JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

香川県小豆郡小豆島町(JCG 36005)移動運用報告

2020-01-04 | 移動運用結果報告
1/3(金)に香川県小豆郡小豆島町(JCG 36005)福田港に移動運用に行ってきましたのでご報告します。

NYPの2日目で移動運用に出かけたいと思います。どこにしようかと考え小豆島町にしました。

いつもは始発の新快速に乗り姫路港9時45分のフェリーを利用しています。福田港の到着は11時25分。これでは7MHzのオープンには遅い時間になりますが1本前は7時15分発でどうやっても間に合いません。

ところが年末年始は姫路8時30分発の臨時便があり福田港10時10分着です。昼前のちょうどいい時間帯にQRVできますからこれを使ってみることにしました。帰りは福田港13時15分発でいいでしょう。

いつもよりQRVできる時間が確保できるものの昨今のCondxですから7MHzだけでは全然QSOできないかも知れないため430MHzのハンディ機も持ってゆくことにしました。


早朝は新快速がないので快速で姫路まで行きます。尼崎を6時31分に出て姫路着は7時56分。明石から延々と各駅停車になり新快速より30分近く余計に時間がかかります。

姫路駅到着。姫路港へは8時発の神姫バスがあります。乗り継ぎ時間は4分。岡山方面に乗り継ぐ客をかき分け何とかバスに間に合いました。臨時便への接続なので乗客は少なく20分ほどで姫路港に到着です。

乗船券を買って四国フェリーに乗りましょう。臨時便は「第八おりいぶ丸」。1994年に大三島の藤原造船所で建造された998t・航海速力15.5ノットの船です。船名の通り元々は姫路-福田航路の定期船として活躍してきましたが、現在は四国フェリーの予備船となっており姫路-福田航路の臨時便のほか各航路のドック代船として活躍する頼もしい助っ人です。いつもは福田港の外れで係船されています。

※この航路は現在四国フェリーの子会社である小豆島フェリーが運航していますが小豆島では四国フェリーと言った方が通りがよいため以下四国フェリーで通します。

四国フェリーの特徴である赤いダミーファンネルを持っておらず、オリーブしまちゃんも描かれていません。既に引退した「あずき丸」なんかもそうでしたね。

「第八おりいぶ丸」はエレベーターがないため間もなく引退し宇高航路に入っていた「第一しょうどしま丸」が予備船になる予定だそうです。引退間近の「第八おりいぶ丸」に乗ることも今回の目的なのですhi

「第七しょうどしま丸」の土手っ腹が「Olive Line」から「四国フェリー」に書き換えられたとの話もあって四国フェリーの船隊に動きが出てきているのは確かなようです。

船内売店は営業しておらず残念。

出航しました。なんと四国フェリーの社歌をバックにアナウンスが始まります。土庄航路などで使用されているものより簡略化されたバージョンで「四国フェリーは安全第一をモットー」の文言がありません。


姫路港の防波堤を出たら明石海峡までは障害物がなくなり電波が飛びますからデッキに上がってみましょう。

430MHzに出てみます。前回はFT-70Dを持ってきましたが今回はFT-817にします。FT-70Dはスピーカーマイクがあった方が便利なんですが、昔のIC-2N用に自作したものを転用しようとしたもののどうもうまく行かないです(こいつはFT-104に転用予定)。もう少し調べてみたいと思います。

このクラスのフェリーなら海面からそれなり高さが確保できますので意外飛んでます。神戸市西区などまで59で飛んでいるようです。家島群島にさしかかり一旦QRXです。抜けたら再開しましょう。売店が開いてないのでうどんを食べられませんねhi

家島を抜けましたので再開。少し上積みできました。


福田港が見えてきました。下船準備をしましょうか。

福田港に到着。山に囲まれたこのどん詰まり風景が独特です。「八日目の蝉」の舞台として知られますが、土庄のように開放的な港の風景じゃなく「逃げてゆく場所」「流れてたどり着く場所」のイメージがありますよね。同じ小豆島の港でも坂手や大部にはこのイメージはありませんよね。福田港だけが持つ独特なうら寂しさって不思議ですよね。

すぐ目的地に向かいましょう。前回と同じく港から南に少し行ったところに海岸です。この海岸でフルサイズダイポールを張ると本州全体をカバーできるビーム方向となります。設営が終わりましたがバンドは一杯。普段聞かないけど何W出してるの?と言いたくなるほど強烈なSの局も出ています。パワーを出し過ぎると占有幅が広がるんですよね・・・

VFOをぐるぐる回しても7140まで一杯で入り込む余地がありません。他局も空き周波数を探しているのか「この周波数使ってますか?」も聞くのですが「使ってます」で入り込めない模様です。十数分時間がかかってようやく7132kHzに入り込むことができました。ようやくスタートです。11時10分になり相当にロスしました。

今日は珍しくCondxがいいことも大混雑の原因でしょうか。早速コールがあり、次々と呼ばれるようになりました。1エリアだけでなく4エリアからも呼ばれます。フレンドアワードが始まったばかりなので小豆島町が必要なのでしょう。6エリアも開いているようでコールを頂き有り難い限りです。

かなり快調でしたが12時のチャイムが鳴ったあたりからバンド内が明らかに落ち着き始めました。早めの船に乗って正解だったようです。次第に7・8エリアにオープンが移っており、これはオープンおしまいの合図ですね。12時40分で終了。片付けましょう。

次の船の福田港出港は13時15分です。折り返し入港しているのが見えました。帰りは定期便なので通常この航路に入っている「第五おりいぶ丸」です。「第三おりいぶ丸」とは船体後部のファンネルに四国フェリーのSFマークが入っているかどうかで見分けが付きます。

さすがに帰りはお客が多いです。なんとか席の確保に成功。

「第八おりいぶ丸」はこのあと14時25分発の臨時便に入る予定です。

出航後に430MHzでQRVしてみたかったのですが、この寒いのにデッキでじっと過ごす酔狂な御仁がいるのでやめておき横になって寝てました。目が覚めたら家島群島を抜けており430のチャンスと思ったのですが依然として酔狂な御仁は寒いデッキで過ごしているようで止めておきました。

14時55分に姫路港到着。神姫バスで姫路駅に戻りましょう。


本日は7MHzで56局、430MHzで12局の計68局でした。ありがとうございました。
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