京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

祇園祭 其の参 -祇園祭の豆知識-

2014-07-08 | インポート

●「祇園祭の粽(ちまき)は食べられない」

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それぞれの山鉾でつくられ販売されている「粽(ちまき)」。

この「粽」は、食べるものではなく、「蘇民将来之子孫也(そみんしょうらいのしそんなり)」と

記された、護符の付いている笹の葉で作られた、厄病災難除けのお守りです。

その「粽」を玄関先などに飾って、翌年の祇園祭で新しい粽と取り替えるのが慣習で、

古いものは、出来ればその時に山鉾に返納するのがよいそうです。

今年は、前祭と後祭がありますので、2ヶ所の「粽」はいかがでしょうか。

長刀鉾の「粽」は、やはり人気がありますね。

この「粽」の売上げは、各山鉾の維持保存に充てられるそうです。

ぜひご協力のほど、宜しくお願い致します。

●「祇園祭には胡瓜を食べない」

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祇園祭は八坂神社の祭りです。祭りの期間中、特に、

八坂神社の氏子内や、祭り関係者に残るならわしで、

輪切りにした胡瓜の断面が神紋に似ている事がその理由です。

胡瓜が旬のこの時期に食を断つのは、祭が無事に終わるための願掛けの意味もあり、

私のような凡人は、今が旬の胡瓜、すぐ食べてしまいます、、ダメですね。。。

●「祇園祭は、別名・鱧祭といわれる」

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祇園囃子の音色が聞こえてくる頃になると、鮮魚店の店先には鱧が並びます。

京都では、「祇園祭には鱧を食べると良い」と言い伝えられています。

鱧は生命力が強く、交通機関が発達していなかった昔でも運ぶ事ができたため、

夏のごちそうとして、鱧料理でもてなし、屏風などを飾って見せるならわしがあり、

この名前が付きました。

●「巡行後、山鉾はすぐに解体」

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巡行から戻った山鉾は、すぐに解体されます。

これは、京都の町に疫病をもたらす悪霊たちが、飾り立てた山鉾に呼び集められ、

解体とともに消え去っていく、とされているからだそうです。

●「舞妓の髪結い・勝山」

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祇園祭の期間中、年長の舞妓だけ「勝山」という髪型にするそうです。

ヒスイの青玉のかんざしに「梵天(ぼんてん)」というかんざしを、

髪の両側につける、この時期しか見られない華やかな髪型です。

<京都 好き男>