準備編
7/18~20に福岡県前原市・糸島郡(志摩町、二丈町)に移動運用に行ってきましたのでご報告します。
ここしばらく7月の3連休を利用して福岡の離島を回ってきましたが、今年は少し趣向を変え、合併により今年いっぱいで消滅する前原市と糸島郡の志摩町・二丈町を3日かけて回ることにしました。
この1市2町は来年1月1日に合併し「糸島市」となる予定で、ハイバンドや50MHzにとってはこの夏が最後のシーズンです。このエリアはハイバンドのアクティビティが低く、前原市ですら極めて少ない模様です。
どうしても荷物が多くなりますから今回も飛行機を確保です。以下の便を確保しました。
7/18(土)伊丹→福岡 JAL2051便
7/20(祝)福岡→伊丹 JAL2060便
18日は前原市にしました。前原は糸島郡の玄関口にあり、当日の移動地までの時間を考えると一番行きやすいためです。
19日は志摩町の姫島です。消滅前の郡+珍しい離島ということで狙ってみました。離島ですので1日がかりになり、この日がぴったりと言えます。姫島への船は小型旅客船でフェリーではないため、他局はまず来ないでしょう。
20日は二丈町です。福岡市内からは時間がかかる場所ですが、朝早くに出かけることにしました。
設備は以下の通りにしました。
リグ:FT-817ND(5W)
アンテナ:RD-S106(7/21MHz)、ダイポール(18MHz)、2el HB9CV(50MHz)
いずれの移動地もワイヤーアンテナのZA-721を張れるような展望台などがなさそうなので、三宅島の時と同様7/21MHzのアンテナをRD-S106に絞りました。コンパクトながら国内向けなら十分な性能だと思います。50MHzはEs狙いなので軽い2エレです。
昨年は梅雨明け直後で35度を超える猛暑日が続きましたが、今年は一転して曇りがち。雨が心配な天気です。
画像はJR筑前前原駅にある糸島市発足のカウントダウンボードです。前原市を含めた糸島郡は魏志倭人伝で邪馬台国への道のりとして登場する「伊都(いと)国」のあった場所と言われています。邪馬台国は畿内説と九州説があり、いまだ確定しませんが、畿内・九州両説とも前原周辺が伊都国のあった地と考えられているそうです。
ボードの右上にあるのが前原で出土した「内行花文鏡」という鏡のレプリカです。本物は国宝に指定されており46cmもある日本一大きな鏡だそうです。このことからも周辺は古くから大陸とつながりがあり栄えていたと考えられています。