ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2018.4.21 快晴、夏日の土曜日、一日良~く働いた!

2018-04-21 20:39:23 | 日記
 昨夜は息子が夜遅くに関西から帰宅した。夫が宴会で夕食は不要ということで、一人で適当に済ますつもりだったので、ありあわせの食事よ、と了解をもらう。
 息子の遅い夕食中に夫が帰宅した。疲れていたのだけれど、入浴後、録画したドラマを視てしまって夜更かしの金曜日になった。

 今朝は少し寝坊をしようと、朝の連続テレビ小説に合わせて目覚ましをかけたのだけれど、明け方お手洗いに起きた後は夫の鼾で眠れず。ベッドでダラダラ。
 予報通り今日は夏日になった。快晴だ。これは、と衣替えも兼ねて大洗濯。

 2人が都内をあちこち回ってくると出かけたので、マイペースで溜まった家事に励む。洗濯をベランダ一面に干した後は先週サボった掃除を済ませる。あっという間にお昼になった。
 適当に一人ランチを済ませ、久しぶりに最寄り駅のヨガスタジオへ。ハタヨガビギナーのクラスで気持ち良く汗を流した。
 右足親指と中指には爪囲炎と爪の脱落のため、今も靴に当たらないように、ストッキングの上からぶつけたりしないように、とガーゼでカバーしていて、そのおかげで痛みは殆ど落ち着いてきている。正座をしてちょっと触れると“あ、痛かったんだけっけ”というレベル。抗生剤フロモックスとバラマイシン軟膏のおかげで酷く化膿することもなく、少しずつ良くなってきてはいる。明日で薬がなくなるので、ダメ押しでヨガスタジオの帰途に皮膚科クリニックに寄って診て頂くことにした。

 2週間前はどなたもいなくてすぐに診て頂けたのだが、今日は先週の土日が休診だったせいか、7,8人が待っていた。週刊誌を読んだり、夫と息子からのLINEの応答をしたり、で待ち時間をやり過ごす。
 今日こそ飲み薬は卒業かな、と6回目、最後にOKを出して頂けるつもりの受診だったが、残念ながら「良くはなってきていると思うけれど、もう少しですね。薬は飲んだ方が良いでしょう。また2週間お薬を出します。」ということに。なんといってもゼローダの副作用で足指の先がどこも茶色く色素沈着しているので汚らしくて、診て頂くのが恥ずかしい。その所為で、一皮剥けて新しい皮膚になっているのがあまりよくわからないように見える。
 会計を済ませ階下の薬局に出向くと、こちらも混んでいる。今日はクリニックと薬局の梯子で1時間ほどかかってしまった。

 帰宅してもまだまだ明るい。気温が高く、七分袖のブラウス一枚で充分だ。まだ4月だというのに。
 洗濯物はカラリと渇き、お日様の匂いがしてふわふわ。幸せだ。ああ、普段も家にいれば冷たくなった洗濯物を取り込むこともなければ、夜遅くに洗濯をすることもないのだな、という思いがチラと頭をよぎる。しかし、それを承知でフルタイムの仕事をしているのだから、土日だけでも晴れてくれて、こうした感覚を味わえることに感謝しなければ。
 大量の洗濯物をのんびり畳みながら、2人の帰りを待つ。

 帰りの電車に乗ったという連絡があり、夕飯の支度にとりかかる。ここのところ息子は頻繁に帰省しているので、久しぶり、というわけでもないけれど3人の夕餉を囲んだ。

 今日は我ながら家事もヨガもクリニックも、と実によく働いた。お天気が良くなると体調も上り調子だ。
 明日はお愉しみの予定が控えている。今日よりも気温が高くなるというので、熱中症に注意しながら、リフレッシュしたいと思う。
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2018.4.20 女だから、男だから・・・ではなく人として

2018-04-20 22:59:59 | 日記
 朝日新聞のデジタル記事で、目に飛び込んできたものがあった。
 そして我が身の来し方を省みて、胸が熱くなった。以下、紹介させて頂く。

※  ※  ※(転載開始)

「女は大学に行くな」女子大の車内広告、その真意は(2018年4月18日11時03分 朝日新聞)

