2016年5月5日(木)
いつか田舎の家に昔ながらの鯉のぼりを上げるのは、ちょっとした夢だったりする。桜美林への通勤路沿い、市が尾あたりで鶴見川を越えた直後の北側に、農家の庭先だろうか見事な鯉のぼりを上げるところがあり、毎年電車の中から声援を送っていた。
鯉のぼりの歌に有名なものが二つあるが、皆がまず連想するのは「屋根より高い鯉のぼり♪」のほうだろう。あれも和やかでいいのだけれど、もう一つのほうが元気で勢いがあってこの節句にはピッタリである。最近なかなか聞くことのないのを惜しんで、ここに貼りつけておく。
特に3番が出色、「われは海の子」 ~ 千里寄せ来る海の気を/吸いて童となりにけり ~ なんかを連想させてかっこいい。杉並児童合唱団がとてもきれいに歌っているが、もう少しアップテンポでもいいかな。日本の男の子たち、ガンバレ!
1.
甍の波と雲の波/重なる波の中空(なかぞら)を
橘薫る朝風に/高く泳ぐや鯉のぼり
2.
開ける広きその口に/舟をも呑まん様見えて
ゆたかに振るう尾鰭には/物に動ぜぬ姿あり
3.
百瀬の滝を登りなば/たちまち龍になりぬべき
我が身に似よや男子(おのこご)と/空に躍るや鯉のぼり
(https://www.youtube.com/watch?v=ORO9_KMVy44&feature=player_embedded)
Ω