2016年4月26日(火)
「連休明けまでに」という締切設定、実は問題なのだね。連休に仕事することを想定(というより事実上要求)しているとしたら、だ。
連休にも気が向けば仕事するかもしれないが、それを強いられるのは真っ平ゴメンである。それで「連休明け」とか「5月9日までに」といった指示は、一律自主的に「連休に入る前」つまり4月28日(木)締切と読み替えることにしてみた。それで僕の場合は大した問題もなく、要するにおおかた自己管理の問題なのだが、中には連休が近づいてから「連休明け」を締切指定してくるフトドキな案件もある。僕らののんきな仕事場ですらそうだから、全国的にはかなり多いのではないかしら。
これ、勤労者の権利に対する重大な侵害である。日本の場合、制度的に定められた休日祝日は世界的に見て実は多い方に属する。ただ、自主的に休暇を取ることに対して有形無形の圧力が強く存在し、そのため実際には休暇を楽しめない。そういう現実があるのに、暦通りの休みにまで事実上のサービス労働を求められるとしたら、いったいいつ休めばいいのかってことになる。
連休は休むことを自明の前提として、指定するなら「連休入り前」を締切とするのがスジ、そういう慣行にならないかしらん。
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少し前に電車の広告か何かで、ちょっと吹き出すことがあった。
「疲れてる?」直訳すると顔ヤバイ
OL川柳か何かそんなものだったと思うが、句そのものの面白さよりも「直訳」に笑ったのである。これ、ほんとうは「意訳すると」のはずだ。詠み手は「直訳」という語を「本音を直に言葉にすれば」という意味に使っていて、国語辞典的には誤用だけれど妙にサバけた可笑しみがある。
「情けは人のためならず」の現代流解釈に一脈通じるものを感じて、だから言葉は面白いんだよなと、通勤のささくれた気持が一瞬なごんだ。
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ついでに、最近のPC誤変換から。
「式辞臭」 (式辞集 ・・・ S先生のPCだ)
「貴倒壊」 (祈祷会 ・・・ 教会倒れちゃうよ)
「申酉臼」 (サルカニ合戦? ノーマン・サルトリウス先生、ごめんなさい)
とりあえず以上でした。
Ω