京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

祇園祭 其の四 -祇園祭ゆかりのお菓子-

2014-07-09 | インポート

京都といえば、日本三大お菓子処(他に松江・金沢)のひとつです。

四季それぞれに美味しいお菓子がありますが、

今回は祇園祭ゆかりのお菓子を紹介します。是非、食べてみて下さい。

まずは<行者餅>。祇園祭といえば、行者餅です。

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1806年、京都で疫病が流行した時、「柏屋光貞」の店主が、

大峰山修行中にお告げを受けて作った餅を、役行者山に供えたそうです。

そのお下りを食べた人々は疫病を免れたため、無病息災の菓子と喜ばれたのが始まり。

小麦粉を使った、クレープ状の薄い焼皮に白餅を置き、その上に山椒味噌をのせて、

修験者の法衣を畳んだ形で包んだものです。

私が食べた印象は、口にすると山椒の香りが広がり、

味噌の風味がじわっとやってきます。

「柏屋光貞」さんで、宵山の日だけに販売されますが、近年は予約でほぼ完売です。

食したい方は、ぜひ予約をおススメ致します。

<稚児(ちご)餅>

7月13日、祇園祭の長刀鉾の稚児が位を頂く、

「お位いもらい儀」が、八坂神社で行われます。

その時に供えるのが「稚児(ちご)餅」です。

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「二軒茶屋中村楼」の茶店で7月13日~7月31日まで、食べる事ができます。

また、「三条若狭屋」では、甘く炊いた白みそを求肥で包み、竹串に刺し、

氷餅の粉をまぶしたものを竹皮模様の紙に包んだ「祇園ちご餅(3本入り)」が、

通年で販売されています。

<吉兆あゆ>

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山鉾のひとつ「占出山(別名:鮎釣山)」の故事にちなんだ鮎の形をしたお菓子です。

7月13日~16日「占出山」で売られています。

前回、祇園祭の粽は食べられないと紹介しましたが、

後祭の「黒主山」では、黒糖風味の生麩で作られた「食べられる粽」を、

1日100本限定で、7月14日~16日、午後より販売しているそうです。

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なんと、あの洋菓子屋ジュヴァンセルも「祇園祭フィナンシェ」を売っていますよ。

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<京都 好き男>