移動シーズンが終わり、今シーズンの結果についていろいろ分析をやっています。今回は1エリアと3エリアでの違いがはっきり出たデータがありましたのでご紹介します。
私は主に50/144MHzのSSBにQRVしています。1エリアでは144MHzでのQSOが少なく、逆に3エリアでは144MHzのQSOが多いなぁと体感的に感じていました。これが本当なのか分析してみました。
条件は、
・コンテスト(マラソンコンテストを含む)と関係ない移動運用の成績で評価(例外として式根島・高砂市高御位山は早々にコンテストを放棄したので評価に入れる)
・ミニ運用など元々バンドの偏りがある移動の成績は除外する
ということで集計しました。
1エリア:50MHz 79.7% 144MHz 12.4% 430MHz 7.9%
3エリア:50MHz 52.8% 144MHz 35.9% 430MHz 10.6%
結構差が出ましたね。両エリアとも50MHzがトップですが、50MHzでのQSOが圧倒的に多い1エリアに対し3エリアでは144MHzのQSO数が多いことがよく分かります。
3エリアではNHK総合(大阪)にTVIが出やすいと言うことで50MHzにQRVされる方が少なく、逆に2府4県の2m SSB愛好会がアクティブに活動しているという事情が影響しているのかも知れません。一方1エリアでは各都県の2m SSB愛好会の動きはあまり聞かれません。
2府4県のマラソンコンテストでの結果を加えれば144MHzでのQSO数はもっと増えます。ですので数字以上に144MHzでのQSOが多い感じです。ちなみに50MHzが多いのはやはり無意識のうちにQRVする時間を多めにとっていることとアンテナをより飛ぶ3エレに変えたことが影響しているのでしょうか。
それと「閉店間際の430MHz」も結構ウエイトがあるもんですね。
こうしてまとめてみると意外に面白いデータです。皆さんも一度ご自分の結果を集計してみるといいと思います。