4/27に奈良県大和郡山市(JCC 2403)矢田山に移動運用に行ってきましたのでご報告します。
まもなくオールJAコンテストなのですが、今月は4/6の和歌山県紀の川市以来移動ができていません。紀の川市移動もコンテストでしたし、たまには通常の移動運用がしたいので出かけることとしました。イオノグラムで見る限りEsの発生はまだ先っぽいですが、GWが伸びれば面白くなりそうです。
場所は先に移動を考えていたものの雨で流れた奈良県の大和郡山市です。矢田寺で有名な矢田山に登ることとしました。私が奈良県で移動運用するのは初めてです。矢田山は生駒山系から1つ東にあります。これらに挟まれた谷間を近鉄生駒線が走っており新興住宅地が広がっています。
3エリアにおいては六甲山が電波の飛びに大きな影響を与えていることは有名ですが、もちろん生駒山も大きな影響を与えています。以前はUHFで生駒を使った山岳回折の実験をされている方とかおられていたと記憶しています。そんな生駒山の東側では電波はどう飛ぶのか調べてみたいと思いましたので矢田山にチャレンジしてみることにしました。「生駒の壁」に跳ね返されるのか無謀な挑戦です。
矢田山には矢田寺から登ることもできますが、大阪方面からですと生駒側からも登れます。近鉄の萩の台駅に登山口がありますのでここで下車。萩の台駅のまわりは新興住宅地で住宅地の途切れたところから登るというよくあるパターンです。GW狙いですから朝早い時間です。
萩の台の住宅地を抜けると山道になります。簡易舗装されており軽トラなら登れそうな道です(車は進入禁止だそうですが)。この道は矢田峠という峠を目指しており、大和郡山方面に抜ける古道のようです。道端には古い石の道標やお地蔵さんがあります。
萩の台から40分弱で矢田峠に到着です。ここで道は十字になっており、矢田寺方面や松尾寺方面にも行けます。ここを左に行きます。
ここから一登りしたら目的地の展望台に到着です。ここの標高は330mほどあります。
今回は展望台ですので50MHzは3エレを持ってきました。西は生駒山が壁になりますのでゲインがあるアンテナの方がいいでしょうね。8時30分少し前にいつも通り50MHzからスタートです。
東(奈良市方面)にアンテナを向けると愛知県を中心とした2エリアが強力に入感します。名古屋市・一宮市・江南市など次々とコールをいただきます。東方面は割とよく開けています。1時間で13局のペースです。今日は天気がいいので続々と移動局がQRVされているようで賑やかですね。
一方、生駒の壁に挑む形になる西方向はやや苦戦。ごく普通に59でQSOできることもあるのですが、神戸市西区移動のJO3FRH局とはやっとこさQSOできる状態です。
10時を回って50MHzのコールが減りましたので144MHzにQSY。144MHzは無指向性のモービルホイップですからあちこちからコールをいただきます。枚方や高槻方面からのコールが多いのでこのあたりとは相性が良さそうです。