散日拾遺

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嬉しい書評

2020-06-11 22:39:05 | 日記
2020年6月11日(木)
 義弟が二人あり、その一人がとりわけ忠実なカトリックの信徒である。今春、日本基督教団出版局から出た小著の書評がカトリック新聞に載ったのを、目ざとく見つけて送ってくれた。素直に嬉しい。
 プロテスタントとカトリックで家庭を営んでいると知って、「ケンカになりませんか」などと訊いてよこす人があり、そんな御仁に限って牧師と神父の区別もつかなかったりする。解き難く錯綜した歴史を背負う欧米ではいざ知らず、この日本国で西方教会の枝同士、いがみあう理由がおよそ見つからない。CMCCの活動などは良い証しであるけれど、こちらから売り込んだわけでもないのに、こうして拾ってくれるとは予想の外だった。
 

 末尾に「本書を読むと、子育てが大人の自分育て、社会育てであることが納得される」とあるのが、意図を正しく汲んでくれている。ただ「自分育て」と言っても自分で自分を育てる謂ではなく、子どもとの出会いによって思いがけず育てられていくこと、それが神与の恵みであることを伝えたいのである。
 カトリック新聞のこの号の一面は下記の通り。義弟君ありがとう、もう少し大きく切り取ってくれても良かったかな。


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