどん新しい方ばかりになってしまいそうで、ちょっと気がかりではある。
 ベッドに横になって、ポートチェックのため生理食塩水を流す。Aさんは内科全般の遊軍としてヘルプに入っているとのこと。針刺しも抜くのもちょっと顔をしかめる程度。止血を少ししてから、小さい絆創膏を貼って頂いて無事終了。

 会計が出来るまで30分ほど待つ。その間、夫や友人に報告メール。そして自動支払機で支払を済ませる。今回も5,000円弱。
 外は早くも雨が降り出していた。日傘を雨傘代わりにして、院外薬局へ移動する。いつもより早い時間に入った割には結構混んでいる。読みかけの本を読みながら待つ。毎度のことだが、どんどん後の番号の方たちが呼ばれていく。結局、小一時間待ち、エコバックを取り出して袋一杯の薬を受け取る。今日の支払も前回同様4万円弱。
 今日は前泊のおかげで小一時間早く病院に入ることが出来、概ね順調。病院と薬局を含めた滞在時間は3時間半ほどで済んだ。そのままJRに乗り、乗り換え駅で遅い昼食をゆっくり摂って読みかけだった本を読む。
 月曜日は夫が宴会だったし、昨日は前泊で夕飯を作らなかったし、今夜こそはちゃんと・・・と思っていたのだが、夫は今日も宴会だとのこと。ならば、とお気楽にブラブラ買い物をしながら帰宅した。

 帰宅すると、今月2回目のお花が届いていた。私の好きな淡いピンクと白のトルコキキョウが合わせて3本、淡いオレンジと紫のカーネーションが1本ずつとドラセナの葉。花言葉はそれぞれ「優美」、「女の愛」とのこと。
 一日遅れの誕生日の花束のように花器に投げ入れてみた。

コメント
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