ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2019.9.8 近づく台風と残暑にめげず合唱練習

2019-09-08 21:11:49 | 合唱

 昨夜はかなり遅い就寝になってしまった。今朝は目覚ましを遅めにかけ、あわせて洗濯が仕上がるように予約セットした。かなり疲れていたのか一度お手洗いに起きるまで6時間は連続して眠れた。その後はもう眠れなかったけれど、さすがに疲れていて身体が重く、洗濯が出来上がるまでベッドで横になっていた。

 台風15号が接近中。気温も湿度も高い。朝のうちは陽射しもありお天気がまずまずだったので、起きてきた夫と一緒に大量の洗濯物をベランダ一杯に干す。朝食の支度を済ませ、夕食の下ごしらえまで終える。

 今日は今月初めてのOBOG合唱練習の日だ。夫がお土産等を届けに実家にご機嫌伺いに行ってくれるというので、有難く甘える。母に連絡すると、では一緒にお昼を、とのこと。だが、どうも午後は雨が酷く降りそうなので、ひとまず荷物だけ置いてとんぼ返りしてくる、と夫がマイ電動自転車で出かけた。
私も一緒に出掛けたかったが、洗濯物が心配なので、全部取り入れて浴室乾燥にかけてあれこれしていたら、予定の準特急に乗れず一台遅くなってしまった。
 
 9月も半ばになろうとしているのに、強い陽射しと蒸し暑さが身体に堪える。今日も車内でipodを聞きながら練習場に向かった。乗換駅ナカのカフェで軽食を摂ってから、練習場所最寄り駅に到着した。青空でむっとする暑さだったが、ついさっき雨が降ったかのように道は濡れていた。

 会場では6期上のNさんによる発声練習中。今月の会費をお支払いして出席簿に○をつけ、後ろの列で練習に加わる。
 ソプラノが私を含め6名、アルトは2名、男性は7名ほど。台風のせいか掛け持ちの合唱団の活動のせいか、参加者が少な目だ。

 今日は2人の先輩、1人の後輩の指揮によるオムニバスの練習だった。
 発声練習を30分ほどで終え、そのままNさんによる邦人曲「ぜんぶ」の練習から。少人数なので一人一人の声が聞きやすい。45分ほど歌った後は、そのまま12期上のKさんによるマドリガル(イタリアの世俗声楽曲)2曲。あわせて小一時間。今日は途中お休みもなく、ノンストップ。大分リズムに乗れるようにはなってきたけれど、まだまだ口がしっかりイタリア語の歌詞についていっていないなと反省。

 ここでようやく10分休憩。最後はバッハのモテⅢを40分ほど。5期下のSさんによる指導だ。今回お披露目する予定の4曲目の女声合唱からスタートして、7曲目のコラール、そしてモテⅢをやるのにフーガを歌わないなんて・・・と6曲目まで突入した。既に大分喉が疲れており、レースのカーテンのような16分音符を歌いながらゼーゼーしてしまう。ソプラノは2声に別れ、トップとセカンドがちょうど3人ずつだったけれど、カンニングブレスをしながら青息吐息。たちまち3時間が過ぎて終了時間となった。

 台風接近中ということで、早々に片付けて連絡事項を聞き、解散となった。
 実家に行ってくれた夫の様子が心配だったが、案の定到着後酷い雨になり、なかなか実家を出られなかったようだ。先月息子の車掌姿を撮影した動画をタブレットに入れて、母に見せてくれたとのこと。母は立派になって、と涙ぐんだそうだ。祖母孝行が出来て何より。

 その後、もうそろそろ大丈夫かなと出かけたものの、途中で土砂降りの雨に遭って大変な思いをして帰ってきたという。洗濯機にはびしょ濡れの衣類が入っていた。申し訳ない・・・頭が上がらない私である。母は話し相手が出来てとりとめもなく2時間ほど喋りっぱなしだったようで、夫はかなりお疲れの模様。私も来週水曜日の通院付き添いでは覚悟しなくては・・・。

