恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

印鑑求めて三千里

2005年03月08日 | 恐懼とか
今日のバイトでの出来事。
午後9時前ごろに一人の女性のお客さんが来店。
席についてなにやら書類を広げているのですが、
なにやら落ち着かない様子でそわそわしています。
で、ついに思い立ったのか、我々店員に問い合わせをしてきました。

「この辺りで印鑑を売っている店はないですか?」
と。このお客さんは書類に何か印鑑を押す必要があるようで、
しかも可及的速やかに印鑑を入手しなければならないご様子。
ここは新宿なだけあって、印鑑ぐらいどこでも手に入りそうですが、
印鑑を売っている場所となるとこれがなかなか思いつかないわけです。
我々店員も新宿にある程度のなじみはあるといっても、
さすがにこういう問い合わせには頭を悩ませます。
時間が9時前というのもかなりネックで、
だいたいの商品は東急ハンズにでも行けば買えるんでしょうが、既に閉店。
店員4人であーでもないこーでもない、と延々議論の末、
ルミネの中にある文具店をお勧めすることで一件落着。

それでは、と荷物を店内においてそそくさと店外に出て行くお客様。
ルミネの中の文具店といってもお洒落な雰囲気の店だったら
印鑑などないのでは、という疑問も一縷の望みをかけて出て行かれたわけです。
百円均一の店にでも行けばスタンプ印ぐらいはあるんでしょうが、
なぜか新宿にはこの手の店はないわけで、いざという時に不便ですな。
仮にあったとしてもこのお客さんの苗字が「假谷崎」とかだったら、
絶対に探しても無駄だろうなぁなんて詮索をしてみたり。

外に捜索に行かれてから数十分、荷物を放置したまま戻らないお客様に、
我々店員も戦々恐々。やっぱり印鑑なんてこの時間に探すのが無理だ、
と思いながら適当に当てずっぽうで勧めた我々はまさに恐懼に堪えず。
結局40分ぐらいして戻ってきたお客さんは、聞くところによると
店のある南口から東口のドンキホーテまで延々探しに行ったとか。
それで結局手ぶらで帰ってきた彼女に対して再び恐懼。
印鑑の売り場一つわからない我々は新宿で働く者としてダメダメです。

っていうか印鑑が売っている所って行ったら普通はどこを連想しますよ?
あー、疲れた。
コメント (1)
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