「女は大学に行くな、」。一見目を疑う書き出しの広告が話題を呼んでいる。神戸女学院大学(兵庫県西宮市)が今月、JRと阪急電車の車内に掲示したメッセージだ。

 文章は続く。

 という時代があった。専業主婦が当然だったり。寿退社が前提だったり。いま、女性の目の前には、いくつもの選択肢が広がっている。そのぶん、あたらしい迷いや葛藤に直面する時代でもある。「正解がない」。その不確かさを、不安ではなく、自由として謳歌(おうか)するために。私たちは、学ぶことができる。この、決してあたりまえではない幸福を、どうか忘れずに。たいせつに。(一部略)

 大学は昨年6月に「学問は就活か」、今年3月には「人生は、いつだって途中だ。」という車内広告を出した。3月分は卒業生へのはなむけだったが、その候補の中に「女は大学に行くな、」があった。魅力を感じた学長室課長の樽本裕見子さんは、予定になかった新入生向けとして提案。インパクトの強さゆえに誤解されるのではと懸念する声も出たが、斉藤言子(ことこ)学長がゴーサインを出した。

 日頃、学生がよく使う阪急電車やJRに出した直後から、ツイッターに書き込みがあふれた。「胸と目頭が熱くなった」「何度も何分間も読み返した」と感想が書き連ねられていた。

 反響の大きさに樽本さんは「ただただ驚いています」。長く就活生を支援し、悩む学生に接してきた。「いまは失敗を恐れる学生が少なくないが、人生を自分で決められることは幸せなんだと、前向きに受け止めてほしい」

 人間科学部の新入生、沢井由里香さん(18)は「大学に行きたくても行けなかった友達もおり、過去の問題ではない。理科の教師になりたい、そう夢見られること自体が恵まれていると実感した」と話す。

 大学は70年前、戦後初めて認可された新制12大学で唯一の関西の女子大。斉藤学長は「女性差別はいまも残るし、出産などのライフイベントもあり、女性の道はまっすぐではない。でも、迷いながらもひたむきに取り組むことが人生を生きる養分になる。私たちからのエールです」と語った。

 広告は阪急電車での掲示は既に終了。JRの関西各線の普通電車で4月いっぱい掲示されている。(机美鈴)

(転載終了)※  ※  ※

 今を遡る40年近く前、都立の進学校を卒業した。生徒の第一志望は国公立大が大半で、教師たちも1年浪人すればみな希望のところに行きますよ、みたいな、今思えばかなりいい加減な進路指導しかしていなかった。とにかく3年間はバッチリ部活や課外活動に頑張った青春の煌き一杯の高校生活。結果、滑り止めの私立にはいくつか合格したけれど、当時の担任が、「本当にそこでいいの?もう1年頑張ったら」というコメントをくださり、浪人することにした。

 既に某私大に入学金の数十万を支払済みであり、何十年経った今でも、「あの時、あんな無駄なお金を使わなくて済んだのに・・・」と折りに触れて言われたりする。
 専業主婦だった母には、女の子だし、受け入れてくれるところがあったのだから何も浪人までして、という感情はあったと思う。
 それでも予備校時代は日々充実していて沢山の友人が出来(今でもつぼみの会として緩いお付き合いが続いている)、あの1年は私の人生にとって必要なものだったと思う。

 けれど1年後、関西地方の国立という希望は「一人暮らしなんてとんでもない!」と受け入れてもらえず、残念ながら自宅から通える国立大学からはお呼びがかからず、マンモス私立大学に進学することになった。

 旧制の地方国立大出身の父が言ったのは「せっかく浪人までさせてやったのに、結局私立か。」だった。今思えば立派なパワハラ、モラハラである。結構長いこと国立コンプレックスから抜け出せず、トラウマだったように思う。
 母も「女の子だからあなたが選んだ(バンカラの)大学ではなく、こちらの(女子大生受けする)方がいいのでは、」と言ったと記憶している。これもセクハラである。
 専業主婦の母、一馬力の父と一人娘の3人家族。奨学金を借りなければならないほどの家計状況ではなかったと思うけれど、それほど余裕綽綽であったわけではないと、二馬力でも地方の私立大学で5年目を迎えた息子を持つ親として、今でこそ思う。

