JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

香川県高松市(JCC 3601)移動運用報告

2023-05-05 | 移動運用結果報告
4/30(日)高松→女木島→高松→神戸
今日はオールJAの2日目です。天気が持てば女木島、ダメなら屋島です。朝起きてまずは天気を確認します。雨は5時頃に上がり、今後も持つみたいなので女木島から50MHzに出てみます。


朝一番の船は高松港8時発です。宿で朝食を食べて向かいましょう。風が強いです。

高松駅に荷物を預け雌雄島海運の事務所で乗船券を買います。GWは事務所の前に机を出して乗船券を売っているようです。

同時出航となる土庄行きの「しょうどしま丸」が速力を上げてゆきます。ご覧の通り鯉のぼりが風に流されています。船の右奥にあるのが女木島の鷲が峰です。この山上からQRVする予定です。


8時20分に女木港到着。現在鬼の洞窟行きのバスは鬼ヶ島観光自動車のみに戻りました。マルイ観光バスは撤退したようで、「おにの館」にあった乗車券の販売機は撤去され、鬼ヶ島観光自動車のおじさんが手売りで乗車券を売る形に戻っています。

現在はこの小型のバスになっています。乗客10人ほどで出発です。

洞窟前に到着。

展望台に上がりアンテナを設営です。風が強いので背中を風下に向けています。8時55分にスタート、まずは50.350から聞こえる局を片っ端から呼んでゆきます。

まだ東方向は雨が上がっていないためか局が少ないです。それでもGWは伸びており、2エリアの移動局は確実にQSOできています。早いタイミングで東海3県を取れています。一方で3エリアは少ないです。移動局も少ないし、固定局もあまり聞こえません。

一方で気になるのが一部のOP。コールサインを一発で取れないのです。他局の呼び待ちでワッチしていたらコールサインを一発で取れずに聞き返す局の多いこと。59で聞こえている局に対して聞き返しをやっているからQSOに手間取り、コンテストなのに1局2分とかあり得ないことになっています。

中には一発で取れるケースが3割とかの局までいる始末です。そういう局に限ってダラダラとCQを出し、呼ばれても一発で取れないという良くない状態です。コンテストでいつも上位に食い込む常連局ですと90%くらいは取れますので大差が付いてしまうんですよね。

せめて7~8割を一発で取れるようにならないとペースが上がりません。ダラダラCQを出すだけではなく、呼び回りに重点を置いて一発でコピーできる力を自己研鑽する時間を作った方がいいのではないかと思います。


11時を回るとGWはさっぱり伸びず、3エリアも聞こえづらくなります。Esが出る気配はなく打開策はなさそうです。たまに聞こえてくる新しい局を拾うくらいです。

帰りのバスは12時40分発に繰り上がっており、12時10分で終了としました。片付けてバス停に戻りましょう。


帰りもしましまめおんです。13時40分に高松港到着。高速バスの発車は14時15分です。締めのうどんを食べましょう。駅前の「めりけんや」で。

風で寒かったのでかけ(小)とちくわ天&たけのこ天です。やっぱ美味しいです。おやつと酒を買って帰りのバスに乗りましょう。


帰りのバスでは松田聖子さんの1984年3月のアルバム「Touch Me,Seiko」を聴いてみます。

聖子さんはこの当時年2枚のオリジナルアルバムに加え、年1~2枚のベストアルバムや企画アルバム(クリスマスアルバム)などをリリースしていました。ベストはライトファン向け、企画アルバムはヘビーファン向けで、どちらもオリジナルアルバムほどは売れなかったものの、それでも30~40万枚のセールスがありました。

ちなみに同期の河合奈保子さんですと同じ時期のオリジナルアルバムは9万枚前後(生涯最高は16万枚)でした。50万枚前後の聖子さんから比べると明らかに少ないのですが、山口百恵さんとほぼ同じくらいのセールスでした。

「Touch Me,Seiko」は世にも珍しいB面だけを集めたベストアルバムです。「SWEET MEMORIES」など両A面となった3曲を含む12曲が収録されています。このようなアルバムが成り立ったのはプロデューサーの若松宗雄さんが「新曲を待つファンのため」としてシングルのB面をオリジナルアルバムに収録しなかったためで(「レモネードの夏」などの例外はありますが)、しかも12曲中5曲がユーミンの楽曲であることからも分かる通り、B面でも手抜き一切なしのクオリティの高さがあったからです。

A面では2曲目の「TRUE LOVE ~そっとくちづけて(A面は青い珊瑚礁)」から「Romance(風立ちぬ)」のリレーが素晴らしいです。「Romance」はのちに名曲「瑠璃色の地球」を提供する平井夏美(=川原伸司)さんの作曲です。当時ビクターのディレクターであった川原さんが大瀧さんに誘われて作った曲で、CBSソニー所属の聖子さんに曲を提供するにあたり平井夏美の変名を使用しています。続く「蒼いフォトグラフ(瞳はダイアモンドと両A面)」はユーミンの提供でドラマの主題歌に起用されるなどA面であってもおかしくない曲が並びます。

B面も「ボン・ボヤージュ(Rock'n Rouge)」「マドラス・チェックの恋人(小麦色のマーメイド)」などユーミン提供曲が収録されていますが、やはり「制服(赤いスイートピー)」が秀逸です。元々両A面またはAB入れ替えにする計画があったとされますが、「赤いスイートピー」があまりにも売れたため計画流れになった不運な曲です。とはいえファンの人気がとりわけ高いことからも分かる通りA面でも全然おかしくないどころか、他のアイドルでは勝負をかけるような曲のはずです。

B面だけでここまで成り立つすごさに圧倒される中で財津さんの「愛されたいの(野ばらのエチュード)」で締めています。


「Touch Me,Seiko」はB面のベストアルバムでは史上初のオリコン1位、34万枚を売り上げるという快挙を達成した1枚です。A面で出しても十分売れる曲が少なくなく、「アイドルのB面は捨て曲」というイメージでは語れないすごさを持っています。

今で言えばB面はカップリング曲ですが、aiko姉さんにカップリング曲を集めたベストアルバムを出して欲しいなぁと思っています。aiko姉さんもカップリング曲は基本的にオリジナルアルバムに収録しないためデビュー25周年の今年あたりに作ってもらえれば嬉しいですね。


定刻の17時5分に三宮到着。JRで帰宅しましょう。

今回は43局でした。ありがとうございました。次回高松は6Dで予定しています。
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