京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

夏の伝統行事 ~鹿ヶ谷かぼちゃ供養・きゅうり封じ~

2014-07-21 | インポート

●鹿ヶ谷かぼちゃ供養 -安楽寺-

 

 

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江戸中期に、安楽寺の真空上人が修業中に、阿弥陀如来から、

「夏の土用の頃、鹿ヶ谷のかぼちゃを振る舞えば中風にならない」とお告げを受け、

始まったとされる伝統行事で、毎年7月25日、中風除けに、檀信徒によって、

煮炊きした約千人分の鹿ヶ谷かぼちゃが無料で振る舞われます。

この「鹿ヶ谷かぼちゃ」は、江戸時代より鹿ヶ谷で作られている、

京の伝統野菜のひとつで、ひょうたんの形をしているユニークなかぼちゃです。

私も食しましたが、もっちりとした食感が印象的でした。

参拝していた子供の中には「甘くてお菓子みたい」との声も。

現在は、農地が減ったことから、生産している綾部市より運んでもらっているそうです。

安楽寺(通称:松虫鈴虫寺)は、浄土宗単立寺院です。

後鳥羽上皇の女御松虫(19歳)と鈴虫(17歳)が、法然の弟子である、

住蓮と安楽の説法に感化され、ひそかに出家して上皇の怒りにふれ、

二僧は死罪、法然も讃岐に流罪、両上人亡き後、「鹿ヶ谷草庵」は荒廃しましたが、

流罪から帰京された法然上人が、両上人を弔うため、草庵を復興するように命じ、

「住蓮山安楽寺」と名付けました。

寺宝の住蓮と安楽・松虫と鈴虫の木像や石塔が、悲劇を今に伝えています。

当日には、9時より1時間置きに、本堂で住職が、寺の由来について詳しく説明してくれます。

7月25日 9時~15時 拝観料500円 春と秋の特別公開日のみ拝観可。

哲学の道より東へ上がった道は大豊神社・霊鑑寺・安楽寺・法然院と続く、

隠れ名所の静かな散策コースとなっており、おススメです。

特に、木々に埋もれた法然院の境内は、暑さを忘れさせてくれます。

●きゅうり封じ -神光院-

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神光院は、東寺・仁和寺と共に、京都三大弘法として有名で、

厄除け・眼病祈祷の寺としても知られています。

ここで、きゅうりによる疫病除け祈祷(きゅうり加持修業)が行われます。

病名・名前・年齢を記入した紙に、そのきゅうりを包み、家に持ち帰り、

身体の悪い所を撫でて庭に埋めると、病気を封じ込めるといわれています。

期日:7月21日・7月29日 8時~16時30分

御祈祷料:1500円(きゅうり代込)

他に、五智山蓮華寺(右京区御室)でも「きゅうり封じ」が行われます。

7月28日 12時~20時/7月29日 6時~18時  御祈祷料:1000円

<京都 好き男>


150年ぶりの記念すべき日でした!

2014-07-21 | インポート

昨日は祇園祭、後祭の大船鉾が150年ぶりに姿を

現しました。部材は、まだ白木のままですが、船体の一部は

江戸時代後期の装飾品などで飾られてました。午後には「曳初め」

が行われ、大勢が見守る中、新町通を往復しました。(京都新聞より)

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京都の町中は、祇園祭、後祭で盛り上がりを見せてますが、

当館、松菊園でも小さな祇園祭を感じる事ができました。

舞妓の叶笑さんが夜の宴席で来られ、祇園祭の前後に付けられる

団扇の花かんざしを挿し、いかにも涼しく、軽やかな姿に

風情を見る事ができました。

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<サイダー>