恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

リフレッシュならず

2005年05月02日 | 二輪/四輪車とか
先日達成できなかったスタンプラリーを完成させるために、
バイクのメンテナンスも兼ねてドライバースタンド足立店へ。
暖かくなって、これからがツーリングには最適な季節でもあるし、
目の前にある大型連休も、バイトかと思いきや降って沸いたかのように連休ができ、
どうせなら遠出する前にしっかりと気になる部分は直しておこうと思ったわけです。
今日は午後から飲み会があるので、昼頃に出発したはいいものの、
メンテナンスで時間がかかることを考えるとちょっと駆け足な行程ですが、
まぁ、東京都内だけだから何とかなるだろうと思ったのが運の尽きでした。

足立には自宅から40分弱で到着し、パーツを見繕って作業を依頼します。
修理と担当してくれた兄ちゃんはなかなか気さくな感じの青年で、
今まで気がつかなかった部分などにも細かくアドバイスしていただき、
これなら安心だろうと、作業の間は待合室で漫画を読みつつ優雅に待っておりました。
待つこと一時間弱で問題もなく作業が終了し、最後のポイント一之江に向かうため、
颯爽とバイクに跨って環七へ走り出します。
バイクの走りの重要部分で、根幹ともいえるプラグを新品にしたので、
さぞかし快調に走ることだろうと期待しつつ、アクセルを開くと、
その願いもはかなく、あっさりエンストというみっともない事態に。
エンストするなんて教習所以来ぐらいにレアな出来事なのですが、
おそらくパーツ交換後だから最初はこんなもんなのかな、と一人で納得し、
気を取り直して再び走行開始するも、やっぱり調子がおかしいんです。
マフラーからは今まで聞いたことのないような乾いた排気音がポコポコいうし、
スロットルを開いてもエンジン音はするのに加速せず、トロい軽トラ並みの加速。
信号待ちで止まって再び発進しようにも、またもやエンスト寸前のノッキングを起こし、
車のたくさん走る環七をこんな不安定なバイクで走るのは恐怖でした。
バイクの加速がいいと思っている私の後ろについた四輪乗りの方も、
音はけたたましくするものの一向に加速しないバイクを見て不審そうな有様。
自分自身も恐怖でしたが、車の流れを乱したことに関しては甚だ恐懼。

そんな故障バイクを何とか走らせ、30分ぐらいで一之江に到着。
もはや壊れかけのバイクに乗ってる以上はスタンプラリーどころではなく、
真っ先に店員に告げてバイクの調子を見てもらうことにしました。
さすがに店舗は違うといえども、その辺は快く承諾していただきました。
詳しく見てもらった結果、パーツの初期不良か作業ミスということらしく、
バイクを預かって無償で修理していただくことになりました。
さぁ修理でバイクを預かってもらうのはいいものの、帰りの足がないときた。
一之江は私の住む同じ江戸川区内とはいえど、自宅まで歩くにはちと遠いんです。
バイクでこそ10分ちょっとで到着するものの、徒歩では一時間ぐらいかかる感じ。
しかもこのバイク屋がある周辺には駅もなければバス停もなく、
飲み会まで残された時間がわずかであるのに、歩いて帰ることを余儀なくされました。
本来バイクが健康であれば、飲み会にも充分間に合う時間だったのに。
完全に計算違いということですね。予定は余裕もって立てなきゃなぁ。

時間の制約があるので、タクシーにでも乗ってやろうかと思いましたが、
さすがにそこで普段は金もかからないのに2000円近く使うのは癪なので、
この精神的葛藤の末、自らの足でひたすら歩いて行くことにしました。
バイク用のジャケットを着て一人虚しく歩くのは世間的にも滑稽なのですが、
この好奇の眼差しをただひたすら耐えて帰宅したのでありました。
飲み会まで時間がないために、ヘルメットで潰れた髪型を直す時間すらなく、
ボロボロの体で神保町まで電車で赴くことになりました。
しかもこのアクシデントのせいで昼飯を食べることができなかったので、
空腹で酒をたらふく摂取してグダグダになったのは言うまでもありません。

明日は同じ道を徒歩で戻ってバイクを取りに行かねばなりません。
何かしらの謝罪の意を形で示してくれ、と言いたいところですが、
実際に店員に会うと「あ、別にいいっすよ」と言ってしまいそうな自分。
ちなみにそんな瀬戸際でもちゃっかりとスタンプラリーの商品はゲット。
ツーリングに便利そうなライト付きFMラジオでした。たぶん使わないな。

恐懼謹言。
コメント (3)
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