JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

羽曳野コンテスト 傾向と対策②

2008-04-16 | インポート

羽曳野コンテストの傾向と対策です。今回は具体的な話に移りましょう。以下特にコメントのない限り50/144MHz部門の話とさせて頂きます。


 


このコンテスト独特のルールによって生じているコンテストの特徴をピックアップし検証してみます。


 


(1)意外と大きな参加資格(3エリアの局で10点以上)の足かせ


この得点制限は3エリア(特に京阪神からQRV)の局には普通にクリアできるもので、全くと言っていいほど問題になりません。しかし、他エリアから参加しますと大きな足かせになるのは事実です。例えば京都府や兵庫県の局を10局でもいいのですが、GWが伸びるのはせいぜい9時台までです。こういった背景でこの参加資格は他エリアの局には大きな壁になっていると考えられます。


 


実際、昨年のログ提出者で3エリア以外の方(=参加資格を満たされた方)は50/144あわせてお一方のみです。きわめて高いハードルになっています。昨年私がQSOした局もこの1局を除けば全て3エリアの局ばかりでした。


 


裏を返せば電波を遠くに飛ばすよりも3エリアの局と確実にQSOしてゆくという方がスコアになるというわけです。もっと絞り込むなら大阪府内+兵庫県の阪神地区+京都府南部+奈良県あたりと確実にQSOできればOKということになります。これなら50W+大型ビームアンテナなんて設備がなくても大丈夫であることがよく分かります。5W+簡単なアンテナであっても十分に勝機があると言えます。


 


 


(2)惑わされやすい羽曳野局の10点


羽曳野局とQSOすれば10点です。一発逆転の可能性も秘めています。それでは「羽曳野からQRVしたら有利なのじゃないのか?」と思いがちですが、冷静に考えてみましょう。


 


羽曳野クラブのメンバーでない場合、羽曳野市に移動してQRVすれば10点の対象局になります。ところが、羽曳野市はあまり広い市ではありません。狭い市域で何局もが同時にQRVすると抑圧など無用の混乱が発生してしまいます。加えて羽曳野市は西方向に開けているものの、東や北東方面にはあまり有利ではないようです。結局のところ「3エリアの局と確実にQSOする」ということも確実ではなくなります。従って羽曳野に乗り込むことが必ずしも有利とは思えません。むしろ背負うハンデの方が大きい気もします。


 


羽曳野局の10点は聞こえたら確実に押さえればOKという程度でいいと思います。ちなみに昨年ですと50/144とも4~5局の羽曳野局がQRVされていました。呼ばれない時間を利用して羽曳野局を探してみるなど気に留めるとよろしいと思います。


 


 


(3)大阪府内局の2点は活用しましょう


羽曳野乗り込みが有利とは限らないならどこでQRVすればよいか、となりますよね? 結論から言えば(羽曳野を除く)大阪府内がベストだと思います。


 


大阪府内局とのQSOは2点です。当然ながら(1)で取り上げた「3エリアの局で10点」のカウント対象です。大阪府内局5局とのQSOでも条件を満たすことになります。大阪府内局とのQSOはスコア上でも見逃せません。しかも大阪府は市町村合併があまり進まなかったため、JCC/JCGの数が多く、マルチを稼ぐ主戦場となります。


 


羽曳野の局と確実に59でQSOでき、他局があまりQRVしない大阪府内の場所であれば大変有利になると思います。こういう移動地は府内に結構あるはずです。


 


もちろん、ご自身も大阪府内局をなるべく多く稼ぐことをお忘れなく。


 


ちなみに昨年上位入賞者の運用地は以下の通りです。


[50MHz]


1位 池田市


2位 東大阪市


3位 豊能郡


 


[144MHz]


1位 磯城郡(奈良)


2位 不明


3位 八尾市


 


羽曳野を除く大阪府内でほぼ占められているようですね。ということであながち変な意見ではないのでは?と思っていますHi


 


さらに続きます。



コメント
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