今回の旅は、「中国・貴州省の棚田と少数民族を訪ねる旅」です。
貴州省は「天に三日の晴れなく、地に三里の平地なく、人に三銭の金なし」と言われています。

ここは貴州省の黎平県(れいへいーけん)・茅貢郷・高近村です。
榕江県から今日の宿泊地の黎平縣の中心地・徳鳳鎮へ向かっています。
高近村には鼓楼、風雨橋、舞台(高近古戯台》)の3点セットがある。
村の入口にある風雨橋です。奥に鼓楼が見えます。

鼓楼です。屋根の端の飾りには動物の像が使用されている。
鼓楼とは物見櫓で、外敵が襲って来た時に、鼓楼の上部に常設していた太鼓を叩いて村人や、近隣の集落に非常事態を報せたと言われておりますが、普段はやはり村人の憩いの場の様で、雨の日や農閑期などに農民や隠居した老人、子供達が集まった憩いの場だったのでしょう。
又村の公民館として、村人の集会所としての役割も果たしていたのでしょう。

鼓楼の東側に は鼓楼坪と呼ばれる広場があり、並んでトン族の劇の行われる舞台が配置されている。
高近古戯台です。舞台は、トン族地区で最古のものです。
日本では田舎の神社やお寺の舞台があるが、ここでは、、宗教色は目立っていない。
特に舞台左右の両袖が大きく、何かの催しの際にはそこに多くの観客が入るのでしょう。