散日拾遺

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土日は楽しい面接授業

2016-05-08 08:06:47 | 日記

2016年5月8日(日)

 放送大学はいい職場だが、個々の教員と学生との直接の接触が一般の大学ほど多くはもてない。この年になって今さら思うのは、自分が人との交流によって支えられているということである。その意味で面接授業は貴重な充電の機会になっている。

 とはいえ、85分 × 4コマを二日連続というのはなかなか力業である。特に僕は座って静かに話すということができず、マイクを握って壇上を右往左往しながらフロアとやりとりするサンデルの流儀なので、相当の消耗戦になる。体力的にこれが続けられなくなったら、その時が引退かな。

 昨日から東京都内の学習センターで『基礎編』の授業、ここはキャパシティが十分で今回の登録者が80名近く、たぶんこれまでの面接授業の中で最大規模だ。本当は20人ぐらいで全員の名前を覚えながら進めるのが性に合っているので、正直なところ往路に少し気が重かった。けれども一日目を終わってみればいつもと変わらない、足が棒で体はくたくただけど、爽快な疲労感である。

 質問がいつもにまして活発で、センスも良い。だいたい皆、よく居眠りもせず集中できるものだ。あっぱれお見事。

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 「著者に聞きたい本のツボ」は井上章一『京都ぎらい』。いちいち思い当たるところあり、朝から大いに笑った。読まない手はなさそうである。アマゾンの書評が☆1から5まで散乱していて、分け入ると案外深いところに至りそうだ。もちろん、問題は「京都」ではないのに違いない。

 さて2日目、そろそろ行ってきます。

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