三宅島の火山活動にご注意を

伊豆諸島の三宅島で5/11～12にかけて火山性微動が観測され、火山性ガスが大量放出されています。詳細はこちら。


三宅島では2000年に雄山が噴火し約５年間全島避難となりましたが、その後2010年頃までは火山性ガスの放出は多いものの年に数回程度小規模な噴石や火山灰が降ってくる程度に落ち着き、2010年以降は放出される火山性ガスが減り降灰もほぼなくなっていました。2013年7月には一部地域を除きガスマスクの携行義務付けが撤廃されています。

雄山を観測している気象庁では「ただちに火山活動が活発化することは考えにくい」としているものの雄山の活動は20年周期とされており、2000年を起点に考えると16年ですから再び火山活動が活発になる時期が来てもおかしくはないと考えられます。

一部週刊誌などがしばしば「富士山が爆発する」と根拠のない記事を載せていますが、富士山よりも雄山ですとか伊豆大島の三原山の方が可能性が高いかと思います。


現状三宅島に移動運用に行くことは差し支えありませんが、行かれる際は最新情報を入手することを心がけてください。