 当時ほぼ全員が大学進学する高校(冷静に思えばかなり特殊な状況である。確か女子100名ほどのうち4大受験に失敗して短大に進んだのは1人か2人だったと思う。)に在学していたので、今ほど大学進学率が高くなかった〔私が高校を卒業した1980年の4大進学率は、男子4割弱、女子1割強、男女合わせて4分の1ほど〕にも関らず、私自身は大学進学が当然、と思い込む世間知らずであった。
 家の事情等で大学に行きたくてもいけない、という優秀な高校生がどのくらいいるか、自分がそういう心配をせずに浪人までさせてもらえた、という恵まれた環境にあるということに思いを至らすことの出来なかった馬鹿で能天気な高校生だったわけだ。

 それはさておき、今日のお題のように男だから、女だからというよりもまず人として・・・、と言ってみたところで、雇用均等法施行後30年以上経っても相変わらず就活では男子学生にアドバンテージがあることは否めないようだ。就職してからはどうかと言えば、結婚はまだしも妊娠・出産というライフイベントを直接体験するのは女性だけだから、その都度、何かを捨てて何かを選ぶ選択をする機会はやはり女性の方が多いのでは、と思う。哀しいけれど。

もちろん今は仕事も出来て、イクメンで家事もOKといったスーパー男性がウエルカムとされているようだから、男性側のストレスも相当なモノだろうと思う。やはりお互いが人として助け合いつつ、ワンオペにならないように支えあって生きていかないと生き辛い世の中であるに違いない。

 そんな中、件の事務次官のセクハラ発言で世は喧しい。セクハラもパワハラもモラハラもアカハラも、ハラスメントのない世の中にしていくために、男だとか女だとか言わずに人として恥ずかしくない行動をしていかなければいけないのではないだろうか。

 女は大学に行かなくて良いなどとはいわれない今の時代は、かつて涙を飲んだ先輩たちを思えばどれほど恵まれたことなのだろう。ほかでもない、自分の人生である。悩みながらも自分自身が納得のいく選択をし、自分で自分の人生を切り開き、欲しいものを努力しつつ選び取っていけるのは女性も男性も変わりないものだと思う。

 記録のために。一昨日届いた今月2回目のお花は赤、ピンク、淡いクリーム、オレンジのガーベラが2本ずつ、いちご草が2本、かすみ草とブプレリュウムがそれぞれ1本。
 花言葉は「神秘」、「友情」、「清い心」、「繊細な美しさ」だという。硝子の花瓶にすっくと立ったみずみずしい花たちを見て、自分も背筋を伸ばして日々を送りたい、と思う週末の夜である。
 
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2018.4.19 やっぱり忙しい…帰宅したら水回りトラブル発生、体調のことなど

2018-04-19 22:23:21 | 日記
 漸く週の後半になった。昨日まで寒の戻りのような肌寒さと思ったら、今日明日はぐんと気温が上がるとの予報。頭では判っていても、一度暖かさに反応した身体をまた冷やされると堪えるし、いきなり夏日と言われてもなかなか身体が付いていかない。

 相変わらず年度初めのドタバタは続いている。定例会議があり、その準備やら後始末やら、前期試験の日程だの夏季集中講義の日程調整等々、慣れた仕事といっても毎年新しい課題が増えていくし、そこかしこでトラブルも起きたり。4月はなかなか落ち着かない。

 ゼローダ休薬から5日目。休薬11日間の折り返しだ。お腹の調子は整腸剤でなんとかキープしているし、ちょっと快便快腸が過ぎるほどお通じが頻繁だ。Sさんに教わったお手洗いですんなり、のポーズも功を奏しているのかもしれない。とはいえ、油断して冷たいものを食べるといきなりお腹を壊すし、辛いものを食べれば口の中が大変なことになる。熱いものを食べても、その火傷がきっかけで口内炎状態になる。"マイルドな味のものを生ぬるく"がキーワードである。足の爪囲炎の化膿止めフロモックスも週末で飲み切る。悪化はしていないけれど、スッキリ痛みがないというわけでもない。ダメ押しで週末にもう一度皮膚科で診て頂く方がよいだろう。

