生涯2度目のUSA釣り旅は、すでに昨年の秋から始まっていた。
そう、計画と準備があるからだ。旅の日程、現地の情報収集など、人任せにするのはもったいない、ワクワクしながらの準備が始まる。
今回は、へんりーさん、モッチャン、カッシーとボクの4人での旅となることが決まった。比較的長い休みが取れるへんりーさん、モッチャンは、7/6から現地入り、ボクとカッシーは7/12から、後追いで合流し、22日には一緒に帰国することになった。
後発のボクらの日程は、最初の3泊は、Idaho、Island Park、その後West Yellow Stoneに3泊、そして今回、初めて訪れるMissouri River、Wolf Creekに3泊の予定だ。
主要な予約は何度もUSA釣り旅を経験しているへんりーさんがやってくれるが、今回は遅れて出発するので、宿の予約、レンタカーの予約などは自分でやらないといけない。そう思うと、ちょっとワクワクしてくる。
それに、Wolf Creekは、あの「A River Runs Through It」の話にも出てくる地であり、原作の方ではその詳細な場所までが登場するから、その地を訪れることにえらく興奮を覚える。
レンタカーは、SUVにして、ちょっとしたダートの道も走れるようにしたし、カーナビも付けた。ネットで現地の主だったポイントを調べたりするのも、楽しいものだ。
準備として毛鉤を巻きためると言うことも重要だ。これで大丈夫、なんて思うほど甘くはない。あの川では、このパターン、こっちの川ではこのパターンも必要だ、なんて考えると、毛鉤の必要本数はどんどんふくれあがる。実際に使い物になる毛鉤は少ないかもしれないが、準備は楽しんでやるのがいい。
そうこうしている間に、出発の日がとうとうやってくる。
先に発った2人は、まずまずの釣果で楽しんでいるようだから、早く合流したいと気が焦る。
成田空港で、きっとしばらくは食べられない日本食を食べ、まずはSeattleに向け、飛び立つ。Seattleでプロペラ機に乗り換え、ロッキー山脈の白い山を越えbozemanまでは、2時間のフライトだ。
予約しておいた、レンタカーに乗り換え、ちょっとしたロングドライブで、Island Parkに向かう。今回、レンタルしたSUVは、予約の際には2WDとのことだったが、実際には、トヨタのRAV E4、フルタイム4駆で、ちょっとほっとした。
カーナビは使い方が良くわからず、現在地確認しかできないが、何も無いよりはましかもしれない。
Gallatin RdをGallatin Riverの流れをみながらWest Yellow Stoneの街を素通りして、Island Parkに到着したのは、夜の7時頃だった。
(Gallatin Riverの流れ)
夜と言ってもまだ明るく、暗くなるのは10時だから、早々にロッジにチェックインし、釣りに出発だ。ライセンスは、Trouthunterで4日分を買い、Last Chanceに着く。
先に行っている2人の車はどれかわからないので、来ているはかわからない。
時間はすでに8時、少しだけ下流側に移動し、ライズが始まった流れに立った。
はじめは小さ目の#18の毛鉤を結んでライズするレインボーを狙ったが、補食されているものを良く見ると、大きめの虫のようだ。毛鉤を大きめの#12,14に変えて狙ってみると、レインボートラウトの反応が良くなった。ちょっといいサイズのレインボートラウトにはティペット切られたが、あっさり切れたのでおそらく歯に当たってしまったのかもしれない。30cm位のレインボーしか釣ることができなかったが、長旅で疲れた初日にしては十分楽しめた。
ロッジに戻ったが、2人はまだ戻っていないので、カッシーと2人でロッジのレストランで晩ご飯、無事の到着を祝って2で祝杯のビールを頼んだが、やっぱりボクは飲みきれない。リブアイステーキ、8オンスは、まずまずの味だった。
深夜、2人が帰って来て話を聞いて見ると、ここ数日、イブニングタイムの釣りが不調だったので、今日はMadison Riverに行っていたとのことだった。
どうやら、好調だったのは今夜だけのようだ。