LCCの就航で空港の発着容量がパンク状態になっている福岡空港の整備の一環として誘導路の整備が行われますが、誘導路の用地を確保する目的で国内線ターミナルビルが再整備されます。
(国土交通省の資料に一部加筆 クリックすると拡大されます)
現在の国内線ターミナルビルは写真奥の第1・屈曲している第2・手前の第3ターミナルの3つに分かれており、就航する飛行機の大きさによって使い分けられています。第1ターミナルは小型機やLCC、第2・3は中大型機用です。
現在の第1と第2ターミナルの一部は解体されるようです。その後エプロンの一部を転用し誘導路を建設するとのこと。
福岡空港の国内線ターミナルビルは増築に増築を重ねて狭い土地にへばりつくような独特の構造をしています。第1と第2・3で搭乗手続きを行うカウンターなどが分かれており、航空会社には非効率な構造です。乗客にとってもターミナルを間違うと長距離歩く必要がありますし、第1と第2・3間で乗り継ぐ場合には地上係員にその旨を告げて職員用の通路を通してもらう必要があるなど面倒なものでした。
今回の整備で便利になれば嬉しいですね。
あわせて地下鉄の福岡空港駅からはチェックインカウンターまでの直通エスカレーターが設置されるなど動線の再整備も行われるほか、商業施設の充実も行われるとのことです。