JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

利島移動運用報告①

2012-09-18 | 移動運用結果報告

計画編

伊豆諸島の利島に行くことにしました。

利島は今年のGWに行こうと計画していましたが、期間中に大荒れの天気が予想され宿から「中止した方がいい」との電話があり断念しています。ということで秋のこの時期に再チャレンジとなりました。

利島は伊豆大島と新島の中間にある島で、人口は約300人。利島村は青ヶ島村に次ぐ東京では2番目に人口の少ない自治体です。生産量日本一を誇る椿油の生産やイセエビ・サザエの漁で生計を立てています。釣り以外の観光客が来ることは非常に少なく、前回島の方に「アマチュア無線で来た」と言うと珍しがられました。

 

私の渡島後も何グループかが利島からQRVしているんですが、多くは7MHz中心で50MHzはCW中心の1グループのみでした。利島はノイズが少ないから50MHzには絶好の環境なんですけど担ぎ上げの設備を持っていないと難しいでしょうね。

 
利島は宮塚山という火山がそのまま島になっており、形の整った円錐形をしています。伊豆諸島で最も島影が美しいのですが、それゆえ湾がない地形で防波堤を作れず、大型客船でも就航率が低い島です。ジェット船に至ってはダイヤが組まれているだけで就航率が非常に低いため島の人は全然信用していないようです。

まだましな大型客船でさえ高い就航率が見込めるのはGWからこの時期くらいで、今年のラストチャンスになります。その一方で利島=宮塚山は500m以上の標高があり、頂上付近には鉄製の展望台があります。しかも利島は伊豆半島最南端の石廊崎よりわずかに南にあり、西方向は三重県まで陸地がありません。とんでもなく期待できるロケーションなのです。
ここからQRVできるのならどれだけ飛ぶのか大きな期待を持たせてくれます。

そのかわり登る人が少ないため登山路の整備が行き届いておらず、しかも雲がかかって雨になりやすく、風の影響も受けやすい場所です。厳しいのは重々承知ですが魅力のある移動地だと言えます。

もし宮塚山へ行けなかったとしてもウスイゴウ園地という北方向にはFBな場所もありますから再挑戦してみたくなりました。ということで利島行きを決めました。今回は30W出せますからだいぶ違ってくるのかな、と思っています。

 
日程は1泊にしました。利島の場合島に閉じ込めとなるリスクがありますから3連休全部とするより2日間だけとする方が安全です。

アンテナは50MHzの3エレに加え、7MHz用のRD-S106と430MHz用の1/2λホイップを持ち込んでいます。430MHzは宿での休憩中など空いた時間に限りますから小さなアンテナになります。

コメント
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