 さて、今日も夕方に会議が終わった後、電話や窓口業務のあれやこれや。残業は原則しない、時間内で仕上げるのがモットーなのだけれど、致し方なく残って処理。それにしても残業していると、メールは容赦なく届くし、いればいるだけ仕事が湧いてくる感じ。なんとか見切りをつけて、帰宅する。空を見上げれば藍色。そして銀色に輝く三日月が綺麗なこと。思わず写真を撮って家族LINEに送る。

 帰宅すると、夫が先に帰っており、「大変だ!」と言う。洗面台の前で這いつくばっているではないか。
 先日お風呂周りをリフォームしたばかりなのに、洗面台の下がびしょ濡れになっているという。今朝は全く気付かなかったのだけれど、夫が懐中電灯でチェックすると、お湯の出るパイプからじわじわと水が沁みだしているとのこと。このままでは下のお宅に水漏れがしてしまう。夕食は支度だけ済ませて待ったなしで水回りのレスキュー会社に電話。

 この会社には、給湯器やトイレの取り換え、水漏れやらシャワーの付け替えなど何度かお世話になっているのだけれど、本当に24時間OKということで、あっという間に来てくださった。今日は電話してからものの30分で到着。
 パイプが腐食しているので取り換えということになった。臨時の出費であるけれど、やむなしである。まあ平成6年の春に新築で入居したといってももう四半世紀。経年劣化であちこちガタが来てもおかしくないタイミングなのだろう。いらしてから工事終了まで所要1時間半。夕飯はかなり遅くなったけれど、大事にならないうちに対応が出来て本当に良かった。

 そんなこんなで、職場でも家でもあたふたとした1日だった。漸く明日は金曜日。夜遅くにまたしても息子が帰省することになっている。来週の通院日まであと数日、本当は一番調子のいい筈の待ち遠しい週末もゆっくりは過ごせない予感である。
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2018.4.15 リフレとライブと天神様、帰途はガックリ

2018-04-15 22:04:29 | 日記
 今日は朝からフル回転の日になった。お天気が心配だったが、朝起きた時には雨が残っていたものの、ラッキーなことに出かける時間には小やみになっていた。
 朝一番で月に一度のお愉しみ、リフレクソロジーサロンを予約済み。少しだけ寝坊をして朝食を済ませ、家を出た。午後からは夫のかつての職場の同僚がライブのコンサートというので、お付き合い方々私も同行することになっていた。サロン最寄り駅の駅ナカにある開店直前のフラワーショップでブーケを予約してから、リフレクソロジーサロンオーナーのお迎えの車に乗り込んだ。この時は青空が広がり、車窓から見る緑は雨に濡れて眩しいほど輝いていた。

 いつもは、下半身すっきりコースにハンドリフレと10分延長でヘッドマッサージをオプションで付けてお願いしているのだけれど、今日はサロンオープン20周年記念のスペシャルオイルコースが半額で施術して頂けるという。一度も経験したことのない130分間の贅沢コースで、ヘッドマッサージから下半身とフルリフレに加えて、背中のロミロミトリートメントまで。爪囲炎と昨夜脱落したばかりの右足中指の爪付近を注意して頂き、手のひらと足裏もソフトな施術を、とお願いしたら、後はお任せ。オイルは身体と心と魂まで整えてくれるという深く力強い香り。最初からもううっとり。知らずに寝息を立てて寝てしまった感じ。途中でリクライニング椅子からベッドに移った時ももう夢心地だった。

 施術後のコメントでは腰と臀部が張っていたとのこと、これは爪囲炎と爪が不調の右足を庇っているせいだと納得する。さらにいつものように左手は流れが悪いようで、左足もやや冷えていたとのこと。施術後は身体ポカポカブレンドのハーブティを頂き、来月の予約をして再び私鉄最寄り駅まで送って頂く。再び空は曇天に。お天気がなかなか不安定だ。