 次回の練習は2週間後なのだが、あいにく別の予定が入っており、欠席の予定だ。それとは別に来週の日曜日は夜、第九の第二回練習日だ。先週行われた初回練習に欠席してしまったので、次回は行かなくては・・・と思っている。帰りは9期上のIさんと乗換駅までお喋りをしながら帰ってきた。

 帰路はライナーを予約済みだったので、時間調整のため百貨店へ。夫にはお土産に季節限定のプリンを購入した。台風接近のため早めの閉店のところもあるようだった。

 帰りの車内で復習をしたかったのだけれど、なんだかとても疲れていて、ちょっとウトウト。最寄り駅に到着すると、雨は上がっていたが路面はビッショリだった。いつまた降り出すかわからないので、早々に買い物を済ませて帰宅した。夫が夕飯の支度をしてくれていたので、今日も有難くお任せしてかつらのシャンプーをし、浴室乾燥した洗濯物を畳み、お風呂掃除を済ませた。
 
 今夜から明日の朝まで雨風が酷くなるという。市内は暴風警報、大雨警報が出ている。首都圏の鉄道は計画運休するようだし、明日の朝は無事に通勤出来るとよいのだけれど。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2019.9.7 旅2日目は白川郷を堪能して無事帰京

2019-09-08 00:52:50 | 

 昨夜は大浴場と露天岩風呂、サウナを楽しみ、早々にベッドに入った。夫はあっという間に鼾をかき始めたが、それを殆ど気にする余裕もなく、眠りに落ちた。夜中に一度お手洗いに起きた後、再び眠り、目覚ましをかけた2時間ほど前に目が覚める。
 少し迷って大浴場にもう一度。早い出発の人たちは朝食に向かう時間だったのか、昨夜よりずっと空いたお風呂でゆっくりと手足を伸ばした。

 昨夜チェックインした時には真っ暗だった部屋の窓の外を見れば、絶景。部屋の正面に立山連峰がまるで墨絵のように広がっている。山々を背景に広がる砺波平野、濃淡の緑が鮮やかで眩しい。“誰もが懐かしい日本の原風景が、そこにある”というホテルのパンフレットの通りだ。こちらではつい先週、夫が常々訪れたいという「おわら風の盆」のお祭りが終わったばかり。

 昨日空港からの移動中に目にした家々の屋根が、どれも能登瓦で黒々としていたのが、印象的だった。雪に強いのだという。それが西に向かうにつれてだんだん石舟瓦に赤く変わっていくというのは物知り添乗員Tさんの弁。一方、北海道ではトタン屋根、夫の故郷も雪が多いが、やはり軽いトタン屋根だ。屋根一つとっても日本列島は南北に長く、狭いようで広いなあと思う。

 お風呂から戻って朝の連続テレビ小説を視てから朝食会場へ。夫が最後に部屋を出たのに、なんと鍵を持っていないという。ああ、またやった。ロックアウトである。
 北陸の味覚がふんだんに供されたビュッフェをさっさと済ませて、小さくなってフロントに出向き、鍵を開けて頂いた。トホホ。セキュリティのために、とツアー会社を訊かれた。間抜けですみません。

 当初の予定では、朝食終了から出発まで1時間あったが、観光先の時間を増やした方が良い、と30分繰り上げて9時半の出発。今日はラッキーなことに、席替えで一番前列の見晴らしのよい席になった。ドライバーさんと添乗員さんのやりとりも聞こえて楽しい。
 最初に目指すは世界遺産の白川郷。茅葺き屋根の古い合掌造りの集落は、日本の原風景だ。ここを家族3人で訪れたのはいつだったろう。まだ息子が保育園児だったか。
 
 2時間弱の自由散策は、総合案内であいの館からスタートして、であい橋を渡るところから。外国からの旅行客も多い。今日もピーカンのいいお天気。濃い緑の山々が笑ってくれている感じだが、紫外線が強く、肌に突き刺すように暑い。
 展望台まで行くシャトルバスに乗るためにてくてくと歩く。以前訪れた時に比べ、良くも悪くも観光地として格段に整備されている。

