「蓮の寺」として知られる、法金剛院の「観蓮会」に行って来ました。(料金:500円)
法金剛院の中門をくぐり、参道を奥に進み、突き当りを右折すると、
眼前に、池泉回遊浄土式庭園が拡がります。
鳥羽天皇の中官待賢門院が、極楽浄土を再現しようと設けた庭だそうです。
ここに、水面が見えないほど一面に、蓮が生育しています。
そして、本堂の前や参道にも、住職が丹精込めて育てた、
数種類の鉢植の蓮が並び、まさに、「蓮の寺」です。
本堂より眺める風情は、まさに極楽浄土の世界を思わせます。
「観蓮会」は、8月上旬まで、朝7時より行われており、
朝早く行けば、蓮の花が「ポン」と音を立てて咲くのが見られるかもしれません。
庭園には、今は水が流れてはいませんが、「青女の滝」があり、
この滝を含め、庭園は、国の特別名勝に指定されています。
「法金剛院」は、JR嵯峨野線・花園駅から北西へ3分、
当館から市バス「93系統」で行けば、約30分位(花園扇野町下車)ですので、
ぜひ朝の涼しい時間に、極楽浄土の世界はいかがでしょうか。
私は、蓮はお寺にふさわしい花だ、とつくづく思いました。
他にも、蓮が見頃の寺院をご紹介させていただきます。
●三室戸寺
本堂前の蓮園に、250鉢の色とりどりの蓮が咲きます。
今年は終わりましたが、毎年「ハス酒を楽しむ会」が開かれます。(入山料:500円)
●天龍寺
参道途中の放生池に見事に咲く蓮が、無料で朝8:30より自由に観る事ができます。
●龍安寺
山門左手にある鏡容池で、「睡蓮」と「蓮」が楽しめます。
<京都 好き男>