 待ち合わせ時間よりも早く夫がサロン最寄り駅に到着しており、お待たせ、と合流。目の前のフラワーショップで紫色を基調にした素敵なブケットを受け取る。紫色の珍しいムーンダスト・カーネーション等も入れて頂いており、満足。駅ナカで急いで昼食を済ませ、私鉄、都営地下鉄、地下鉄と3線乗り継いで都心のライブコンサート会場へ時間通りに到着した。既にオーディエンスが入り始めており、夫の職場仲間のベーシストとご挨拶。まだ息子がお腹にいる頃だったか、ご夫妻に一度お目にかかっているのだけれど、もうすっかり記憶が曖昧になっている。ご子息2人もいらしていてご紹介に預かる。息子が帰省中だったら一緒に行くかもしれない、と言っていながら昨日とんぼ返りで帰ってしまったのでお詫び方々ご挨拶する。

 定刻通りライブがスタート。おじさんだってはじけたい!という感じの熱気ムンムンの1時間ちょっと。リーダーでヴォーカルのギタリストは、最後にバンド名の曲を歌い終えると精魂尽き果てましたと言っていたけれど、いやあ、おじさんパワーはなかなかどうして大したものである。ギター3人とドラムスの4人のバンドで、ギターはどれもエレキギターだったが、私としてはどちらかといえばベースもギターもアコースティックの方が好みだし、ピアノがあったら良かったな、と。

 ジャズキチの夫が知っている曲は1曲だけだったとのこと(なぜか私は2曲知っていた)で、いつも夫が聴いているモノとはちょっと路線が違うのかしらという感想。地下の会場は熱気が籠ってちょっと酸欠気味。これで喫煙OKだったらとても無理だったな、と終了してご挨拶が済ませて地上に上がった時には酸欠の鯉よろしく口をパクパク、頭がクラクラ。

 夫も私と同様に酸欠になったようで、すぐ近くにあった老舗の和菓子屋さんでクリームあんみつをご馳走してくれた。こしあんも小倉のアイスクリームも寒天も、どれも優しい甘さで美味。癒された。とても美味しかったので、店頭でもお薦めの和菓子を4種類買い求めてお持ち帰り。現金なことにすっかり元気になって、ちょっと歩いて湯島天神へお参りに。
 大昔、自分自身の受験の時に両親に連れられて訪れたり、息子の中学受験の時にも2人でお参りに来た懐かしい場所だが、夫は初めてとのこと。お礼参りの絵馬が沢山飾られていたが、もう夕方だったので、境内は人も少なく静かだった。お守りをゲットして坂道をブラブラしながらJRの駅に向かった。

 私鉄乗り換え駅に到着。ライナーの時間までは小一時間あるし、普通の準特急に乗るつもりでいつもの番線に並んだのだが、待てど暮らせど乗るべき電車は来ない。準特急発車3分前までライナーが出発しない模様。不思議に思って、向かいの番線を見ると、なんと乗るつもりでいた準特急が既に満員になってそこにいる。平日は絶対にありえない番線なのだ。何のために20分ここで並んだのだろうとガックリ。その後来る電車は各駅停車だし、結果、30分以上立ちん坊、乗るつもりのなかったライナーのチケットをスマホでその場購入し、当初乗車予定時間の40分遅れで乗り込むハメになった。足がパンパンで怠いことこの上ない。お行儀が悪いけれど靴を脱いでマッサージ。

 最寄り駅に到着して、外食でいいね、ととんかつレストランに入ったのだけれど、これまた混雑していてなかなか食事が出てこない。タイミングが悪かったのか、厨房が人手不足なのか30分以上待たされてぐったり。予定より随分遅い帰宅になってしまった。
 今日は拭き掃除はパスで、夫に掃除機だけかけてもらったけれど、洗濯物もごみも溜まっていたので帰宅後もちまちまと家事。

 明日からまた新しい1週間。少し仕事が落ち着いてくると良いのだけれど。今日は一日出ずっぱりで最後には立ちん坊のおまけもついて疲労困憊。さあ、早めに休まなくては。

 
 
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2018.4.14 乳がん患者さんのための瞑想ヨーガ、4月クラス無事終了

