
なす。
今から約30年ほど前まで、夏と言えば”越谷小茄子”。
当時は築地はもちろん、新宿(淀橋)・池袋・横浜の市場に
供選という方法で出荷されていました。
小茄子とは、文字通り”小さな”茄子のことです。
今ではほんの一部で細々と出荷されていますが、
当時茄子を作付けていた農家のほとんどは、
現在小茄子はおろか、茄子の出荷をしていません。
わが家でも当時は、夏休みになると小茄子の箱作りが私の日課でした。
今はもう遠い昔の思い出になっています。
なぜ小茄子の生産が激減したのか?
理由は簡単、需要がなくなったからです。
茄子の皮には「ナスニン」という色素が含まれています。
この色素には、
身体に有害な活性 酸素を抑える作用があり、
動脈硬化など生活習慣病を防ぐ働きがあります。
わが家では、5年前から茄子の生産を復活させました。
当時と違うのは、生産者が親(父)から子(私)に替わったことと、
栽培の方法を慣行農法から、無農薬・無肥料栽培に替えたこと。
いまの生産量は、当時の1/100程度でしょうか。
それでも、夏野菜の代表である茄子を復活させた意義は大きいと思っています。
かつて茄子の生産で活気を帯びていた越谷・大相模地区で再び茄子の生産。
せっかくだから多くの人に茄子の美味しさを知って欲しいし、
かつて茄子の一大生産地であったことも多くの人に知って欲しいと思っています。