今年開放された135kHz帯ですが、現状どうなんだろうということで調べてみました。JH1GVY局のホームページに免許局の最新リストがありました。詳細はこちら。全国で50局を突破しているようです。
7月頃には1局も免許されていなかった4エリアと9エリアにも免許された局が現れており、全エリアで免許されたことから、AJDも達成可能になっています。どの局がAJD第1号の栄誉を手にするのか興味深いところですね。
メーカーの製品も出始めるなど当初と比べて環境は改善されつつありますが、アンテナに苦労するバンドですのでおいそれとはQRVできないのが現状だと思います。私も今のところ予定がありません。というか7MHzでひーこら、3.5MHzに至ってはアンテナが張れないのでどうしようもないのでは遠い話ですよねHi
さて、JARLのHPに「135kHz帯の免許・運用に関する総務省からのお知らせ」という気になる記事があります。詳細はこちら。
鉄道線路の付近でこの周波数帯を使用した場合、高周波利用設備を使用する列車の管理システム等に障害を与える可能性もあります。特に半径100m以内に鉄道線路が敷設されている場合については、鉄道の安全な運行のため十分に注意して運用する必要があります。
また総務省では今後、アマチュア局への135kHz帯の免許の際には、「この周波数の使用は、等価等方輻射電力が1W以下に限る。」というこれまでの附款に加えて「ただし、鉄道線路から100m以内で運用する場合においては、等価等方輻射電力が、100mを1として鉄道線路からの距離を表した値を二乗した値に1Wを乗じた値以下の場合に限る。」という附款を付すこととしています。
とあります。従って今後は鉄道の線路から100m未満の局は等価等方輻射電力が1W未満に制限されることになるようです。
調べてみたところ、鉄道のATS(自動列車停止装置)と呼ばれる保安装置が車両と地上とのやりとりで100~130kHzを使用しているようで(周波数はATSの種類により違う模様)、これに障害が出る可能性がある模様です。JRや阪急などの大手私鉄はATSを使っているようですね。
ただ、同じ鉄道でも路面電車や零細な私鉄、産業用鉄道などではATSを使っていない場合があるとのことで、これらの線路の近くにお住まいの方の場合はどうなるのか不明です。たとえば鉄道会社から「ATSを使っていない」との文書を出してもらえば1Wを認めてもらえるのか?とか扱いの判断が分かれそうな感じもします。
みなさんもひとまずご自宅が線路から100m以内かどうか、一度調べてみてはどうでしょうか?
ATSにも種類が色々有りまして、その方式・会社によって使用している周波数は様々です。
ちなみに私の勤務する会社のATSは、搬送波が数KHzのものと数10KHzの2種類の設備を併用しています。
またATS以外にも当該周波数粋を使用している設備があります。
ATS以外にも135kHz付近を使っているんですね。参考になりました。
長波帯ってのは今までアマチュアには縁がなかったので「こんな使われ方をしているのか」と驚きです。
今回の規制は線路から50mなら0.25W以下になりますのでなかなか厳しい感じですね。
○車のそばで135kHz
失礼しました
今までこのバンドで移動運用があったのか分かりませんが、今後問題になるかも知れませんね。