2018-04-14 21:31:05 | ASHARE (アシェア)
 2月のクラスの後、3月はお休みだったので今日がASHAREさん主催、3回目の瞑想ヨーガクラス当日になった。

 昨夜は、今日のクラスのシミュレーションを行いたかったのだが、残業や息子との食事やもろもろの片づけで時間切れ。レッスンプランメモを更新して、クラスの流れをイメージトレーニングすることだけに留めた。
 夫は宴会のため、かなり遅くにご機嫌で帰ってきたが、私は今日に備えてさっさと入浴して先に休んだ。

 明け方お手洗いに起きて、少しだけ二度寝したら、目覚ましが鳴る。一足早く起きた夫がセットしていた洗濯物を干してくれたので、追加でもう一度洗濯機を廻しつつ朝食の準備と夕飯の仕込み。曇天で夜には雨が降り出すという天気予報。ひんやりと肌寒い。なんとかお天気が持ってくれることを祈って、寝坊助の息子を起こし、いつもより1台早い準特急に乗れるように早めに家を出た。

 あいにく今日も席は満席で、終点まで立ちっぱなし。ヨガマットを担ぎ、着替えや小道具、資料を持ち、レッスンプランを立ったまま見返すのは痺れと痛みのある手足では結構きつい。20分早い到着だったはずが、私鉄への乗り継ぎはタッチの差でうまくいかず、結局、ここで10分のロス。それでもいつもより10分の余裕があったので、ちょっと散策しながら時間通りに到着した。

 お手洗いを済ませて時間調整をしつつ会場へ。今日は少し出足が遅かったようで、スタッフの方とゲストの方1名のみ。今日はLEDのキャンドルを小道具として持ち込んだ。瞑想からシャヴァーサナの時に、室内を暗くして灯すといい感じになるのではという試みだ。着替えを済ませ皆さんの到着を待つ。体調不良のため当日キャンセルの方が2名。年度初めということで、お子さんの学校行事やらの予定が入ったとキャンセルされた方も複数おられて、今日クラスを受けられるのは、事務局メンバーもあわせて10人になった。お隣の方とぶつからないようにスペースを取り、私の周りを緩く扇型に囲んで頂いた。

 代表のHさんがご挨拶され、スタート。会場にはいつものようにフランキンセンスの香りのディフューザーが設置されており、ヨーガを行いながらアロマ芳香浴が出来る癒しの環境になっている。
 今日もたっぷり90分のクラス。前回に引き続き、前泊までされて関西から来てくださった方、やはり前泊をされ、近県から来てくださった方もおられるなど、本当に有難いことである。インテンシヴコースのM先生のご紹介で私のブログを読んで来てくださった方も。ご縁に感謝である。初めましての方が4名、今日が2回目、3回目という方が4名。ちょうどいいバランスになった。

 最初の自己紹介で、ゼローダ治療による副作用のため、手袋と五本指の靴下を履いていることをご勘弁頂く。鼻風邪で開始前に鼻を何度かかんだが、鼻毛がないため下を向くと、知らず知らず鼻水が垂れそうになるのが情けない。
 瞑想ヨーガとの出会いや、ヨーガスートラの最初の一節、ヨーガとは、というサンスクリット語の一文を皆で唱える。そして何より私がこのクラスでお伝えしたいヨーガの智慧についてお披露目した後で、先日Sさんから伺った助産師さん直伝の「いきむことなく楽に排便が出来る姿勢等」についても小噺としてお話する。ここでぐっと皆さんがリラックスするのが判る。

 お話の後は次なる動きに備えて足の指を丁寧に解し、股関節を解し、腸の反射区である前腕や手首を伸ばす動きの後、胸を開くポーズを少しだけ取り、聖なる音オームの音を皆で唱えてクラススタート。

 半分が初めての方なので、今回もマントラ付きの瞑想ヨーガに触れて頂くのを第一目標とする。ウォーミングアップとして今回も大空と大地と、その間にある全てのものに感謝と尊敬を表す動きである帰命敬禮から始める。2回目、3回目、4回目というスタッフの方はさすがに慣れた感じで、マントラを唱える声もしっかりしている。初めての方たちも苦も無くクリアしている感じで素晴らしい。動き自体はとてもシンプルだが、聞き慣れない古代サンスクリット語を唱えながら同時並行で行うとなると、最初はとっつきにくいと思うけれど、案ずるより産むが易しということだ。

