恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

四号線ヲ北上セヨ

2005年05月04日 | 二輪/四輪車とか
というわけで久々に泊りがけでツーリングに行ってきました。
そもそも計画段階ではフェリーにバイクを積み込んで四国でも、
と思っていたのですが、これだとどうしても2,3日じゃ収まらず、
こういうのはもっと夏休みとかそういう時にしようと考え直し、
色々考えた結果、東北地方にターゲットを絞り込みました。
東北と言っても福島から青森まであるわけですが、費用的な問題もあり、
南東北の福島県をメインに、しかも高速を使わずに行くことを決心しました。
会津若松とか喜多方とか有名所は多くあるので、観光には困らないのと、
バイクで走るには申し分のない道が多くあることが決定の要因でありました。

朝は10時起きという普段より3時間ぐらい早い時間に起きて出発。
大型連休の後半初日ということで渋滞を気にしてはいましたが、
むしろ平日の方が車が多いかなってぐらいで、杞憂でありました。
出発早々、私が白バイに追尾されるというアクシデントもありましたが、
順調かつ快適なスピードで国道4号線を無心に北上します。
高速道路利用であれば東北道で行くのですが、これだと片道5000円近くかかるのでね。
時は金なりとはいえど、ここはなんとか節約したかったわけです。
国道4号は考えようによっては東北まで東京から一本道。
ちなみに4号は日本最長の国道だそうで、その距離743.7kmとか。おそるべし。

バイクを北に走らせ、春日部を過ぎた辺りからは田園風景になります。
単調な道路と変化のなさに寝不足だったこともあって、激しく眠気に襲われることに。
車の居眠り運転はともかく、バイクで寝たら確実に死ぬのでね。
さすがにこれじゃマズイなぁってことで、ちょうど出発して2時間、
栃木・宇都宮に到着したので、この辺で休憩も兼ねて昼食にします。
宇都宮といえば昨今は餃子で名を馳せていますが、今回の私の目的は、
南東北攻略であって宇都宮餃子ツアーでないことを充分に自分に言い聞かせ、
ホームセンターのフードコートでたこ焼きを一つ買って終了。
うむ、これでいいのです。餃子はまたの機会に改めて。ここは先を急ぎます。
まぁ宇都宮まで2時間で行けてしまうっていうのも一つの収穫っちゃ収穫。
休憩も取って眠気も消し去ることができ、再びバイクへ乗り込みます。

宇都宮から北へしばらく行くと今度は田園ならぬ山道な光景に。
黒磯、那須塩原などの地を順調に通過、東北地方の最南端・福島県に入ります。
福島に入って白河で給油のためにガソリンスタンドに行くと、
そこの店員の兄ちゃんが訛り全開だったことに、遠くまで来たことを実感。
旅先で現地の方々の言葉に訛りがあるってのは旅情をそそりますな。
大阪なんかだと顕著にその言葉は変わりますが、東北も根強いんですね。
ちなみにそのスタンドではオーナー風の方のご好意により、
コーヒーをご馳走になりました。これで福島県民にはおおむね好印象。
そんな感じで白河まできてしまえば本日の目的地である郡山まではもうすぐ。
4号を再び北上し、午後4時には郡山のビジネスホテルにチェックイン。
東京を10時半に出発し、4時到着なので所要時間は5時間半。上々です。
ホテルに荷物を置いて、再びバイクで郡山の周辺へバイクで走りに行きます。
大学の授業で触れたことのあった三春町とかその周辺を巡見も兼ねてウロウロ。
郡山は市街地なのですが、その市街地から僅かしかない場所なのに、
ちょっと行っただけで多くの自然が残ってる辺りは東京にはない魅力ですね。

実はこの前日に、友人の中堅氏に半ば冗談で「お前も来い!」的なことを言たのですが、
私を追いかけるように千葉から自家用車で福島入り。まさか本当に来るとは。
彼は高速を使っただけあって三時間足らずで到着ということでした。少々複雑。
合流後、彼とは明日も行動をすることになったので、この日は郡山の町で飲むことに。
ちなみに彼は宿を取っていなかったため、車中泊ということになり、
かたや私はしっかりホテルを取ってあったので、ここでいささか恐懼。
まぁ彼は高速代で散財してるのでこれぐらいでちょうどいいのかもしれないけれども。
酒も程よく回り、観光は明日しようということで、早めに解散して明日に備えます。
東北で妙な出会いを果たした二人の男はそれぞれの宿所へ帰っていきました。
ちなみに私の泊まった場所はちょうど歓楽街のド真ん中で、
深夜までずっとホストや水商売の客引きがたむろしていたのが怖かったかも。
ホストの兄ちゃんも例に漏れず東北訛りだったのは微笑ましかったですがね。

恐懼謹言。
コメント
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