2015年3月19日(木)
ある友だちが手術を受けることになって、相談してきた。その分野の専門家と(これはまさしく専門家である)最近よく行き来しているので、すぐに聞き合わせてみた。相手は親切な人柄で、そのまた知人にさっそく意見照会を求め、その回答と彼自身の意見とを返してくれた。僕は自分の意見を合わせて最初の友だちに情報を戻した。
その間、つごう2時間ほどか。外科医の仕事の速さには、いつもほれぼれする。精神科はこう行かない場合が多い。診療のあり方としてじっくり指向で時間がゆっくり流れるのは結構なことだが、いざという時の足回りが悪くて腰が重いのは考えもので、これは他人事ではなく自戒である。
ともかく、発信された質問に気持ちよく返事が戻ってきて、友だちの手許に届いた。僕にとっては、あっちの友だちがこっちの友だちを助けてくれた形で、こんな時、人生はいいなと思ったりする。
この流れを、少しでも制度に結びつけられたらいい。そしたら、この国はいいなと思えるだろう。
軍備拡充や武器輸出ではないのだ。