 続いて五体投地で立ちポーズも。今日は最初に良く足の指を解したおかげで、皆さん爪先立ちでもヨロヨロしている方はいなかった。体幹がしっかりしてきたということで、これまた素晴らしい。最初はなかなか声が出なくとも、少しずつ皆さんの声が聞こえてきて、嬉しく思う。皆さんの声がうまく共鳴して、スタジオ内は柔らかく暖かな空気に満たされる。これもマントラを唱えながらヨーガを行う瞑想ヨーガの醍醐味だ。とにかく今この瞬間、自分が普段何気なく繰り返している呼吸に意識を向けて、自分と向き合うことがこのクラスが目的とするところである。

 簡単な動きの繰り返しであるけれど、身体が芯からポカポカと温まってくるのがわかる。喉の調子もいまひとつなので、普段より息や声が続かない場面もあって冷や冷やしたけれど、なんとか無事クリア。数セット繰り返した後で、私が毎朝やっている朝ヨガの簡単な3つの動きを今回もご披露する。

 ここまでで45分ほど。後半は呼吸法と瞑想、キールタンという構成である。
 初回参加の方は瞑想したことのない方が多いだろうと思っていたが、皆さんとてもお上手で、キャンドルライトの揺らぎの前で自然に瞑想に入っていかれる。しかも口元には優しい微笑みをたたえながら、美しい姿勢で座っておられるではないか。ガイドをしながら私自身が穏やかに幸せになっていくのを感じる。

 腹式呼吸から完全呼吸法へ移行して、瞑想タイムの後は安らぎのポーズ、シャヴァアーサナへ。全員が横になって暫しの間、お休みされる。今日は電気を消すだけでなくカーテンも閉めてほぼ真っ暗にして便りはキャンドルライトのみ。
 ラーマボーロのキールタンを唄ってから、リンの音を鳴らしてゆっくりと目覚めて頂く。両手を万歳して思いっきり伸び、だらんと脱力して頂いた後は、スッキリと安定した気分で楽な姿勢で座り直し、キールタンを唄う締めの時間となる。

 今日も一番とっつきやすくかつメロディーの美しいハレルヤを。初めての方もいつの間にかすっかり溶け込んでおられる。もう少し時間があったので、シヴァ神のキールタンもご紹介することが出来た。
 こうして、鼻風邪だし風邪声だし手足も心配と言いながら、今日も無事に、90分のクラスを最後まで行うことが出来た。不思議なことに、クラスの間はそんなことを忘れてしまうのが自分でも驚きだ。充実した時間を過ごすことが出来て、満足感で一杯。

 年度初めのお忙しい中、予定をキャンセルしてまで来てくださった方や、今日までの広報や参加者リストの作成、出欠確認等の様々な裏方のお仕事をしつつ、お愉しみプレゼントの準備をしてくださった事務局の方たちに感謝の気持ちで一杯になる。来月以降もこうした時間が続けられたら、と素直に思う自分がいる。

 最後に質問タイム。ヨガ自体は経験があったけれど、マントラを唱えながら(歌いながら)動くというのは初めてで、なかなか難しかったけれど、集中出来たという感想が出て、成功だな、と思う。今日もASHAREさんから参加者の方たちに、お楽しみプレゼントが配られる。今回も頂戴して、恐縮しつつもウキウキと説明を伺う。