 ひまわり、コスモス、稲穂に睡蓮、ススキと秋と夏が混在している。赤とんぼ、しおからトンボの大群を見たのは子どもの時以来か。幸運なことにほどなくして到着したシャトルバスに乗り込める。白川郷といえば冬の雪景色が素晴らしい。夫と息子は雪が積もった早春に一度訪れている。今回は行く夏を惜しむ季節だが、お天気が味方してくれて素晴らしい記念写真が撮れた。「はい、チーズ」ではなく、「シラ、カワ、ゴウ」の合図で傘を被ってにっこり。

 再びバスに乗ってメインロードまで戻る。国の重要文化財である和田家は、夫が前回見たというので、今回は長瀬家を見学した。260年続く旧家の長瀬家は、加賀藩から送られた500年前の壮麗な仏壇があることで有名。平成13年にボランティア500人以上により80年ぶりの屋根の葺き替えが行われた過程はNHKで放映された。

 帰りは少し裏道を散策しつつ、地元の方とお喋りして旅の風情を楽しむ。ソフトクリームを頂いたり、母の好きなきんつばをお土産に買ったり、夫の好きなとち餅を買ったり。瞬く間に2時間弱の自由時間は終了。

 ここからバスで1時間かけて昼食会場へ向かう。‘飛騨高山まつりの森’での昼食は飛騨牛朴葉味噌焼きに加えて、なぜかふぐてっさ、ふぐてっちり(実は飛騨ふぐが養殖されているというが、これはとても高価でこうしたツアーの食事には出せない模様)。お米は岐阜が誇るブランド米「龍の瞳」が供された。ボリュームもあり、お腹一杯になるとまぶたが下がってくる。

 向かいには、以前泊まったことのある高山のホテル。懐かしい。
 バスに揺られてウトウトしながら最後の観光地、宇津江四十八滝に到着。ここは渓谷沿いにある大小無数の滝で、21世紀に残したい日本の自然100選だという。13の滝があり、滝巡りハイキングコースになっているが、一番上の上平滝までは880m。1時間はたっぷりかかるようだ。

 散策時間は1時間強なので、ひとまずさわりぐらいまで行ってみようと歩き出す。これがなかなか手強い山道だ。ハイキング用の靴を履いてきているわけではない。それでも天然クーラーのごとく涼しく、木々のマイナスイオンを頂いて、肺呼吸が楽になる感じ。水煙を感じながら頑張って5番目の上段滝まで辿り着いた。ここは高さ10mを以上あり、立派である。その2つ先の王滝が高さ20m弱で、13の滝の中で特に優れて大きいというので、せっかくなので、と歩き出した。ところが、突然坂が急になり、足場も悪いので、身の程を考えて、勇気ある撤退。折り返した(正解だった。)。帰路の方が膝に来るし、また足の爪を痛めては洒落にならない。
 レストハウスで珈琲タイム。アイスクリームも頂いて、涼みながらほっと一息。

 後は空港へ向かうのみ。途中の道の駅・細入では時間調整のためたっぷり時間があった。夫はジャージー牛乳を飲んだり、好物の大福を食べたり、相変わらずお腹が元気だ。私もカフェオレで人心地つく。
 ドライバーMさんのご親切で絶景の渓谷で少々写真撮影タイムを取って頂く。赤い橋には野生の猿もいてびっくり。半月が空高く、美しい。

 車窓の外では、左手の夕焼けは燃えるようだし、右手には立山連峰が淡いオレンジ色に染まりながら別れを告げてくれる。今回の旅、山々が沢山笑ってくれてラッキーだった。
 添乗員Tさんは実に博識だったし、ドライバーMさんも穏やかで親切な方。ガイドさんはいなかったけれど、ベストコンビに恵まれた2日間だった。本日のバス走行距離は205km。

 空港のラウンジでお茶を頂き、一休み。夕食には名物のます寿司がお弁当として配られたので、機内で頂く。若干遅れて羽田に着陸したが、自宅最寄り駅までのリムジンバスにぎりぎり間に合って、ほっとした。事故渋滞でバスの中ではぐったりお休みしたが、なんとか日付が変わらないうちに帰宅することが叶った。
 明日は朝ゆっくり起きて洗濯物を片付けたら、午後からは合唱練習である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする