琴電沿線の御朱印巡り、志度の続きから。
次の瓦町方面行きの電車まで時間がありますのでお昼ご飯にしましょう。

琴電の志度駅を通り越すとJRの志度駅があります。JR志度駅は特急停車駅なので特急を含めれば1時間に2本程度の列車があります。JRは栗林公園駅から高松の市街地のへりを西にぐるっと半周するため時間がかかり、かたや琴電は路面電車規格の線路ですから60km/hしか出せず、どちらも時間がかかるのが難点です。戦前に「讃岐の阪急」と呼ばれた琴平線はそれなりの規格の線路ですが、路面電車上がりなので急カーブが随所に残り、現在の琴平線の電車は志度線には入れないそうです。
駅のすぐ近くに牟礼製麺があります。その名の通り製麺所に併設されたうどん屋です。なのですが、なぜか名物は中華そば。私も中華そばとコロッケにしました。

香川独特のうどんのだしを使っているラーメンです。このうどんだしを利用したラーメンは古い食堂タイプのうどん店でよく見かけるのですが、あっさりしていて美味しいです。地元のお客さんは大抵中華そばを頼んでいることからも人気のほどがうかがえます。満足でした。ちなみに製麺所なので持ち帰りもやっており、こちらがうどん玉が人気でした。
では次に向かいましょう。

六万寺駅で下車します。付近は旧木田郡牟礼町で、現在は高松市の一部になっています。
駅名の通り六万寺というお寺が近くにあります。

六万寺は730年に聖武天皇の命で創建されたお寺で、現在は真言宗善通寺派に属しています。当初は「国豊寺」という名前でしたが、疫病の流行を鎮めるため六万戸の領民に銅の仏像を奉納させたことから「六万寺」と呼ばれるようになりました。
一時は琴電の八栗駅から大町駅あたりまでの広大な伽藍を誇り、源平合戦の際は安徳天皇の仮行在所ともなりました。しかしながら1583年の火災で焼失、1679年に本堂が再建されたものの小さなお寺になりました。

本堂には十一面観音が安置されています。

御朱印は本堂まえの箱に書き置きがあります。賽銭箱に御朱印料を入れるようになっているのですが、賽銭箱が盗難に遭い、今はこの紙箱に入れるようにありました。不届き者がいることは悲しいですね。

六万寺の御朱印です。
六万寺からは歩いて八栗寺に向かう八栗ケーブルの乗り場を目指します。徒歩20分少々、少しアップダウンがあるのでなかなかにきついです。

ようやくケーブル乗り場に到着です。15分毎に運転されていますから乗る前にちょっと寄り道。

現在でもケーブルに乗らず表参道を歩けば八栗寺に着きますが、その表参道によもぎ餅屋さん「樫原福善商店」があります。おばあちゃんが一人でやっています。

注文を受けてから餡を入れてきなこを掛けてくれます。5個700円でした。このよもぎ餅もまた巡礼の楽しみの一つです。
よもぎ餅を持ってケーブルカーに乗りましょう。八栗ケーブルは1931年に開業、1944年に戦時下の不要不急線として一旦廃止されます。しかしながら1964年に復活、その当時の車両が今も活躍しています。間もなく60年になりますが、ケーブルカーは山上から引っ張られ自走しないので電車より長持ちするようです。

「ブタ」と通称される愛嬌のある車両で、かつては六甲ケーブルにも同型が在籍していましたが今残るのは八栗ケーブルだけのようです。

青ブタに乗って山上駅に到着。歩いて5分で八栗寺です。

八栗寺は四国霊場85番札所で、829年に空海が開いたとされる真言宗大覚寺派のお寺で。戦国時代に兵火に巻き込まれ焼失しますが再建、1677年に木食上人が東福門院から賜った弘法大師作「歓喜天」を安置しています。さらに高松藩の祈願所となり再興されます。

五剣山の中腹にあります。五剣山はその名の通り5つの角のような峰が並ぶ山です。右端の5つめの峰は江戸の宝永地震で崩壊し、なだらかになっています。お大師さんが存命の頃は5つの峰がはっきり見えたのでしょうね。