 春本番、お出かけが増えるこの時期にぴったりの便利なリフレッシュアロマグッズの中身は「お出かけに便利♪抗菌ハンドジェル」「気持ちリフレッシュ!ルームスプレー」と「リラックス&デトックスバスソルト」の3点セット。
 ティートゥリー&ペパーミントでしっかり抗菌。爽やかな香りで添加物ゼロのお肌に優しいハンドジェル。バッグに入れておくと良いですよ、とのこと。ゼローダの副作用で手の平の状況があまり良くないので、添加物やら香織が強いものはとても心配で塗布出来ないが、これなら安心。
 ルームスプレーはアクティブな春にぴったり、スッキリしたオレンジ&ペパーミントの香り。気持ちウキウキ元気になれそうだ。これもバッグに忍ばせるなり、枕元に置くなり色々な場面で活用できそう。
 バスソルトは天然ヒマラヤ岩塩(ローズソルトヒマラヤンファイン)を使ったもので、リラックスのラベンター&ゼラニウムと、浮腫み解消&デトックス効果の高いジュニパーベリー。疲れた身体をしっかり回復してくれるという。

 今回も季節感溢れる内容で、可愛らしいラッピングは乙女心をくすぐる至れり尽くせりなお土産である。
 精油の種類や量も治療中の体調を考えて刺激が少なく、安全な量とのこと。アロマとハーブの専門家集団ASHAREさん、毎回のことだけれど、お見事なお仕事ぶり、ついつい図々しくも次回も楽しみにしてしまう私である。

 着替えを終え、今日は同じ棟にある中華レストランへ移動する。副作用のため、ランチは・・・とキャンセルされてお帰りになった方もいて、どうされたか無事にお帰りになれたか、と心配だ。
 3人のスタッフの方たちと私、2回目の参加の方、初めての参加の方が2名で8名が1つのテーブルを囲んだ。すると「○○さん!」と呼ばれてびっくり。何とこの3月に、私が勤務する大学院を修了したばかりの院生さんが目の前にいるではないか。「なんでこんなところに?!」とお互いに訊き合う。彼女はお子さんのイベントでいらしていたと仰り、私は実は患者会でヨガの講師をしている、とお話する。それにしても世界はなんと狭い、なんという偶然か、と思うサプライズな出来事だった。

 外は黒い雲が見えてきている。なんとか雨だけは降らないでと念じつつ食事を愉しむ。
 今日は特に自己紹介をするまでもなく、ざっくばらんな雰囲気で自然に意見交換等が始まった。再発治療での悩みやセカンドオピニオンを取るべきかどうかなどの悩み、皆さんそうした中でもこうしてポジティブにイベントに参加されているので頼もしい。

 ブログを読んでいて(私が)どんな方なのかとお会いしたかったと仰ってくださる方にお目にかかるにつけ、がっかりされていないといいけれど・・・と思いつつ、気づけば素のままの自分が本音で楽しく喋っているのを感じる。楽しかった、気持ち良かった,参加して良かったという感想も頂き、本当に新米講師冥利に尽きる。
 お喋りは尽きなかったが、帰りの高速バスの時間があるので、と仰る方がおられてお開きに。外はすっかり雲が厚くなっており、今にも泣き出しそうな空だ。事務局の3人の方と次回以降の日程のご相談をしてからゆるゆると解散。

 最寄り駅に着くと電車が行ったばかりで10分ほど駅で今日の振り返りをしつつ、ターミナル駅へ向かった。
 心地よく疲れており、そのまま私鉄に乗り換え、準特急の席を確保して、帰途についた。

 一方留守番の夫と息子のこと。息子が、慣れない革靴を履き続けていたせいか足首が痛いというのでクリニックで診て頂き、その後、先週夫が持ち込んだ大量のクリーニングを引き取りに出かけたという。帰りは焼肉のランチを済ませたと写真が送られてきた。私がいないと途端に焼肉に走る2人である。その後、息子と見送りの夫の2人が家を出たのは、私が最寄り駅に着くのとほぼ変わらない時刻。途中どこかですれ違うかと思ったが、それもなく、帰宅すると今、駅だという。
 大量の洗濯物を取り込んで、畳んでいると、2つ先の私鉄駅まで見送りに行った夫が戻ってきた。

 ゆるゆると夕食の支度をして、夫と2人で夕食。そろそろ息子は寮に着いた頃だろうか。 
 明日も午前午後と用事があり、ほぼ一日出ずっぱりになりそう。今日はASHAREさんに頂いたバスソルトでゆっくり入浴してぐっすり眠って明日に備えたい。


(追記)ASHARE(アシェア)さんの活動レポートに取り上げて頂きました。
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