恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

領収書と宛名

2005年05月14日 | 日記とか
バイト先での一幕。
私は店内でレジの業務を行なっていたわけで、
まぁいつものように色々と注文を聞いたり金銭の受け渡しをするんです。
で、中には公金を使って飲食する方々もいるので、
そういう方々からは領収書を求められることがよくあります。
で、厄介なのはこの領収書の記入なんですが、
当然こちらが領収したわけなのでこちらで書くことになりますが、
この宛名を聞いて領収書に書くのが面倒でもあります。
有名企業の名義で領収書の宛名を書くのは別にいいんですが、
中にはアルファベットやらカタカナが複雑に並んだ社名なんかを言われ、
一度で聞き取れずに聞き返すと逆ギレしてくるなんてこともしばしば。
名刺を渡して「これで書いて」っていう親切な人もいるんですけどね。

話がそれました。で、今日の領収書にまつわるお話。
私がレジをやっていて注文にきたのは三人組の若者。
彼らの外見は今風な若者ではなく、偏見を恐れずに言えば秋葉原的な方々で、
領収書を切らせる飲食ということもあって、ケーキを注文するわ、
ドリンクも一番でかいサイズのものを注文するわで、まさに公金様様。
でまぁ三人の飲食分で2000円弱だったわけなのですが、
いつもの領収書発行の時のマニュアルで、「御宛名はいかが致しますか?」
と、お決まりの台詞で問いかけを行ないます。で、返ってきた返事が、

「ひらがなで『はちみつくまさん』でお願いします!」

元気溌剌、笑顔で私に申し付けるこの小太りな若き男性と、
「はちみつくまさん」という可愛げな名前の団体がどんな関係なのか意味不明で、
失礼なことに私は軽く吹き出してしまいました。タジタジになりながらも、
「え、と、『はちみつくまさん様』でよろしいですか・・・?」
と復唱、確認するのですが、向こうは少しも臆することなく「はい」、と。
無事に領収書を受け渡したあとも彼らへの疑問は晴れることなく、
なんともすっきりしないのでありました。
なんなんだ、はちみつくまさん…。

まぁ私の中でこの語呂に関しては思い当たる節がないこともないのですが、
それが流行ったのも、もはや数年前の出来事のような気もするし、
今さらネタとして適当な名前で領収書を貰うってのも変な話です。
しかしまぁ私の知る範囲でこのことを考えると、
あのお客さんは私に「ぽんぽこたぬきさん」と返答して欲しかったのかも知れません。
いや、これこそ知る人ぞ知るネタなのでよーわからんという人は、
この二つをネットで検索してみるといいかも。
しかし不可解な領収書の宛名でありました。

恐懼謹言。
コメント
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