本堂は宝永地震のあと1709年に建てられたものです。本尊の聖観音像が安置されています。

八栗寺の御朱印です。88ヵ所霊場の本尊の御朱印に加え歓喜天の御朱印も頂けます。

八栗寺の御影です。
さっきのよもぎ餅を頂きながら一休憩です。美味しいです。
さらに続きます。
次の瓦町方面行きの電車まで時間がありますのでお昼ご飯にしましょう。

琴電の志度駅を通り越すとJRの志度駅があります。JR志度駅は特急停車駅なので特急を含めれば1時間に2本程度の列車があります。JRは栗林公園駅から高松の市街地のへりを西にぐるっと半周するため時間がかかり、かたや琴電は路面電車規格の線路ですから60km/hしか出せず、どちらも時間がかかるのが難点です。戦前に「讃岐の阪急」と呼ばれた琴平線はそれなりの規格の線路ですが、路面電車上がりなので急カーブが随所に残り、現在の琴平線の電車は志度線には入れないそうです。
駅のすぐ近くに牟礼製麺があります。その名の通り製麺所に併設されたうどん屋です。なのですが、なぜか名物は中華そば。私も中華そばとコロッケにしました。

香川独特のうどんのだしを使っているラーメンです。このうどんだしを利用したラーメンは古い食堂タイプのうどん店でよく見かけるのですが、あっさりしていて美味しいです。地元のお客さんは大抵中華そばを頼んでいることからも人気のほどがうかがえます。満足でした。ちなみに製麺所なので持ち帰りもやっており、こちらがうどん玉が人気でした。
では次に向かいましょう。

六万寺駅で下車します。付近は旧木田郡牟礼町で、現在は高松市の一部になっています。
駅名の通り六万寺というお寺が近くにあります。

六万寺は730年に聖武天皇の命で創建されたお寺で、現在は真言宗善通寺派に属しています。当初は「国豊寺」という名前でしたが、疫病の流行を鎮めるため六万戸の領民に銅の仏像を奉納させたことから「六万寺」と呼ばれるようになりました。
一時は琴電の八栗駅から大町駅あたりまでの広大な伽藍を誇り、源平合戦の際は安徳天皇の仮行在所ともなりました。しかしながら1583年の火災で焼失、1679年に本堂が再建されたものの小さなお寺になりました。

本堂には十一面観音が安置されています。

御朱印は本堂まえの箱に書き置きがあります。賽銭箱に御朱印料を入れるようになっているのですが、賽銭箱が盗難に遭い、今はこの紙箱に入れるようにありました。不届き者がいることは悲しいですね。

六万寺の御朱印です。
六万寺からは歩いて八栗寺に向かう八栗ケーブルの乗り場を目指します。徒歩20分少々、少しアップダウンがあるのでなかなかにきついです。

ようやくケーブル乗り場に到着です。15分毎に運転されていますから乗る前にちょっと寄り道。

現在でもケーブルに乗らず表参道を歩けば八栗寺に着きますが、その表参道によもぎ餅屋さん「樫原福善商店」があります。おばあちゃんが一人でやっています。

注文を受けてから餡を入れてきなこを掛けてくれます。5個700円でした。このよもぎ餅もまた巡礼の楽しみの一つです。
よもぎ餅を持ってケーブルカーに乗りましょう。八栗ケーブルは1931年に開業、1944年に戦時下の不要不急線として一旦廃止されます。しかしながら1964年に復活、その当時の車両が今も活躍しています。間もなく60年になりますが、ケーブルカーは山上から引っ張られ自走しないので電車より長持ちするようです。

「ブタ」と通称される愛嬌のある車両で、かつては六甲ケーブルにも同型が在籍していましたが今残るのは八栗ケーブルだけのようです。

青ブタに乗って山上駅に到着。歩いて5分で八栗寺です。

八栗寺は四国霊場85番札所で、829年に空海が開いたとされる真言宗大覚寺派のお寺で。戦国時代に兵火に巻き込まれ焼失しますが再建、1677年に木食上人が東福門院から賜った弘法大師作「歓喜天」を安置しています。さらに高松藩の祈願所となり再興されます。

五剣山の中腹にあります。五剣山はその名の通り5つの角のような峰が並ぶ山です。右端の5つめの峰は江戸の宝永地震で崩壊し、なだらかになっています。お大師さんが存命の頃は5つの峰がはっきり見えたのでしょうね。

本堂は宝永地震のあと1709年に建てられたものです。本尊の聖観音像が安置されています。

八栗寺の御朱印です。88ヵ所霊場の本尊の御朱印に加え歓喜天の御朱印も頂けます。

八栗寺の御影です。
さっきのよもぎ餅を頂きながら一休憩です。美味しいです。
さらに続きます。