21日に京都府福知山市の道の駅からQRVしていましたが、その途中で21MHzをワッチしていたら「CQコンテスト」という声が聞こえてきました。8エリアのクラブ局でしたが、誰からもコールがなくCQを連発しています。そこそこのSだったのでコールしようかとアンテナの短縮コイルを交換していたところ、フェードアウトしたのか諦めたのか消えてしまいました。
はて土曜日の昼間、しかもハムフェアの最中にコンテストなんてどんなコンテストなのかな?と思い帰宅後こちらで調べてみたら、胆振日高支部主催の「第36回胆振日高QSOコンテスト」なのだそうです。その内容を見て驚きました。
なんと時間は金曜21時~日曜21時までの48時間。マラソンコンテストではなくスプリントで48時間ですか?JARLのメジャーコンテストでも最大24時間です。しかも3.5~1200MHzまでオールバンド・オールモードだそうです。これでどれだけ参加局がいるのかと思って調べてみたところホームページはないそうです。ブログ形式の支部サイトも数年間更新が止まったまま。これで必死にCQを出していたあの局は果たしてどれだけQSOできたのでしょうか。
さらに興味があってもう少し調べたところ、8エリアの各支部のコンテストは以下のようです(マラソンコンテストや他コンテスト併設は除く)。
胆振日高コンテスト(胆振日高支部) 8月 48時間 規約サイトなし 結果サイトなし
オホーツクコンテスト(網走支部) 7月 27時間 規約サイトあり 結果サイト更新停止
石狩後志コンテスト(石垣後志支部) 6月 24時間 規約サイトあり 結果サイトあり
オール釧根コンテスト(釧路根室支部) 6月 12時間 規約サイトあり 結果サイトなし
渡島檜山48時間コンテスト(渡島檜山支部) 9月 48時間 規約サイトなし 結果サイトなし
(渡島檜山は今後掲載予定があるそうです)
ご覧頂ければ明らかですが、一般にコンテストの時間が長く、サイトの整備も不十分であると言えます。スプリント形式の支部主催コンテストですと長くても18時間程度ですから、48時間というのは長すぎないでしょうか?上のリストでは省略しましたが、いずれのコンテストも3.5~1200MHzまでを対象としており、430MHzですらQRVする局の少ない8エリアで果たして1200MHzなんてどれだけの局がQRVされているのでしょうか?
見ている限り昔のルールをそのまま日付だけ書き換えただけで、長期間にわたり基本ルールの見直しが行われていないように感じます。この結果、現状とコンテストとがかみ合っていないように感じます。アマチュア局が減り続けている中長時間ダラダラコンテストを続けても参加局が増えるわけでもないと思います。コールの返ってこないコンテストに参加して必死に声を枯らしているような局が満足してログを提出できるようにルールを見直して活性化して欲しいと思いますし、もしその意志がないのなら思い切って「仕分け」してもいいのではないでしょうか?