インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

梅干の効能

2008年06月23日 | 歴史
梅雨時は食べ物が悪くなるのが早いですね。
朝御飯で作ったお味噌汁が、夜にはカビが生えていたなんて事もたまにございます。
空気中に漂う湿気と、適度な温度が雑菌を繁殖させるには持って来いの環境なんですね。

今日は子供達にお弁当を作るお母さん達にワンポイントアドバイス。
梅干の使い方について御説明致します。

梅干は昔から保存食品の代名詞としてもてはやされ、お握りの中に忍ばせれば御飯が悪くならないと言われています。
これは梅干には有機化合物ヒドロキシ酸の中のクエン酸が含まれているからなんですね。

クエン酸は体力回復に良いとされていますが、実はこれは実験データが無いので確認されていません。
けれども、直射日光に当たる環境では皮膚の乾燥を防ぎ、肌に水分を保ってくれる他、みなさん御存知の殺菌効果がございます。



但しっ!
これは昔からの製法の梅干に限った事で、減塩梅干などの所謂調味梅干では効果が期待できません。
蜂蜜入りの梅干なんて、御飯より先に悪くなるケースがございます。
この効果が期待できる梅干は、食べた瞬間に口が尖って涙が出そうなくらいの梅干に限られます。

そうなると問題になるのは酸っぱさ。
女性はともかく、男性は子供の内から酸っぱいのが苦手なんて人も多く見受けます。

食品の安全の為にはお握りの中身は梅干にしたい、けれど子供は梅干だとお握りを食べないなんて悩むお母さんも多いはず。

そんな時には、御飯を炊く際に梅干を入れて御飯を炊いて下さい。
クエン酸は熱で分解されませんので、御飯と一緒に炊く事によっておコメにクエン酸が付着して雑菌から保護してくれますよ。

お米2合に対して梅干の大1粒くらい?
これくらいだと梅干の酸っぱさもほとんど気にならないので、酸っぱいのが苦手な人も気付かないで食べてくれるでしょう♪

尚、酸っぱくても大丈夫と言う塾生には梅干の混ぜ御飯と言う究極の手段をお薦めしますが、クエン酸はアルミを溶かしますのでお弁当箱には気を使ってあげて下さいね。

この時期、特に表で食べるお弁当には、いつもより注意を払って楽しく活動しましょうね。